【大人のインテリア選び】Echapper（エシャペ）が神戸ポップアップで新作お披露目。職人技が光る座布団×檜オットマン

ホリデーシーズンのくつろぎ時間をより上質なものに──。日常から心身を解放し、自宅に別世界を作り出すというコンセプトを掲げるEchapper（エシャペ）が、12月12日（金）から14日（日）の期間、神戸のVAGUE Archivesにてポップアップイベントを開催する。5周年を迎えるエシャペにとって、ディレクター久﨑氏の出身地である神戸で開催する今回のイベントは特別な意味を持つ。

会場となるのは、プロダクトデザイナー柳原照弘氏が主宰する「VAGUE KOBE」内のギャラリースペース「VAGUE Archives」。ジェイ・ヒル・モーガン氏設計の「チャータードビル」に位置し、国際色豊かな神戸の旧外国人居留地を代表する近代建築だ。衣食住への豊かなアプローチがエシャペの世界観と重なり、この空間でのポップアップ開催が実現した。

【新作】クッションシリーズ

今回登場する新作のクッションシリーズは、愛知県の寝具製作技能士一級で今年黄綬褒章を授章された丹羽ふとん店5代目、丹羽拓也氏との協業によるもの。3種類の綿(デシ綿、アッサム綿、メキシコ綿)を特別な配合でブレンドし、綿の配合から梳綿、詰めの作業、仕上げまですべて丹羽氏が1人で手がける。

外側は亜麻と綿のノンブリーチノンダイ、亜麻100%の栗染めの2色を展開。何層にも重ねられたコットンは使い続けても中綿がずれず、瓦屋根のように凛とした四隅の反りが空間に心地よい緊張感を生み出す。

クッションは、バーントホワイトが38,500円から、栗染めが44,000円から。

丹羽拓也氏による座布団製作実演

またポップアップ開催前半の12月6日には、丹羽拓也氏による座布団製作実演（綿から座布団ができるまで）のデモンストレーションも行われた。

オットマンシリーズ

オットマンシリーズは、外側がヘンプ100%の帆布で中に岐阜県産の檜チップを詰めた構造。高さの異なる2サイズは円周が同じため、組み合わせて使用できる。大きいサイズを2個重ねるとスツールの高さに、大小重ねるとローテーブルにちょうどいい高さになる設計だ。座った時に檜チップが優しく体重を受け止め、森林浴をしているかのような檜の香りが気分を落ち着けてくれる。抗菌・防虫・消臭などの働きも備える。価格は52,800円から94,600円。

リネンラグ

リネンラグは、エシャペの製品制作時に発生するフレンチリネンの耳の部分をアップサイクルしたもの。亜麻のノンブリーチノンダイと、奈良墨を京都の染工所で染め上げた2色展開だ。SサイズとMサイズは大島紬(染色部門)伝統工芸士の元利光氏による手織り、Lサイズは世界三大毛織物産地のひとつである尾州で活躍するテキスタイルデザイナー足立聖氏が特注の機械でたっぷりと織り上げた。素足に心地よい素材感が、部屋で過ごす時間をよりリラックスできる空間にしてくれる。