英国の名作「MONTY」がRHC別注で進化した
1950年代、軍用のダッフルコートを民間に広めたことで知られる英国ブランド「Gloverall(グローバーオール)」。手袋工場をルーツに持つ同ブランドは、高品質なアウターづくりによって世界的な名声を築いてきた。
今回、そのグローバーオールとRHC ロンハーマンが初めてタッグを組み、定番モデル「MONTY(モンティ)」をベースにした別注ダッフルコートを発売。2025年12月5日(金)より販売をスタートする。
今作の大きな特徴は、ダッフル生地をカシミヤ混ウールへ置き換えたことだ。軽さ、やわらかさ、滑らかさが加わり、冬の日常で着た瞬間に違いがわかる仕上がりへと変貌した。素材を刷新しながらも、ダッフルコートらしい端正なシルエットやフードの立ち上がりは丁寧にキープされている。
余計なものを削ぎ落としたディテールワーク
RHCらしいミニマルな発想が随所に反映されている点も見逃せない。フードのメタルボタンや内側の胸ボタンをなくし、インナーのロゴプリントも排除。装飾を削ぎ落としたことで、よりソリッドで研ぎ澄まされた佇まいが生まれた。
一方、裾の開きを抑える内側の紐はあえて残し、伝統的なディテールと現代的なミニマルが共存する仕立てに整えられている。
カラーはブラックとグレーの2色を用意。いずれもRHCの感性が自然に落とし込まれ、オンでもオフでも着やすい表情に。襟裏には特別なダブルネームが配され、別注作であることを静かに物語る。
クラシックなMONTYを、RHCが現代のワードローブへと結び直した一着。冬のスタイルに確かな品を加える、大人に相応しいダッフルコートに仕上がった。
モンティ ダッフルコート
¥121,000
カラー:グレー、ブラック
サイズ:S/M/L