1818年の創業以来、200年以上にわたってアメリカントラディショナルの真髄を守り続けてきたブルックス ブラザーズ。今季、その原点である"アメリカ製"にこだわったカプセルコレクション「Made in USA Collection」の第2弾が、全国のブルックス ブラザーズ店舗(アウトレット店除く)とオフィシャルオンラインストアにて順次発売中だ。
今回のラインナップは、ドレスジャケット2型、カジュアルアウター2型、トラウザーズ1型(全3色)、キャップ(全5色)という充実の展開。どれもアメリカの信念ある作り手たちとタッグを組んだ、真の"メイド イン USA"アイテムばかりだ。
文豪ヘミングウェイが愛したブッシュジャケット
1902年創業のアウトドアブランド「ウィリス アンド ガイガー」とのダブルネームで製作したヘミングウェイ ブッシュジャケットは、文豪アーネスト・ヘミングウェイが同社に依頼したハンティングウェアがルーツ。狩猟と探検を愛した彼の要望により、ウエストにはゴムシャーリングを、左袖にはメガネ用ポケットを、左胸には猟銃の薬莢サイズに合わせたマガジンポケットを配置している。
素材は高密度に織られた"ブッシュポプリン"。生い茂る草木やマラリア蚊からも身を守る、冒険家にとっての鎧として信頼されてきた生地だ。ブルックス ブラザーズのキーカラーであるネイビーを採用しているのもポイント。ブレザー感覚でグレーウールパンツと合わせれば、アメリカントラディショナルの上品さも漂う大人のカジュアルスタイルが完成する。
生地から米国製にこだわったノーフォークジャケット
英国のハンティング&スポーツウェアとして生まれ、20世紀にアメリカへ渡って紳士のライフスタイルを彩ったノーフォークジャケット。アメリカントラディショナルにおけるアイコンとして、ファッション史でも重要視されてきたアイテムだ。
今季のモデルは生地からメイド イン USAにこだわった一着。コネチカット州にある米国で現存する唯一の梳毛メーカー「アメリカン ウーレン カンパニー」が織り上げたシェットランドウールツイード生地を使用し、ニューヨーク市郊外のテーラードファクトリーで縫製。雄大な自然の風景を映す味わい深い色合いと、着込むほど体になじむアメリカンツイードの温もりが魅力だ。
チルデンセーターにグレースラックスを合わせた王道トラッドスタイルも、インナーをTシャツに変えるだけで今どきなムードに。
名門「コックピット USA」とコラボしたフライトジャケット
1930年代前半にアメリカ陸軍航空隊が採用したA-2ジャケットを、米国空軍の公式サプライヤーに認定され映画『TOP GUN』にも衣装を提供してきた名門「コックピット USA」とコラボレーションして製作。往時のスペックを忠実に再現した本格派だ。
素材は厳選されたホースレザー。牛革とはひと味違う光沢と、経年変化によって深まる味わいが魅力となっている。台襟とスナップボタンがついた襟元の立体美、脇下のベンチレーション、カーブをつけたフラップポケットなど、オリジナルそのままの仕様を採用。裏地にはブルックス ブラザーズの象徴である「ゴールデン フリース」柄をあしらった。
タフなフライトジャケットを上品に着こなすなら、ブラウン系のアーガイルニットを合わせてトーン・オン・トーンでまとめるのが正解。
ベイカーパンツの名でも知られるファティーグパンツ
1950年代、アメリカ軍の作業服に選ばれたファティーグパンツ。その丈夫な生地と縫製、大きなポケットの便利さが民間にも受け入れられ、特にパン屋で働く人々が愛用したことから"ベイカーパンツ"という別名も定着した。
テキサス州を拠点とする「ガンホー」は、Made in USAのファティーグパンツを今もつくり続ける希少な存在。今回のダブルネームではデッドストックのコットンバックサテン生地を用い、特別なクオリティを実現。シルエットは現代的にモディファイし、腰周りに程よいゆとりを表現している。レングスも日本人に合わせて調整済みだ。
ネイビーブレザーにポロカラーシャツ、タータンチェック柄のネクタイとアイコニックなアイテムを多用したプレッピースタイルに、ファティーグパンツのカジュアル感が新鮮なツイストを加える。
ものの本質的価値が改めて問われる今、信念ある作り手たちと共に提案する「Made in USA Collection」。アメリカ製という誇りと、200年以上受け継がれてきたクラフツマンシップが宿る逸品たちは、長く愛用できるワードローブの核となるはずだ。オフィシャルオンラインストアの特設ページで詳細をチェックして、自分のスタイルに合う一着を見つけてほしい。
ブルックス ブラザーズ ジャパン
TEL: 0120-02-1818
