2025.12.10
最終更新日:2025.12.10

【差がつく大人ダウンの正解は「黒じゃないほう」】ザ・ノース・フェイス、ナンガ... 2025年冬に買うべき「カラーダウン」8選

大人の着こなしに似合う黒ダウンだが、定番ゆえに周りと差別化しづらいのも事実。そこでおすすめしたいのが、カラーダウンだ。人目を惹きつける鮮やかな色味で、印象的なコーディネートを実現できる。

01:Goldwin|1000FP Sputtering Hooded Down Jacket

Goldwin|1000FP Sputtering Hooded Down Jacket
ジャケット¥71,500/ゴールドウイン(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)

ダウンの品質を示すフィルパワーは最高値の1000。つまり、最小限の量で最大限の暖かさを生む究極のダウンということ。ダウンパックを使わない柔らかな仕上がりは、体の動きに寄り添ってくれる頼もしさがある。さらに巧みなのは背面の設計。バッフルを広くとることで、ダウンが体幹部分に集まり、効率的に体を温める。

裏地に施されたチタンスパッタリング加工も、薄さと暖かさの両立に一役買っている。チタンの微粒子を蒸着させたこの特殊な加工は、体から発する熱を効率的に反射し、薄い生地でも驚くほどの保温力を発揮する。コートの下に着ても着膨れせず、それでいて単体でも暖かい。これぞまさに、都市生活者が求める理想形だ。

02:Marmot × City Ambient Products|750FP PRIME DOWN JACKET

Marmot × City Ambient Products|750FP PRIME DOWN JACKET
ジャケット¥24,200/マーモット×シティ アンビエント プロダクツ(シップス インフォメーションセンター)

アウトドアブランドの武骨さを、都会的なムードで包み込んだシティ アンビエント プロダクツ別注モデル。微光沢のマイクロリップストップ生地が醸し出す上品な佇まいは、休日のカフェでも浮かない絶妙な塩梅だ。身幅広め・着丈短めの都会的なバランスで、750フィルパワーのダウンが確かな暖かさも約束してくれる。

2層仕様のダイヤキルトのステッチが作る陰影も、さりげないアクセントに。ユニセックスで着られる絶妙なサイジングだから、パートナーと「今日はどっちが着る?」なんて会話も生まれそう。両裾のドローコードでシルエット調整も自在。手洗い可能なため、週末のヘビロテにも気兼ねなく対応してくれる頼もしさがいい。

03: NANGA|ULTILIGHT DOWN PARKA PACKABLE

 NANGA|ULTILIGHT DOWN PARKA PACKABLE
ジャケット¥45,100/ナンガ

国産シュラフブランドが本気で作った、街でも山でも頼れる相棒。10デニールの極薄ナイロンなのに、着ると意外なほどタフで、ガシガシ使えるのが気持ちいい。撥水加工も施されているから、多少の雨なら気にせず行動できる。フードと袖口のシャーリングゴム、絶妙なフィット感は、自転車通勤の強い味方になってくれるはず。

右腰のダブルポケットは着用時はジップポケット、収納時はスタッフサックに変身する巧妙な設計。本体を丸め込めばカバンの隅にポンと放り込める手軽さも魅力的だ。朝晩の寒暖差が激しい季節には、「持っててよかった」と思える瞬間が必ず訪れる。厳冬期にはミドルレイヤーとしても活躍する、シーズンレスな実力派だ。

04:THE NORTH FACE|ZIZ Aconcagua Jacket

THE NORTH FACE|ZIZ Aconcagua Jacket
ジャケット¥37,400/ザ・ノース・フェイス(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)

2002年のディテールを蘇らせた、ザ・ノース・フェイスの定番中の定番。光電子ダウンという近未来的な素材が、じんわりと体を温め続けてくれる不思議な心地よさは、一度味わうとクセになる。20デニールナイロンの上品な光沢は、アウトドアブランドらしからぬ都会的な表情を演出している。

ゆったりシルエットだから、お気に入りのパーカを中に着ても窮屈さを感じない。ジップインジップ対応で拡張性もあるため、「今日は寒いな」と思ったら別売りのシェルと合体させればOK。擦れやすい袖口と裾はタフタ生地で補強されているのも心強い。付属のスタッフサックも、旅の良き相棒になってくれるはずだ。

05:White Mountaineering×TAION|Ripstop Down Jacket

White Mountaineering×TAION|Ripstop Down Jacket
ジャケット¥90,200/ホワイトマウンテニアリング×タイオン(ホワイトマウンテニアリング)

40デニール、800フィルパワー、3色展開——スペックだけ見れば普通のダウンかもしれない。しかしホワイトマウンテニアリングが手掛けると、リップストップにナチュラルなシワ感を残し、撥水加工を施してもなお有機的な表情を失わない。この緻密な素材設計こそが、ブランドの真骨頂だ。

着脱式フードとポケットをアクセントにしたオーバーサイズは、今の気分にぴったり。3色展開する中で、写真のレッドを選べば冬の街に映える主役級、ブラックやブラウンなら大人の品格を演出。タイオンの確かな技術がベースにあるからこそ、デザイナーズブランドの感性が存分に活きる。

06:EVCON×TAION|TAION HOODED BLOUSON

EVCON×TAION|TAION HOODED BLOUSON
ジャケット¥55,000/エビコン×タイオン(ワンエルディーケー アパートメンツ)

発色の良いサックスブルーが目を引く、フーデッドタイプのダウンジャケット。マットなマイクロリップストップが「アウトドア過ぎない」絶妙なバランスを生み、街の空気に馴染む。800フィルパワーを横キルトで仕上げた王道構成ながら、カラーリングで差をつける戦略が心憎い。

大人男子にとってカラーダウンは意外とハードルが高いもの。でもこのニュートラルな佇まいなら、デニムにもスラックスにも自然に馴染む。ベーシックなデザインにアウトドアディテールを効かせた塩梅も絶妙で、街着として違和感なく着こなせる。冬のワードローブに彩りを加える第一歩として最適な選択だ。

07:Mountain Research by A.M.×TAION|Puff JKT

Mountain Research by A.M.×TAION|Puff JKT
ジャケット¥79,200/マウンテン リサーチ バイ エーエム( …….リサーチ ジェネラルストア)

「人工素材と剥き出しの天然素材が混ざり合う美しさ」——森林限界の向こう側でマウンテン リサーチが見た風景は、鮮烈な黄色のダウンとなって都市に降り立った。リサイクルナイロンの柔らかさ、800フィルパワーのボックスキルト、そしてANARCHO MOUNTAINEERSの刺繍が冒険心を刺激する。

風を防ぐ高めのフードネック、ダウンがぎっしり詰まったハンドポケット、サングラス収納に便利な内ポケット。左胸内側にはエアポッズなどのガジェット収納にも対応する工夫が光る。機能を積み上げた先に現れたのは、山と街の境界を軽やかに越える哲学的アウター。スタッフサック付きで、次の冒険への準備も万全だ。

08:MAMMUT×Nigel Cabourn|Direttissima IN Jacket

MAMMUT×Nigel Cabourn|Direttissima IN Jacket
ジャケット¥148,500/マムート×ナイジェル・ケーボン(マムート スポーツ グループ ジャパン)

1960年代、スイス・アイガー北壁の日本隊による初登頂。その伝説的ルートへの敬意を込めて、ナイジェル・ケーボンがマムートと共作したヴィンテージジャケット。堅牢なナイロンを使い、極寒地仕様を現代的に再構築。アシンメトリーなスナップボタンや大ぶりのポケットなど、当時の登山服の意匠を忠実に受け継いでいる。

Cobraxスナップボタン、伸縮性のあるリブ袖、そして左腕に施された“Mammut Garantie”ロゴ刺繍。すべてのディテールがアルピニズムの歴史を語り、機能と美学が共存する。単なる復刻に留まらず、現代の街にも自然に寄り添う完成度を備えた「生きた」アーカイブピース。山を愛する大人のロマンを象徴する存在だ。

ゴールドウイン カスタマーサービスセンター TEL:0120-307-560
シップス インフォメーションセンター TEL:0120-444-099
ナンガ TEL:0749-55-1016
ホワイトマウンテニアリング TEL:03-6416-5381
ワンエルディーケー アパートメンツ TEL:03-5728-7140
…….リサーチ ジェネラルストア TEL:03-3463-6376
マムート スポーツ グループ ジャパン TEL:03-5413-8597

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