01:THE NORTH FACE


商売道具と願かけアイテムを詰め込んで、お笑いに没頭!
「24時間365日、頭の中はお笑いのことばかり。バッグの中身もすべてお笑いにまつわるアレコレです。まずは必需品の喉ケアグッズ。舞台上で常に声を張っているので龍角散や漢方薬で喉を潤すのが日課。ネタ帳は昔からスケッチブックを使用。高いノートを買えばいいネタができるのでは…?と浮気したこともありましたが、特に効果はありませんでした(笑)。今年でM-1ラストイヤーということもあり、昨年のエントリーシールを筆箱に貼って気を引き締めながら、秩父の寳登山(ほどさん)神社でもらったミニ打ち出の小槌で願かけ。宮川大助・花子師匠からいただいた、小さな手編みの手袋もお守りです。ほかにも、先輩にもらった財布を持ち歩くと売れる、という芸人間のジンクスがあって、とろサーモンの久保田さんからいただいたバレンシアガとMCMの財布を9年間愛用中。とにかくお笑いの神様にすがりつきたい(笑)。ちなみにポーチとミニバッグはテレビ番組「ラヴィット!」のもの。これらと衣装のスーツをザ・ノース・フェイスの大きなトートバッグに詰め込んで…今日もステージに挑みます!」
Total:3740g

お笑いコンビ「インディアンス」のツッコミ担当。2019年から3年連続でM-1の決勝に進出。結成時から衣装はスーツと決めているが、私生活では大のアメカジ好き。
02:COTSWOLD AQUARIUS


仕事で冒険をするために、持ち物は手堅いセレクトです
「地方から海外まで、撮影の仕事でほとんど毎日が移動生活。冒険のある働き方が好きなぶん、身の回りのものは固定して安心したい。例えば、コッツウォルドアクエリアスのトートバッグは3代目でトータル8年間愛用。サングラスはレイバンなら海外でもすぐに買い足せる。ステッドラーのペンケースはこの仕事を始めた頃から使っています。20年前に買ったコンタックス T3はフィルム交換でシャッターチャンスを逃さないよう2台持ち。新定番は海外で見つけることが多く、財布はジョンロブで一つの正解に辿り着けました。最高級の革と縫製なのに、ロゴなしでステッチも目立たない匿名性が素晴らしい。パフューマーHのフレグランスは数年前にロンドンで店構えから惚れ込み、香りも好み。リップやハンドクリームの消耗品はご当地ものを調達。旅の必需品であるライトシェルとハット、企業姿勢に共感しているパタゴニアのタンブラー、荷物が増えたときのトートバッグ…など日頃からすべてをバッグに詰め込んでおくのも安心のコツ。あとは眠気覚ましのグミとラムネが必携です」
Total:4940g

ファッションからスポーツまで幅広くビジュアル制作を手がけ、欧州でのサッカー旅をまとめた『The Other Side』も発売。バッグの中身に海外出張の多さがうかがえる。
03:AETA


本もゲームも文房具も、すべて好きが詰まっています
「収納力抜群なアエタのレザートートを5年ほど愛用中。見た目はミニマルですが、中身はユニークな仕事道具からレトロゲームまでクセありアイテムが混交しています。昔からデジタルデバイスはあまり持ち歩かず、鉛筆や筆ペンで手描きしたイラストを仕事場のPCに取り込んで仕上げることが多いんです。仕事用の文房具はあらゆるメーカーのモノを網羅していて、よく登場するのはステッドラー。イラストを描くのに必須なコンパスと雲形の定規に、人型スケールはリアルな造形とカクカクした動きが愛らしくて見るたびにクスッとさせてくれる。制作のインスピレーションを得るためにアートブックを気分で入れ替えることも。人に会うときは“身だしなみポーチ”の出番。ワイルドな香りでキレッキレになれるマグニフの香水に、ミニ鏡とコームは前髪専用です(笑)。隙間時間にゲームボーイをプレイした後は、岡倉天心大先生の『茶の本』を読んで自分の原点へと立ち返る…それぞれのアイテムにちょっとしたストーリーが宿っている、オムニバスなバッグの中身だなあと思っています」
Total:3380g

デザイン事務所「collé inc.」の代表でグラフィックデザイナー。企業のブランディングやアートディレクションに携わる。最近ハマっているゲームは「高橋名人」。
04:TEKLA


とりあえずなんでも放り込める、頼れる相棒です
「基本めんどくさがりな性格だからか、気に入ったバッグを見つけるとそれだけを長く使い続けてしまいます。最近ずっと愛用しているのがテクラのビーチバッグです。手持ち、肩掛けの2WAYで使うことができ、どんなファッションにも馴染む汎用性と、がばっと開く大きなメインコンパートメントが魅力。最初は休日用に買ったのに、気がつけば打ち合わせも現場も毎日これ。中身は財布などの必需品のほかに、仕事の資料、メジャー、電動毛玉取り、プロップ用の本などなど。撮影現場で必要になりそうなものを、とりあえず放り込んでおく。かなり重たくなることもありますが、地厚なキャンバス生地だから余裕で耐えてくれます。それにペーパーレスの時代とはいえ、企画のラフコンテや資料は紙で見たい派なので、A4サイズがするっと入れられるのもポイント。帰宅後は玄関の椅子に置きっぱなしで、また翌朝そのまま持って出かける。そんなおおざっぱなところもある僕を受け入れてくれる懐の深さがうれしいですね。もうしばらくは、このバッグを愛用していく予感がしています」
Total:3480g

UOMOをはじめ、さまざまなファッション誌や広告、カタログで活躍する実力派スタイリスト。抜け感のあるモードなスタイリングを得意とする。
05:FREITAG × HENDER SCHEME


ポップな見た目で頑丈なバッグってなかなかない
「広告や展示などのクリエイティブディレクションをしています。バッグはわりと見た目重視で買うことが多く、実用性に欠けていたことや、すぐに壊れたことなど失敗も数知れず。ただ、フライターグ × エンダースキーマのトートはもう3年ほど愛用しています。絶妙な色味としっかりとした作り。こういうバッグは探してもなかなかありません。持ち手の革の経年変化も楽しめそうだなと。現在はリモートがメインですが、外に出るときは打ち合わせが多い。そこで初対面の人と会うときに赤いバッグを持っていたら、顔を覚えてもらいやすいかもしれないなと。バッグは服の色や季節で替えることもあって、夏はテンベアのメッシュトート(オレンジ)やナイスネスのトート(ブラウン)なども。色を差すのが好きなので、ミアーの黄色い水筒は元気をもらえるお気に入り。メジャーは設計図の寸法をイメージしやすくするため、色見本は空間づくりの際に什器や壁の色のバランスを見るためなど、自分が今どの企画に携わっているかによって、持ち物は少し変わってくるかもしれません」
Total:4870g

広告代理店に勤務。PCなどに貼っている“老”ステッカーは、日本科学未来館で企画した「老いパーク」のもの。老化の疑似体験を楽しく学べるとあって人気。
06:VISVIM


セットアップ×スニーカーに合う大人のトートバッグ
「14年間アナウンサーを務めたテレビ局を退職し、経営者になって2年以上がたちました。が、意外や仕事の持ち物は前とあまり変わらず。iPadも収納できる2ポケット仕様のブリーフィングのPCケースは10年以上愛用。モンブランのペンは、妻が付き合って間もない頃にプレゼントしてくれたもので、契約書の記入に重宝しています。クロムハーツのキーリングはもう20年選手かも…。生活スタイルは少し変わり、出社の8割はクルマ通勤。妻と家で食事をすることも多いので、大体遅くとも20時までには帰ります。会社は主にシューズを中心としたアウトドア製品の販売や卸。取り扱っているシューズを普段から履くようにしていて、服装はセットアップが多いです。バッグはレザートートを使用していましたが、靴との相性がよくないなと。昨年、これまた妻にプレゼントしてもらったビズビムのトートは、開口部にジッパーがつかないシンプルなタイプ。ブラウンの色味はカジュアルさを残しつつ、年相応の渋さも見せてくれる。スニーカーと服とのバランスも合わせてくれるんです」
Total:6020g

アウトドア用品の販売や卸業を行う日本用品の社長。アナウンサー時代にロケに訪れてからサウナにハマり、現在はジムとのセットが楽しみに。
07:左|GRENSTOCK 右|SEVEN BY SEVEN


仕事道具と愛犬用。平日はバッグを2個持ち
「毎日使うバッグは仕事用と犬用の二つ。仕事道具はセブン バイ セブンのトートバッグに。生花店たるものハサミとナイフは上等なものを使っているはず…と思われそうですが、買い替えやすさ重視で安価なものを市場で購入。ハサミ用のポーチとベルトが2色ずつ入っているのは、その日のスタイルと気分で好きなほうを選びたいから。現場へ行くときは腰まわりに必要なものをフル装備して出かけるので、バッグを持たないなんてこともありますね。そして犬用アイテムは友人であるグレンストックの職人にオーダーメイドをしたレザーのショルダーバッグに。相棒である2匹の犬も仕事場に必ず連れていくので、これらも実質仕事道具のようなもの(笑)。休憩時間にはおやつのジャーキーやうんち袋、ペットボトルシャワー、首輪を持って散歩に出かけるのが日課。革職人の友人にお願いして作ってもらったリードは1本で2匹つなげる仕様だから助かります。加えて仕事の合間を見つけては丁寧にブラッシングする犬中心の生活。気づけばバッグの中身の半分以上が犬用のアイテムです(笑)」
Total:3270g

ファッション関係者も足しげく通う中目黒の生花店「chibi.」のオーナー兼フローリスト。愛犬のテン(♂)とマル(♂)と、いつでもどこでも一緒に過ごしている。
08:THE ROW


バッグも持ち物もすべてブラック。パフォーマンスが上がるんです
「硬派な仕事ではあるものの、ファッションやアートを専業としているのでクライアントはクリエイティブ職の方ばかり。それに合わせてバッグも持ち物もシンプルとモードのあんばいを探り続けています。ザ・ロウのバッグはミニマルかつ上品なデザインが秀逸なうえに、しっかり容量もあるのでビジネスバッグとしても遜色ナシ。裁判所へも、このバッグを持って行くことが多いですね。そして中身もブラック一辺倒。名刺入れもザ・ロウで財布はジル サンダー。ハイエンドなブランドのもので気を引き締めつつ、スタイリッシュな見た目のPCとマウスでスマートに仕事がしたい。モバイルバッテリーも薄くて軽いので、持ち歩くのもストレスフリーなんです。ほかにも契約書にサインするときはモンブランの万年筆を使うなど、自分だけの決まり事があります。業界誌の『月刊監査役』とプロレス雑誌『KAMINOGE』は定期購読中。仕事にまつわる情報を集めながら、僕の人生ともいえるプロレスに目を通して最大級に気分を盛り上げて…仕事のパフォーマンスを高めていきたいです(笑)」
Total:2960g

「三村小松法律事務所」代表。アート、インテリアコレクターとしての顔ももつ。夢は愛するプロレスの試合スポンサーをすること。
09:LINDEN IS ENOUGH


長く使えて受け継がれていくバッグってなんかいいですよね
「金融関係ですが、主な仕事内容は広告制作。クリエイティブな部署ということもあって、基本的には私服出勤です。出社は週3日で午前中は打ち合わせがほとんど。人と会う機会も多いので、バッグも恥ずかしくないものを持ちたいと思い、去年の秋くらいに購入しました。イギリス製のスエードトートでハンドルの幅が太く、荷物をたくさん入れて肩に掛けても負担が少ないのが魅力。飽きがこないデザインと色味で、いずれ息子が大人になったときに受け継がれるような長く使えるバッグですね。ただ、バッグ自体が1100gと重いことが難点。加えてスエードの色移りがあるので雨の日はアークテリクスのバックパックにするなどして使い分けています。アイウェアは2本持ちしていて、サングラスは外用、メガネはブルーライトカットが施され、パソコン作業時の相棒になっています。ニットやスウェットは肩掛け用に必ず持ち歩いており、マフラー代わりとして首に巻くことも。パタゴニアのPCケースは実は息子用のリュックに付属のもの。子どもが使わないので勝手に使っています(笑)」
Total:5760g

コロナ禍を機に、約14年在籍していたアパレル業界から、外資系金融会社に転職。ブランドコミュニケーション部署に従事し、主に広告制作を行う。
10:NICHOLS LONDON


英国で作ってもらった自分だけの特別なトートバッグ
「デザインの企画会議が毎週あり、頭の中では常にそのことばかり考えています。ただ、整理する時間やオン・オフの切り替えも大切。それがおろそかではアウトプットの質が保てないと思います。そこで自宅と職場間を移動する1時間ほど、車内で音楽をかけるなどして考えごとをすることも。バッグはクルマ通勤に変わるタイミングで探していたのですが、なかなか見つからず…。やっと満足のいくものに出会えたのが、このニコルスという英国のブランドでした。フルカスタムオーダーができて、これはおまかせで作ってもらいました。自分なら黒でオーダーするところを、提案してもらった深いブラウンスエードにしましたが、その渋さが今ではお気に入り。クラシカルな形と職人の手仕事を感じる丁寧な縫製などには使うたび感動します。キャンパスのノートはラフなデザインスケッチや子どものお絵かき用に。一方のノルティのほうは清書用。ペンはラミーがラフスケッチ用で、丁寧に描きたいときはビックで使い分けています。京都の庭園の写真集なども思わぬ着想源になるものです」
Total:5800g

国内家電メーカーに勤務。財布やバッグなど革製品は、英国ブランドに全幅の信頼を置く。愛車はBMW ミニ クーパー コンバーチブル。
11:JJJJOUND


過去の反省を生かし、荷物に耐えうる大容量トートに
「アパレルのVMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)といっても、各店舗の商品の陳列やマネキンのスタイリングを考えるだけではなく、EC用の撮影に同行しスタイリングを組むなど動き回っています。もちろん繁忙期と閑散期があり、シーズンの立ち上がりが特に忙しい。毎週店舗に赴き、レイアウトの変更やマネキンのスタイリングの変更などを行います。だから何か足りなくて『今あれがあったら…』となることが行く先々で起こり、どんどん荷物が増えていきましたね。となるとバッグも大容量のトートがいちばん使いやすい。そこでこのジョウンドのトートを3年ほど愛用しています。横広でマチも十分あって、特に内ポケットが大きく予想以上に万能。短期出張ならこれに着替えを足していくだけ。ドライバーやスパナなどの工具は什器の点検用で、メジャーはサイズの確認がすぐにできるように持ち歩いています。メモをとるのはスマホでは遅くて、断然筆記派。お菓子も常備していて、特にソフトキャンディ系が好物。日傘は、外が暑すぎて去年からデビューしました」
Total:6510g

ウィメンズブランドのVMDを務める。ホットヨガを始めて10年、週に1〜2回の頻度で通っている。今年はインド式のヨガも習うことが目標。
12:KAPTAIN SUNSHINE × RAMIDUS


お客様のカラーに合わせて、バッグの中身も編集します
「PR、ブランディングにまつわる課題の解決をはじめ、展示会やイベントの企画、フェス運営まで…なんでも屋さんのような存在です(笑)。バッグの中身もプレゼンの場。お客様に合わせて荷物を編集しています。打ち合わせ用の資料は基本的に紙の本や写真集を持参していて、特によく登場するのが世界各国の民族の暮らしを切り取った『(un)FASHION』と日本のモダン建築を収めた『MOD EAST』。展示の参考にはもちろん、ちょっとマニアックな写真集なので会話のフックになるし、刺されば喜んでいただけるんです。言うなればパフォーマンスの一つとして持ち歩いていますね。ほかにもルイーズ・ブルジョワ展でひと目惚れしたノートや好きな作家さんのキーホルダーといったアーティーな要素を取り入れるのは自分のため。好きなものに囲まれていると仕事がはかどる。荷物は丁寧に扱いますがバッグは気負わずガシガシ使いたくて、キャプテン サンシャイン×ラミダスのトートを実用性重視で購入。シンプルな見た目だから個性的なバッグの中身とのギャップも楽しめるんです」
Total:4400g

ファッション、建築、アートなど幅広い領域でPRプランナーとして活躍。飲み歩くのが大好きで、平日休日問わずディープな街に現れる。
13:MULBERRY


ほぼ毎日スーツだからこそ、バッグに遊びをきかせたい
「基本的にスーツを着て出社しています。ただ、バッグはザ・ビジネスマンっぽくないものを選びたい気持ちから、マルベリーのトートを6年ほど愛用中。もともとは他ブランドのレザートートを使ってましたが、早い段階で持ち手部分が擦り切れてしまい…。それに対してこれは堅牢な作りでありながら、餃子のようなかわいらしいフォルムとタッセル付きの遊び心のあるデザインに惹かれました。毎日重い荷物を入れて使っても、まだ一回もリペアせず使えて相当優秀です。持ち物だと、カシオの電卓は常に持ち歩くように。普段計算する値がスマホのアプリだと対応できないため、日々の業務に欠かせないアイテムの一つです。日本製でありながらすべて英語表記というのも面白い。またメジャーのように使えるレーザー測量器も仕事柄必需品。建物のデザインやコンセプトを考える際はラフにスケッチブックのように、ノートに書き留めています。一方、内装のデザイン資料を作成する際はコラージュのしやすさなどからiPad miniを重宝しています。モンブランのペンケースは父から譲り受けました」
Total:5030g

不動産開発に従事。自宅では多くの観葉植物を育てている。毎朝自分で豆を挽いてコーヒーをいれるのが日課。水筒に入れて持ち歩いている。夏でもホット派。