普段の着こなしを格上げしたいなら、小物をうまく使うべし。人気ハイブランドの小物ならさりげなくエレガンスも主張できる。UOMOエディターたちが「買ってよかった」と思ったアイテムを参考に、この秋冬にヘビロテする小物を見つけよう。
01:HERMÈS|ツイリー
いつもの装いを首元で昇華
少し前にUOMOの20周年パーティーを開催したのだが、その前日、私は焦っていた。用意していた服の首元が想像より寂しかったのだ。ジュエリーを足すなどしてみたが、いくつも重ねるのもなんだか気分じゃない。そんな時にふと思い出したのがツイリーの存在。思い立って店舗に足を運び、このネイビーを購入。
落ち着いた色味だが、首元にひと巻きするだけで、上品な華やかさが加わり、まさに求めていたものだった。大判のスカーフにも憧れるがこのコンパクトな細さがちょうどいい。そして、バッグに巻いたり、手元を飾ったりするのも美しいけれども、直球で首に巻くのもすごくいいんだと感動した。ラフなTシャツを味変するのにも活躍してくれそう。選びきれないほどある色や柄を少しずつ買い足していきたいと思った。

ビューティー担当。意外と(⁉)細かいおじさんたちの願望を満たす美容ネタを日々探求。犬と猫と暮らしており、ストレスの99.9%を彼らが癒してくれるため、基本的に機嫌がいい。圧倒的に犬派だったが、愛猫のおかげで猫の沼にも沈むことに。趣味はディープな街で酒を飲むこと。
02:HERMÈS|キーホルダー
引っ越しを機に腰付け派に
何かと鍵が多い人生を送ってきました。家、郵便受け、実家、バイク関係×2、正体不明の南京錠と計6本を常備。そのため持ち歩きはキーケース一択。しかし年末の引っ越しで、要らない鍵持ちすぎじゃね、とようやく気付いた。新居は郵便受けがダイアル式になったので、持ち歩くのは1本でいい。そこでキーリングにシフトチェンジ。
腰につけられれば何でもいい、というわけではなくて。初のキーリングかつ毎日つけるアクセサリーになるのでいいものを選びたくエルメスへ。シグネチャーの馬蹄形をチョイスしました。Hの部分がねじのように回り、付け替えは簡単。そしてなにより腰に付けた時の気分がいい。
ちなみにエルメスを購入したのは今回が初めて。実はお店に入ったのも初めてで、ディスプレイとして積みあがっていたオレンジの箱を見てテンションがあがりました。

2023年入社の編集部最年少。本誌では『プロゴルファー!HIKARU』としてゴルフ連載を担当。ときたまデザインの効いたアイテムを着ると、先輩達にツッコまれがち。真夏生まれだが夏の暑さにも冬の寒さにも弱い。趣味はツーリングと音楽フェス。
03:Cartier|タンク ルイ カルティエ ウォッチ ミニ
空港の免税店でやっと見つけた!
UOMO1月号「カルティエ時計試着フェス®」の撮影現場で、「タンク ルイ カルティエ ウォッチ ミニ」が目に飛び込んできた。上品なゴールド、控えめながら存在感のある佇まい、光沢のあるベルト。素敵すぎる。欲しい…。しばらく忘れられず、暇さえあればカルティエのあらゆる情報を検索する日々。が、近隣の店舗ではすでに完売だった。また、別の店舗ではベニュアールやパンテールに目を奪われ、悩み倒して決められなかった。悩む時間があればあるだけ悩んでしまう。
そんなある日、成田空港のカルティエで見つけてしまった(しかも免税)!!! 見つけたその瞬間、すでに私が乗る便は搭乗開始時刻を過ぎていた。あと5分で決めないと、飛行機は出発してしまう。動転し、思わずその場にいた我が子の手首にも巻いた。子どもにも受け継げそう! 生まれて初めて、買い物中に手に汗を握った。もう迷っている暇はない。あと5分で決めないと!
「これください!」「ギフトラッピングされますか?」「急いでるのでそのままで大丈夫です!」とコンビニみたいな会話をしながら会計し、搭乗ゲートへ猛ダッシュ。時計も手に入れ、飛行機も無事乗れた。2025年最初の買い物でずっと欲しかったものを手に入れられたので、幸先のいい一年の始まりだ。とりあえず、手に入れて毎日つけているが手首を見るたび超ハッピーでーす♡ わーい♡

世界を旅することを愛し、3人の息子たちとともに、これまでに19カ国を訪問。メキシコ、トルコ、モロッコが特にお気に入り。海外の旅行先では必ず料理教室に参加し、帰国後は各国の料理を自宅で再現している。旅好きながらもインドア派で、家に籠もって洋裁やDIYをするのも大好き。
04:GUCCI|ホースビットローファー
あの名品に厚底が!
副編集長になって改まった場に行く機会も増え、きちんとした靴が欲しいとの思いが日々頭の片隅にあった。グッチのシグネチャーアイテム・ホースビットローファーはずっと素敵だなと思いつつ、厚底の靴を常用する身長155cmの私にとっては遠い存在。なぜならボトムをそれにあわせて裾上げをしてしまっているから。フラットなシューズが履けない…。
が! 今季の新作・厚底のホースビット付きウィメンズローファーは、ヒールが4.5cmとまさに探していたボリューム感のもの。にもかかわらず驚くほど軽い。慌ただしい日常の中で、小走りする局面も多々あるけれど、それすらも苦にならない。グッチのホースビットといえば、ゴールドの金具が定番だけどこれはシルバー。カジュアルなアイテムとも相性ばっちり。
良い靴を履いていると、背筋が伸びる。そのせいか、身長もちょっと伸びたかもしれない。

世界を旅することを愛し、3人の息子たちとともに、これまでに19カ国を訪問。メキシコ、トルコ、モロッコが特にお気に入り。海外の旅行先では必ず料理教室に参加し、帰国後は各国の料理を自宅で再現している。旅好きながらもインドア派で、家に籠もって洋裁やDIYをするのも大好き。
05:Tiffany & Co.|リターン トゥ ティファニー™ マネークリップ
埋もれていたマネークリップを再登板
引越しを控えてクローゼットを整理していたところ、ずいぶん前のニューヨーク出張の際に購入したものの、行方不明になっていたティファニーのマネークリップを発見。長らく放置していたせいか黒ずみまくっていたのですが、Amazonでシルバーポリッシュを購入して磨いてみたところ、思った以上にあっさりピカピカに!
1969年にキーリングが初めて登場したリターン トゥ ティファニー™。「これを見つけたらティファニーに届けてね」というメッセージに、今の世の中に失われている温かみを感じて、ティファニーの中でも好きなシリーズです。
購入した当時はまだキャッシュレス時代ではなかったので、贅沢にも領収書の整理なんかに使っていたのですが、今ならiPhoneとコレだけでももしかしたら財布なしでいけるかも? キズもそれなりにありますが、これを機に再び大事に使いたいと思っています。

ワードローブのほとんどのアイテムがネイビーの“ネイビー男子”。愛犬家、コーヒーより紅茶派。コラボじゃない “素のユニクロ”を研究する「世界一詳しいユニクロ・スタンダード学」を連載中。
06:BOTTEGA VENETA|ブレスレット
鋳金体験の末、欲しいと確信した
DIY好きが高じてジュエリーも自作してみたくなり、鋳金教室の体験へ行った。ワックスで作った型にシルバーを流し入れ、好きな形を作るというものだ。先生に「作ってみたい形をイメージしてください」と言われて、まっさきに頭に浮かんだのがボッテガヴェネタのドロップのモチーフだった。
言うまでもなく似ても似つかないものができたのだが、その体験を通じて職人のすごさを改めて実感できた。そして手元にドロップを置いておきたくて、ブレスレットを購入。シルバーとゴールドのコンビなところも、何とでも合わせやすくて便利。ブレスレットを片手でつけるのは難しいが、この金具はつけやすいのもいい。流線型のモチーフを見ながら、職人に思いを馳せている。

世界を旅することを愛し、3人の息子たちとともに、これまでに19カ国を訪問。メキシコ、トルコ、モロッコが特にお気に入り。海外の旅行先では必ず料理教室に参加し、帰国後は各国の料理を自宅で再現している。旅好きながらもインドア派で、家に籠もって洋裁やDIYをするのも大好き。
07:COMME des GARCONS|バックパック
「オム プリュスじゃないほう」がいい
定番名品として名高いギャルソンの黒リュック。愛用している人もかなり多いのではないでしょうか? 僕も以前「オム プリュス」の黒リュックを使用していましたが、今回初めて購入したのは「コム デ ギャルソン」(ウィメンズ)のラインからリリースされている同じく定番の黒リュック。
「オムプリュス」のモデルよりひとまわり小さいサイズ、そしてショルダーストラップに馬革が採用されているのが大きな違いです。デザイン的なアクセントになっているのはもちろん、例えばニットを着たりした時にストラップ部分で生地が擦れて毛玉になるのを低減してくれるのもポイント。
そしてもうひとつ、ピスネームがオムプリュスでは黒地にシルバーの文字のところ、ネイビー地にオレンジの文字で入っています。ネイビーの服を着ることが多いので、少し配色がリンクするのもうれしい。

ワードローブのほとんどのアイテムがネイビーの“ネイビー男子”。愛犬家、コーヒーより紅茶派。コラボじゃない “素のユニクロ”を研究する「世界一詳しいユニクロ・スタンダード学」を連載中。