2025.10.23
最終更新日:2025.10.23

【買ってよかった】アークテリクス、コモリ... エディターの愛用「黒アウター」5選

黒アウターは着回し力も高く。一枚羽織るだけで秋冬の着こなし全体をシックに大人っぽく演出してくれる優れもの。中でもUOMOエディターたちが「買ってよかった」アイテムとは?

01:NICENESS|タクティカルジャケット

NICENESS|タクティカルジャケット
NICENESS|タクティカルジャケット
NICENESS|タクティカルジャケット

スラックスに合わせるシェルを選んだ

最近のスタイリングの決め手はスラックス。ストンと落ちるストレートor微テーパードシルエットのパンツを主軸にトップスはタックイン、足元は薄底スニーカーで合わせるのにハマり中。そのせいか、カジュアルすぎるアウターは出番が減った。来たる梅雨シーズンの定番であるシェルジャケットでも、スラックスに合わせても様になるアノニマスな一着を探したところ、ナイスネスで発見。実はブランド史上初のシェルジャケットとのこと。

一見するとただの黒いシェルですが、それだけでは終わらないのがナイスネスの魅力。リファレンスは英国空軍というものの、ここぞとばかりにジップポケットが! 感動したのは袖と裾のポケット。内部にアジャスターを設けることで、絞った時でもドローコードがしっかり隠れる仕様に。実際小雨の降るなか着用しましたが機能面は申し分なし。背面にはかなり大きなメッシュのベンチレーションがあり、今まで愛用したシェルジャケットとは比べ物にならないほど涼しい。梅雨だけでなく、1年通じてヘビーユース確定です。

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堀池 光

2023年入社の編集部最年少。本誌では『プロゴルファー!HIKARU』としてゴルフ連載を担当。ときたまデザインの効いたアイテムを着ると、先輩達にツッコまれがち。真夏生まれだが夏の暑さにも冬の寒さにも弱い。趣味はツーリングと音楽フェス。

02:ARC'TERYX|Alpha SV Jacket

ARC'TERYX|Alpha SV Jacket
ARC'TERYX|Alpha SV Jacket
ARC'TERYX|Alpha SV Jacket

洗濯したほうがいいらしい

実はアークテリクスで買い物をしたのは初めて。年末の校了を終えた流れで、前々から欲しいなと思いつつ買い逃していた「Alpha SV Jacket」を試着するため、編集アシスタントの堀込さんと一緒に原宿店へリサーチ(a.k.aサボり)。

行ってみるとまさかの人数制限。海外のお客さんも多く、日本で買うのが一番安いんだろうなと思いながら混み合った店内へ。「BETA」、「THETA」なども着比べましたが、狙っていた「Alpha」を買うことに。サイズもいろいろ試着しながら、店員さんに話を聞くと「お客さんの場合は本来であればSサイズ、いやXSかな」とガチフィットをおすすめされた。ただ、山を登るわけではないし、なんかしっくりこない…。堀込さんに意見を求めると「ファッションとして着るなら、Mサイズをドローコード絞って着るのがいいと思います」と的確なアドバイスをもらい、そうすることにしました。高い買い物をするときは、客観的に見てくれる人がいると助かります。

店員さんに教えてもらってはじめて知ったのですが、ゴアテックスのシェルは家の洗濯機でガンガン洗っていいらしい。むしろ、汚れがついたまま着続けるのが一番だめで「シャツ感覚で洗ってください」と言われた。とはいうものの、このパリっとした感じがなくなってしまうのが怖すぎて、まだ洗濯できていません。

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中林龍平

カルチャー・食担当。トレードマークは、ボリューミーなパーマ(入稿・校了時、1.5倍増)。一年中ほぼシャツ、冬だけニットもあり。年始に琺瑯鍋とフライパンを新調したので、きちんと自炊ができるようになりたい。

03:CCU×refomed|レザーブルゾン

CCU×refomed|レザーブルゾン
CCU×refomed|レザーブルゾン
CCU×refomed|レザーブルゾン

レザー探しの旅がようやく終わった

最近やたら見かけるようになったレザージャケット。UOMO4月号スナップ特集のために表参道に立ちまくっていた2024年12月~年明け期間、着ている人を何人も見かけた。まさにトレンドアイテム。流行りに乗っからんとばかりに色々探し回っていましたが、問題発生。スムースレザーのジャケットが全く似合わない……。身長184cm、持ち前のガタイの良さのせいで何を着ても決まりすぎて気恥ずかしい。探し求めた末、辿り着いたのがこのアイテム。

気に入ったのはシルエット。身幅、袖のボリュームは残しつつ、腰ほどの短丈。フライトジャケットというよりもカーハートのデトロイトジャケットのようなスッキリとしたシルエットがいい。全く厳つく見えないスムースレザー、これを逃したら今後出会う事はない! 

ただこのシーズンでは既にCCUのヌバックレザージャケットを購入済み。まさかワンシーズンで(しかも同ブランドから)2着レザージャケットを買うとは思ってもいませんでした(笑)。

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堀池 光

2023年入社の編集部最年少。本誌では『プロゴルファー!HIKARU』としてゴルフ連載を担当。ときたまデザインの効いたアイテムを着ると、先輩達にツッコまれがち。真夏生まれだが夏の暑さにも冬の寒さにも弱い。趣味はツーリングと音楽フェス。

04:POLYPLOID|シャギー フライトジャケット

POLYPLOID|シャギー フライトジャケット
POLYPLOID|シャギー フライトジャケット
POLYPLOID|シャギー フライトジャケット

図らずも同期とお揃いに

パターンは固定化し、シーズンごとに素材・生地を変えアイテムを展開するポリプロイド。例えばこのジャケットなら生成りコットン、シャギー地、撥水加工のナイロンツイルの3種類で展開。今の気分にあった生地を選ぶ、セミオーダー感覚が特徴です。

このシャギー生地を見た時はまさに一目惚れ。ドイツのファブリックメーカーGEBRUDER MEHLER社のアルパカ&ウールのシャギー地ですが、奥行きのあるチャコールグレーがなんともツボ。買うことは確定したうえで迷ったのは形。同生地のアイテムにはロング丈のバルマカーンコートもあったのです。超絶悩んだうえ、フライトジャケットをチョイス。ユーティリティポケットなど軍物特有のディテールを削いだミニマルな雰囲気と上質なシャギー地の組み合わせで、これほど上品に見えるフライトジャケットは他にないだろうと、超論理的に選んだわけです。ただロングコートの方も佇まいが本当に好みだった。

そして先日、マンガ編集部の同期とともに買い物へ。「オススメのロングコートを」となんとも他力本願な同期を、表参道のTHE LIBRARYへ連行し、迷ったシャギーロングコートを猛プッシュ。彼も気に入ったようで即購入してくれました。図らずもお揃いとはなってしまいましたが、ロングコートへの未練は無事成仏しました。

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堀池 光

2023年入社の編集部最年少。本誌では『プロゴルファー!HIKARU』としてゴルフ連載を担当。ときたまデザインの効いたアイテムを着ると、先輩達にツッコまれがち。真夏生まれだが夏の暑さにも冬の寒さにも弱い。趣味はツーリングと音楽フェス。

05:COMOLI|スリーレイヤーコットンシルクパーカ

COMOLI|スリーレイヤーコットンシルクパーカ
COMOLI|スリーレイヤーコットンシルクパーカ
COMOLI|スリーレイヤーコットンシルクパーカ

限りなく、非の打ちどころがないシェルジャケット

普段使いできるシェルパーカはずっと欲しかった。これはコモリの定番展開のコットンシルク生地を、防水・透湿性を備えた3層構造にしたもので、機能的なのにテック感皆無の見た目がまず好み。アウトドアブランドだと、胸元や袖などに否応なしに付いてくるブランドロゴも一切なく、ソリッドなのがなお良い。

防水性については想定通りだけど、透湿性は期待以上。何せ雨の日だけじゃなく、普通の日に着ても快適。蒸れとはまったく無縁。変な熱のこもり方もしない。またこの手のアイテムで、自分はフーデッドのデザインがあまり好きではないのだけど、これはフード収納型で、普段は単なるハイカラ―のブルゾンとして着られるのも非常に気に入っている。

…と、べた褒め&加点だらけの一着なのですが、唯一、気になる点が。それがフラップ付きジップポケット。どんなアイテムでも「ジップ下げ→開」「ジップ上げ→閉」が一般的かと思いますが、これはなぜか逆になっている。いつまでたっても慣れず、狼狽している。次、小森さんに会ったらなぜなのか尋ねてみたいと思ってる。

吉﨑哲一郎プロフィール画像
吉﨑哲一郎

大人の文化系男子のためのマンガレーベル「UOMOマンガ」では、かっぴー先生と福満しげゆき先生の連載を担当。セルカークレックスの愛猫「ほこり」を飼い始めてからは、静電気を発しない素材や毛が付いても目立ちにくいグレーを選ぶなど、“猫ファースト”のワードローブにシフト中。

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