ダウンジャケットからレザーブルゾン、コートまで、UOMOエディターたちが、「買ってよかった」アウターをご紹介。この冬の本命アウター選びに悩んでいる人は、ぜひ参考にして欲しい。
01:visvim|ダウンジャケット
ダウン苦手な僕がひとめ惚れした「ビズビム」のダウン。ただひとつ問題が…
久しぶりの大物買い。12月号のダウン特集で出会い、ひとめ惚れしてしまった。これまでダウンジャケット特有の強調されたパックやテカテカした光沢に苦手意識があったのだが、このビズビムのジャケットは真逆のアプローチでデザインされているのが気に入った。ゆるいシルエットと軽やかな着心地。限りなく黒に近い上品なネイビー。唯一無二のドライな風合い。あらゆる点で「物欲」を刺激してくる。
発売直後にお店に向かい、店員さんに話を聞くと、すでに他のサイズは売り切れ。値段には少しひるんだものの、試着したら買う以外の選択肢は考えられなかった。
ただ、一つだけ言いたい。この冬、あまりに暖かすぎた…。昨年の11月に購入したが、12月の中旬まで出番なし。ようやく年末に着ることができるかと思えば、2月中旬には25度近くまで気温が上がる日もあり、すぐにクローゼットへ。あまりにも短い、短すぎるよ。
カルチャー・食担当。トレードマークは、ボリューミーなパーマ(入稿・校了時、1.5倍増)。一年中ほぼシャツ、冬だけニットもあり。年始に琺瑯鍋とフライパンを新調したので、きちんと自炊ができるようになりたい。
02:HUSBANDS|ステンカラーコート
雨模様のパリで出会った、「ハズバンズ」のステンカラーコート
ファッションウィークの取材で年に2回、パリかミラノのいずれかに出張する生活を続けていて、その話をすると周りの知人友人からはたいそう羨ましがられる。でも当然ながら仕事なのであって、買い物するチャンスも一回あるかないか。あらかじめ行きたい店を絞り込んで勝負をかける必要がある。
今回はHUSBANDSのショップに初訪問。その日がどしゃぶりの雨だったせいか、エクリュ色のステンカラーコートがすごく魅力的に見えたので即決した。長すぎないひざ上丈、立ち具合が絶妙な襟、モダンに見える濃色のボタン…あまりに気に入ったため、勢いでドレスシャツまで買ってしまったことは内緒です。
身に着けるモノの中では365日かけているメガネが一番大事だが、気分屋で服装には一貫性がなく、白髪に合えばなんでもいい。大阪府出身。お好み焼きと立ち飲みと電車と野球が好き。
03:CCU×refomed|レザーブルゾン
レザー探しの旅がようやく終わった
最近やたら見かけるようになったレザージャケット。UOMO4月号スナップ特集のために表参道に立ちまくっていた2024年12月~年明け期間、着ている人を何人も見かけた。まさにトレンドアイテム。流行りに乗っからんとばかりに色々探し回っていましたが、問題発生。スムースレザーのジャケットが全く似合わない……。身長184cm、持ち前のガタイの良さのせいで何を着ても決まりすぎて気恥ずかしい。探し求めた末、辿り着いたのがこのアイテム。
気に入ったのはシルエット。身幅、袖のボリュームは残しつつ、腰ほどの短丈。フライトジャケットというよりもカーハートのデトロイトジャケットのようなスッキリとしたシルエットがいい。全く厳つく見えないスムースレザー、これを逃したら今後出会う事はない!
ただこのシーズンでは既にCCUのヌバックレザージャケットを購入済み。まさかワンシーズンで(しかも同ブランドから)2着レザージャケットを買うとは思ってもいませんでした(笑)。
2023年入社の編集部最年少。本誌では『プロゴルファー!HIKARU』としてゴルフ連載を担当。ときたまデザインの効いたアイテムを着ると、先輩達にツッコまれがち。真夏生まれだが夏の暑さにも冬の寒さにも弱い。趣味はツーリングと音楽フェス。
04:COMOLI|コットンギャバ バルカラーコート
コレだけはネイビーじゃなくてベージュを選ぶ理由
季節を問わず基本毎日ネイビーばかりの自分のワードローブ。特にアウターはほぼ全アイテムネイビーと言っても過言じゃないのですが、唯一「ネイビーじゃない色」が欲しくなるのがバルカラーコートです。
バルカラーコートが世界一似合う男といえば僕の中では「タンタン」。タンタンのようにバルカラーコートを着たいという憧れがあるので、このアイテムだけは、王道のベージュが欲しくなってしまいます。
コモリから久々に登場したコットンギャバのバルカラーコートは、こちらのベージュの他に後染めのブラックとネイビーもあったのですが、そんなわけでネイビーじゃなくてあえてこちらをチョイスしました。後染めのものよりもお値段も重さもちょっぴり軽めなのもうれしい。
ワードローブのほとんどのアイテムがネイビーの“ネイビー男子”。愛犬家、コーヒーより紅茶派。コラボじゃない “素のユニクロ”を研究する「世界一詳しいユニクロ・スタンダード学」を連載中。
05:Goldwin×OAMC|インサレーテッド パーカー
最重要視すべきは首
2024年1月、ファッションウィークの取材で訪れていたパリは、寒かった。痺れるほど寒かった。その中でも特に気温が下がって、昼間でも0℃くらいの地獄のような日に訪れたのが、GoldwinとOAMCという、体温が一気に上昇するホットなコラボの展示会だった。
このオーバーサイズのパーカーは表面に撥水性のあるリサイクルナイロンを使用し、中綿のプリマロフトもペットボトル等のポストコンシューマー原料を用いたリサイクル素材。もちろん暖かいし、腰位置のポケット、メッシュの内ポケット、パッカブルのフードなど機能性も十分だ。
でもこの手のアウターで一番大事なのは! 絶対に譲れないのは! もうね、首元のフィット感、防寒性、これに尽きる。どれだけハイスペックのダウンを着ていようが、首元がぴったり閉じて風を防いでくれないと全然暖かくないんだから! そういう意味でこのインサレーテッド パーカーは満点! 高さのある立ち襟があごまでびっちり、適度なフィット感でカバーしてくれて、風を感じる余地など微塵もない完璧な仕上がり。この首元に惚れて手に入れたと言っても過言ではないのです。
身に着けるモノの中では365日かけているメガネが一番大事だが、気分屋で服装には一貫性がなく、白髪に合えばなんでもいい。大阪府出身。お好み焼きと立ち飲みと電車と野球が好き。
06:CABaN|ウールギャバジン スタンドカラーコート
子育て中の男性にオススメ!
どこの展示会に行っても、暖冬の話をしていた気がする。なかなか寒くならない冬のために、軽いコートが欲しくてCABaNの 「ウールギャバジン スタンドカラーコート」を買った。軽やかでありながらスタンドカラーなので前を閉めれば暖かく、今年はマフラーの出番も激減した。ウール100%でありながら、毛羽が少なくクリーンな印象なので春先も活躍すること間違いなし。素晴らしいのがそのサイズ感。かなりゆったりしていて中に厚手のニットを着ても、ジャケットを着ても全然気にならないのだが、生地に落ち感があり着ぶくれすることはない。
話は変わって、最近街でベビーキャリーを使って赤ちゃんを前抱っこする男性をよく見かけるようになった。大きなお世話かもしれないが、そういう男性にもぜひおすすめしたい。赤ちゃんを抱っこしてその上から羽織ってもすっぽり一緒に着られて、すっきり見える。季節の変化だけでなく、ライフステージの変化にも対応できる逸品。
世界を旅することを愛し、3人の息子たちとともに、これまでに19カ国を訪問。メキシコ、トルコ、モロッコが特にお気に入り。海外の旅行先では必ず料理教室に参加し、帰国後は各国の料理を自宅で再現している。旅好きながらもインドア派で、家に籠もって洋裁やDIYをするのも大好き。

















