日頃から取材を通して数々の上質なアイテムを目にしてきているUOMOエディターたちの目に留まった、この春夏の激推しバッグをご紹介。モノ選びの参考にして欲しい。
01:COMME des GARÇONS HOMME×PORTERのボディバッグ
仕事用バッグの正解は?
コム デ ギャルソンの定番リュックを仕事用バッグとして愛用してきた。気づけば10年選手である。背負うことは稀で、片方の肩にかけて使っていた。だから次はワンショルダーでいいかな、と思い始め新しい相棒を、と物色を始めたのは半年ほど前からだろうか。
条件はひとつでMacBook Pro 14インチが入ること。が、意外とこれが難しい。トートバッグなら出し入れは楽だが肩に食い込むし、ショルダーバッグは身軽でいいけれど荷物が多いと不安定になるし...といった具合に、なにかしら不満が残る。
そんなとき出会ったのが、このボディバッグ。さっそくMacBook Pro 14インチを入れてみたところスッポリ収まる。しかも体にほどよくフィット。「そうそう、こういうのが欲しかった」。ただ、値段を見て少し躊躇する。95,700円…。でも、10年使ったリュックのことを思えば、毎日使うものにこそ投資すべきだろう。長年のリュック生活から次のステージへ進むための、正解を見つけたかも。
コム デ ギャルソン TEL:03-3486-7611
02:LOEWEのパズルバッグ ラージ
あえて、くたくたになるまで使いたい
普段から、バッグはかっちりしたものよりも少しラフに持てるようなのが好み。レザーバッグも例外ではないけれど、しっくりくるものがあるようでなかなか無い。そんな時、LOEWEの「パズルバッグ」にディアスキンが加わったのを知り「そうこれこれ!」と嬉しくなった。丁寧にじっくりと使いこんだような、柔らかいレザーの質感に、クタッと持つのがかわいいラージサイズ。そしどこかに懐かしさを感じる「オックスブラッド」のカラーなど。初めて手に取った時からまるで長年を共にしてきた“相棒”のように思える存在を、さらに使い込んで育てていきたい欲がついつい掻き立てられてしまう。

ビューティー担当。意外と(⁉)細かいおじさんたちの願望を満たす美容ネタを日々探求。犬と猫と暮らしており、ストレスの99.9%を彼らが癒してくれるため、基本的に機嫌がいい。圧倒的に犬派だったが、愛猫のおかげで猫の沼にも沈むことに。趣味はディープな街で酒を飲むこと。
ロエベ ジャパン クライアントサービス TEL:03-6215-6116
03:Jones Sports × BEAMS GOLFのRIDER
こっちの色にしとけばよかった…
BEAMSの展示会に行って後悔した。というのも、ビームス ゴルフのコーナーに置かれたキャディバッグをふと目にして、思わず「あちゃー」という気分になってしまったから。
Jones Sportsの定番バッグ「RIDER」。つい数ヶ月前に自分も買ったばっかり。それもオールレザー風ブラック×アクセントカラーに白というモノトーンのモデルを。もちろん気に入って使っているものの、このビームス ゴルフ別注の紺RIDERは実にいい。黒に近い深いネイビーもストイックで上品だし、ホワイトの刺繍も効いている。黒を買う前に知っていれば、絶対こっちにしたのに。悔やんでもしかたないが、かくなるうえはいっそ同じバッグを色違いでそろえるか?

ワードローブは、アウトドアやミリタリーものから唐突なハイブランドまで混ぜたもん勝ち。恒例「試着フェス®」発案者だが、ショップに行く暇を惜しみ、試着ゼロ状態で衝動的に通販しがち。好きなモノは、深夜の飲酒からの寝落ち。MT車の運転。スノーボードとキーボード。
ビームス ゴルフ 有楽町 TEL:03-5221-6001
04:DELVAUXのタンペートシティ
デルヴォーという選択肢があるじゃないか
レザーバッグは高級なものを使いたいが、長く使うことを考えて、流行や服装に左右されないデザインや色を求めたい。しかし、だいたいのブランドは人と被るし、ひと目で分かってしまう。
そこで浮かんだのが、デルヴォーだった。メンズの仕事をしているとあまり聞かないが、デルヴォーはベルギー王室御用達の老舗メゾン。わが家では、母が「ブリヨン」を愛用していたこともあり、独特の存在感があることを知っていた。そのブリヨンに並ぶ名作、”タンペート”をクロスボディバッグ化したのが、この「タンペートシティ」。
横長になったシェイプに、アイコニックな留め具がいっそう映えて、パンキッシュな印象すら与えてくれる。中には小さなポケットがひとつあるだけだが、ラグジュアリーなバッグにはこれくらいの潔さが欲しい。

クルマと時計担当。幼少期からのクルマ好きで、大学時代は自動車部に所属。ウェブでは「文化系ネオクラシック車と30人の男たち」も手掛けた。愛車はアルファロメオの「ジュリア」。クルマはイタリア車好き、ワードローブはカジュアルなフレンチスタイルが好み。猫舌のため一年中、アイスコーヒー派。
デルヴォー TEL:03-6432-9125