UOMOエディターたちが、本当に「買ってよかった」と思える愛用のバッグをご紹介。もの選びの参考にしてほしい。
01:GRANITE GEAR|エアグロッセリーバッグ
日々持ち歩くPCやガジェットの重さに耐えかねて、ここ数週間はバッグをウルトラライト方向にシフト。悩んだ挙げ句、何周目かのエアグロッセリーバッグを持ち歩く日々に。ナイロン使用で、容量30リットルなのに重さ40グラムという圧倒的なウェイトレシオには抗えない。

ワードローブは、アウトドアやミリタリーものから唐突なハイブランドまで混ぜたもん勝ち。恒例「試着フェス®」発案者だが、ショップに行く暇を惜しみ、試着ゼロ状態で衝動的に通販しがち。好きなモノは、深夜の飲酒からの寝落ち。MT車の運転。スノーボードとキーボード。
02:AA Bookshop|トートバッグ
2024年末ロンドンを訪れた際、いろいろな書店や美術館に行くたびに「ここのトートバック買おうかな?」と悩んだ。ただ円安地獄を痛感していたので、むやみやたらに買うこともできず…結局購入したのはこのAA Bookshopのもの。

カルチャー・食担当。トレードマークは、ボリューミーなパーマ(入稿・校了時、1.5倍増)。一年中ほぼシャツ、冬だけニットもあり。年始に琺瑯鍋とフライパンを新調したので、きちんと自炊ができるようになりたい。
03:UNIQLO and JW ANDERSON|ドローストリングバッグ
ユニクロ史上もっとも売れたと言われる2023年発売の「ラウンドミニショルダーバッグ」など、ユニクロって実はバッグに大ヒットアイテムが多いですよね。そして、展示会でみた時から、これは新たなヒット作になると確信したのがユニクロ アンド JWアンダーソンの2025年春夏のドローストリングバッグです。

ワードローブのほとんどのアイテムがネイビーの“ネイビー男子”。愛犬家、コーヒーより紅茶派。コラボじゃない “素のユニクロ”を研究する「世界一詳しいユニクロ・スタンダード学」を連載中。
04:Hender Scheme|kinchaku
ちょっとした外出に便利なミニバッグはいろいろなブランドから出ていますが、私が長年超愛用しているのがエンダースキーマの“kinchaku”。何が優秀かって、まずはその収納力。二つ折りの財布、スマホ2台、ポーチは余裕で収納できるし、なんならそこに330mlのペットボトルもインできる。そして6枚のパーツをつなぎ合わせて作られているので、荷物を入れても入れなくても、丸っこい形が自然と形成されるから小さいのに、そして巾着なのにコーディネートから浮かないところ。さらにはエンダースキーマならではのカウベロアが、使うほどに“自分のもの”になっていく感覚も楽しめる。

ビューティー担当。意外と(⁉)細かいおじさんたちの願望を満たす美容ネタを日々探求。犬と猫と暮らしており、ストレスの99.9%を彼らが癒してくれるため、基本的に機嫌がいい。圧倒的に犬派だったが、愛猫のおかげで猫の沼にも沈むことに。趣味はディープな街で酒を飲むこと。
05:須浪亭商店|いかご
もうずいぶん前のことだが、ある有名な文化人(男性・俺より年上)が何かの雑誌で「かごバッグを持つことがあります」という話をしていた。いや、どう考えても無しでしょ、おじさんがかごなんて。いくらその人がおしゃれでも、誰も許してくれないよ。有名だったら何を言ってもいいのかよ!
そんな感じで憤慨して、「××はかご持ってるらしいよ。ほっこりおじさん、やばくない?」と友人に同意を求めていたわけだが、時は流れて2025年。1886年の創業以来、岡山県倉敷市でずっとい草のかごを作り続けている、須浪亭商店の「いかご」に出会ってしまった。実は本誌2025年1月号の連載『男子自身』でスタイリストの長谷川昭雄さんが紹介していたもので、ぜひ実物にお目にかかりたいと思っていたのだが、島根県松江市でセンスのいい器や生活道具を扱うショップ「objects」が「東京支店」と称して開催していたポップアップストアで見つけたのだ。

身に着けるモノの中では365日かけているメガネが一番大事だが、気分屋で服装には一貫性がなく、白髪に合えばなんでもいい。大阪府出身。お好み焼きと立ち飲みと電車と野球が好き。
06:ander|ショルダーバッグ
単行本の入稿・校了作業でエディター小澤匡行君のオフィスに通う日々が続いたある時、ストックルームで発見したのがこれ。小澤君が始めたブランド、anderのキャンバスショルダーバッグだ。

身に着けるモノの中では365日かけているメガネが一番大事だが、気分屋で服装には一貫性がなく、白髪に合えばなんでもいい。大阪府出身。お好み焼きと立ち飲みと電車と野球が好き。
07:NICENESS|ショルダートートバッグ「A.LANDS」
実はずっと気になっていたナイスネスのアイテムを手に入れるのは、ウェアも含めてこのバッグが初めて。はじめは同型で総キャンバス素材の「L.LESH」というモデル目当てで鎌倉のセレクトショップ「KAKINOHAHANARE」に足を運んだのですが、店頭でレザーとのコンビ素材になったこちらの「A.LANDS」にひとめぼれ。

ワードローブのほとんどのアイテムがネイビーの“ネイビー男子”。愛犬家、コーヒーより紅茶派。コラボじゃない “素のユニクロ”を研究する「世界一詳しいユニクロ・スタンダード学」を連載中。
08:mont-bell|フラップショルダーバッグ
オリンピックの少し前、ものすごく久しぶりにパリに遊びに行くことにした。前回パリでは同行者がスリに遭ったことを思い出し、これを機に旅行に最適化されたバッグを探そう!と決意した、出発前日。
条件は、
・ノールックで開け閉めできる。けどきちんと閉まる
・体側にポケットがある
・内側にリールキーホルダーをつけるためのフックがある
・内ポケットにファスナーつき
・中身がすぐわかるように内布の色が明るい
・当然軽量
・明日持っていくので、とにかくすぐに手に入る
「こういうものが欲しい」と強くイメージがある時、モンベルに行くと高い確率で見つかる。「心の声、読まれたのかな?」と思うくらい完璧に条件を満たすバッグを見つけた。ありがとう、モンベル。これからもよろしく、モンベル。

世界を旅することを愛し、3人の息子たちとともに、これまでに19カ国を訪問。メキシコ、トルコ、モロッコが特にお気に入り。海外の旅行先では必ず料理教室に参加し、帰国後は各国の料理を自宅で再現している。旅好きながらもインドア派で、家に籠もって洋裁やDIYをするのも大好き。