ビジネスでも使うバックパックを手に入れるなら、15インチ以上のPCが入るモデルを選んでおくと安心だ。ここでピックアップした8型は、どれも優れたデザインを兼ね備えている。
01:THE NORTH FACE|Hazy Daypack
ON/OFFで使いやすい軽量で合理的なデイパック
都市生活における機能合理性を追求する「HAZY」コレクションの新作バックパック。普段は仕事用バッグとして、週末は軽い日帰り登山やハイキングを楽しむのにちょうどいい22Lサイズ。軽量性と耐久性を両立する100デニールのリサイクルROBICリップストップナイロンを採用してライトに仕上げた。
フロントのストレッチメッシュポケットは、脱いだシャツやジャケットなどをサッと入れておくのに便利。メインコンパート内には取り外しできる16インチPC対応のスリーブが付属。PCスリーブは仕事の場面では単体で、社内の移動バッグに応用することも。両サイドにも大きめのボトルが収納できるポケットを備え、コンパクトながら使いやすい。縦48.5×横28×マチ14.5cm。
02:PORTER|MONOCHROME BACKPACK
実用主義を追求した最高峰のバックパック
創業90周年を迎えた吉田カバンは、ものづくりにおいて「道具としてのカバン」を一貫してきた。装飾性よりも機能性や利便性が最優先という理念の基、最高峰を目指したMONOCHROME(モノクローム)シリーズが今年6月にデビュー。このバックパックは「実用主義における、最高峰のバッグ」として世に送り出された自信作だ。
フラップとドローストリングで開閉する大容量のバックパックは、内外に多様なポケットを装備。側面にはメイン収納に直接アクセスできるファスナーも配されていて、荷物の出し入れがスムーズにできる。16インチのPCが収納可能なクッション材入りのポケット、脱いだアウターなどを簡易的に差し込めるスリングバインダー、背面には通気性・速乾性に優れた多機能素材「キュービックアイ® ピケ ライト」を採用とハイスペック。ショルダーストラップの肩部分は、縫製で厚みに変化を出すことでズレにくくするなど吉田カバンらしいこだわりが随所にちりばめられている。多用途という点でも出色。縦49×横29.5×マチ18cm。
03:Aer|Slim Pack 2 AER -31019
都市生活者のための無駄を削ぎ落としたバックパック
都市型バックパックを代表するバッグブランド、エアーは2014年にサンフランシスコでスタートした。都市でのライフスタイルに振り切ったミニマルなデザイン、細部まで計算された収納で日本でもおしゃれ好きに支持されている。2025年秋冬の新作として登場するスリム パック 2は2020年春夏からのエアーの定番、スリム パックのアップデートモデル。
内装はライトグレーで中に入れたものが見やすく、PCやガジェット類を保護するパッド入りポケット(16インチPC対応)や必要なものを整然と整理できるポケットが。すぐに取り出したい小物を入れておけるファスナーポケットを本体トップに装備。外装は3辺にハンドルが付き、これが思いのほか役に立つ。スリムでスマートなバックパックを探している人におすすめしたい。縦45×横30.5×マチ8cm。
04:master-piece|HugSack Backpack
古着のアウトドアザックに着想した新シリーズ
かつてのアウトドアザックは、岩にぶつけるなどの衝撃に耐えるため、本体前面に芯材が用いられていた。2025年春夏にデビューした「ハグサック」は当時の実用的なディテールを現代のライフスタイルに合わせて再解釈し、最新の素材や設計で取り入れたシリーズ。バックパックもメイン収納部をしっかり芯材でホールドした構造が特徴だ。
フロントにあしらわれた芯材保護部は、マグネットバックルによってワンタッチで開閉が可能。その間にはポケットが配され、すぐに取り出したい書類などを入れておける。本体の背面側に16インチのMacBook Proが収納できるスリーブも完備。ヴィンテージ・アウトドアザックにオマージュした3色使いの刺繍による外装ロゴにも遊び心がたっぷりだ。ナイロンとリサイクルポリエステルのオーソドックスなオックスフォード生地を使用することで、オーセンティックなムードにまとめているのもマスターピースらしい。縦42.5×横31×マチ13cm。
05:TUMI|HARRISON GRIFFEN FLAP BACKPACK
クラシカルなリュックサックを実用的にアレンジ
7月に発売されたばかりのトゥミの「ハリソン」コレクションの新作。フラップとドローコードで開閉するクラシカルなリュックサックをマットなナイロン素材でモダンなルックスに。バックルなどパーツもブラックに統一してミニマルに仕上げ、トリムや底面にレザーを配して高級感を添えている。
外装のポケット類は計算された大きさで、サイドポケットにはマイ・ボトルも収納可能。背面に15インチPC(または16インチMacBook)まで収納できるパッド付きPCスペースを装備。フラップを閉じた状態でもフロントファスナーからメインコンパートメントにサッとアクセスできて実用的だ。背面にはキャリーケースのハンドルに連結するためのスリーブも。普段使いから旅まで、幅広くカバーしてくれる。縦49.5×横30.5×マチ14cm。
06:UNTRACK|CITY/3LS DAYPACK M
3レイヤー構造生地の新シリーズがデビュー
2023年に“アーバン×アウトドア”を掲げ、バッグの名門エースからデビューしたアントラック。機能的バッグとウェアを手がけるライフスタイルブランドという立ち位置で、おしゃれ好きの注目を集めている。25SSは人気のCITYシリーズに、3レイヤー構造生地を採用したCITY/3LSが新登場。アントラックのアイコンアイテムとして提案されるデイパックもラインナップされた。
表地はコットンライクでマットな質感のナイロンタフタラミネートクロス。シンプルな見た目ながら多様なギミックを備えているのが特徴だ。メインコンパートメントのほか背面に、独立したPC収納スペース(15.6インチ対応)が。フロントにはファスナーポケットのほかトップにステルスなファスナーポケット、サイドにもオープンポケットとファスナーポケットが付き収納は大充実。人間工学をベースに独自開発したユニバーサルハーネスで、背負い心地も快適だ。ショルダーストラップの長さ調整もワンタッチで抜群にしやすく、ON/OFFで大活躍間違いなし。縦46×横32×マチ14cm。
07:UNIQLO|Multi Pocket Backpack
フラップ式のクラシックな新デザインに注目
ユニクロのバックパックといえばファンクショナルバックパックに象徴されるようなミニマルで機能美を追求したデザインが思い浮かぶが、6月末に発売された新作ではフラップ式のクラシックなデザインをピックアップ。カジュアルな印象ながらマットなナイロンファブリック、金具パーツもブラックのワントーンでスーツなどにも合うシックな表情に。
フラップとドローコードを併用した開閉で、メイン収納には15インチまでのノートPCが入るポケットも。外側フロントにはマチ付きのジップポケットが2つ、両サイド、フラップにも(背面上部)ポケットが配され充実の収納。フラップを開けずともメインコンパートメントに直接アクセスできるファスナーが配され、ノーストレスの使い心地だ。ショルダーストラップの端が垂れない仕様もスマート。縦47×横28.5×マチ14cm。
08:L.L.Bean|Trail Model Day Hiking Pack 25
アーカイブからレトロパックが現代的スペックで復活
ブタ鼻のパッチがレトロな雰囲気を醸し出すトレイル モデル デイ ハイキング パック25は、25SSの新作。エル・エル・ビーンで長年ファンに愛されてきたアーカイブのパックを、素材や機能性をアップデートして復活させた。フロントにあしらわれたロゴパッチを新デザインにするなど、完全な復刻でないところがポイント。ちなみにブタ鼻はピッケルやポールを装着するためのループの通称で、本作はストラップ付きと実用性も備える。
本体はタフな1200デニールの再生ポリエステル、バックパネルはフォーム素材のパッド入りエア・メッシュで快適な背負い心地に。内側には15インチまでのノートPCが収納できるスリーブや、メッシュのポケットも装備。チェスト、ウエストストラップは取り外し可能で、用途に応じて使い分けができる。メインコンパートメントのファスナーが大きく開くのも何かと便利。縦46×横25×マチ18cm。
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