
クラフトマンシップが際立つエルメスの小物は、装いに品格を添えてくれる名脇役。カジュアルになりがちな夏にこそ、エルメスを1点取り入れたい。
01. 《MEDOR XO》


《メドールXO》ラインのレザーブレスレット
エルメスを象徴するクルー・メドール(ピラミッド型のスタッズ)とリングを組み合わせた《メドールXO》ライン。この2つのシンボルは1949年に誕生したブレスレット、《コリエ・ド・シアン》に採用されたのが最初で、並べると浮かび上がる「X」と「O」の文字はメッセージの最後に愛情表現として添える「XOXO」をオマージュした。
レザーにこの2つのモチーフがあしらわれたダブルのレザーブレスレットは、リングが留め具の役目を果たし、その精緻なデザインにも心が躍る。Tシャツスタイルも手もとにこのブレスレットを着けるだけで、格が上がる。
02. 《NEVADA HERITAGE》


デニム調リネンキャンバスのジェットキャップ
5パネル構造のジェットキャップにヴォー・スポール(カーフスキン)のバイザーを付けたエルメスならではのアイテム。デニムのように見えるクラウン部分は、ウォッシュド・リネンキャンバスで清涼感がある。
フロント左サイドに小さな《クルー・ド・セル》がひとつ添えられアクセントに。バックのサイズ調整用ストラップの留め具にも《クルー・ド・セル》があしらわれているのが贅沢だ。
03. CARRE H《EX-LIBRIS》


シルクと極薄ニットの斬新なハイブリッド
シルクのカレとハイゲージニットを組み合わせた、ハイブリッドなカレ。シルクツイルとハイゲージニットという異なる2つの素材の境目がわからないほど、自然に融合されている。シルクのカレには、ユーゴ・グリッカーが1946年にデザインしたクラシックバージョンの《エクスリブリス》を採用。
コンビネーションを活かして纏うもよし、どちらか片面をフィーチャーすることもできる。カジュアルとエレガンスを両立する傑作。90×90cm。
04. 《IN THE POCKET》


折りたたみ可能な構造のレザーケース
2025年のエルメスのクリエイティビティのテーマ、「ドローイング - 描く-」を表現したレザーのカラーペンシルケース。14色の色鉛筆を収納できるこのケースは、エルメスらしい特徴とクラフトマンシップが凝縮されたアイテムだ。
2つのコンパートメントの背面には《クルー・ド・セル》のスナップボタンが配され、持ち運ぶときはコンパクトに折りたたんで、ドローイングで使用するときは広げてとシーンに合わせ形を変えられる。マチの部分にはステッチが端正に仕上がるように、革漉き(パリュール)技法が取り入れられている。
05. 《KID》


クラシックスタイルの万能スニーカー
《キッド》は2025年春夏に登場した新型スニーカー。クラシックなスタイルでありながら、現代的に洗練されたデザインで、素材やカラーバリエーションなど豊富に展開されている。控えめな「H」をあしらったソールがアイコニックだ。
夏におすすめなのはトワルH(コットンキャンバス)/カーフ/シェーヴル・ヴェロア(山羊革)のコンビネーションアッパー。プリュノワールのキャンバス地に白のソールの配色が上品で、カジュアルスタイルをシックに演出してくれる。
エルメスジャポン
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