ロエベの2025秋冬コレクションの着想源となった、ジョセフ・アンド・アニ・アルバース財団とのコラボレーションによる革小物&バッグにフォーカス。さらに、今季デビューの新型スニーカー「ジャンボ」もピックアップ。
01. COIN CARDHOLDER
グラフィカルなスクエアに心を奪われて
バウハウスで学び、20世紀モダニズムを代表する芸術家として活躍したジョセフ・アルバースとアニ・アルバース。ジョセフは色彩知覚と空間的関係性をめぐる探求で知られる抽象画家だ。彼の代表作《Homage to the Square(正方形讃歌)》シリーズから着想を得たコインカードホルダーは、ナパカーフスキンを採用してロエベが得意とするレザーインターシャの技術によってグラフィカルなスクエア柄を描いている。
ペールグレーにライトシトリンの配色もモダンで美しい。コンパクトサイズながらL字ファスナー&マチ付きで大きく開き、コインの出し入れがしやすい。縦7.5×横13×マチ1cm コイン入れ1箇所、カードスロット4箇所。
02. BIFOLD WALLET
トレンド感のある配色のスクエアモチーフも
前出と同じくジョセフ・アンド・アニ・アルバース財団とのコラボコレクションの二つ折り財布。入れ子式に重なった正方形を描いた作品の一部を切り取ったような、歪みのある比率や量感にロエベのセンスが光る。
色彩を追求した作品だけに多様な配色パターンが散見するが、元クリエイティブ ディレクターのジョナサン アンダーソンは的確に現代の空気感にマッチするパターンを選んでいる。内側にはジョセフのサインの箔押しも。縦9.9×横11×マチ1.8cm 札入れ2箇所、カードスロット8箇所、フリーポケット2箇所。
03. PUZZLE BAG SMALL
アート作品を色彩のブロックで「パズル」に昇華
ユニークな幾何学的デザインと四方体のフォルムが魅力の「パズル」。フラップ部分に《Homage to the Square》から着想を得たスクエアのレザーインターシャが施され、作品の世界観をカラーブロックで取り入れた。もともとオブジェ感のある「パズル」が、アートピースとしてのオーラを纏う。
取り外しできるショルダーストラップが付属し、クロスボディ、ハンドキャリーと着こなしに合わせた持ち方が可能。背面にジップ付きポケットがひとつ、内側はスエード裏地でスリップポケットをひとつ装備。縦16.5×横24×マチ10.5cm。
04. FLAMENCO PURSE TOTE
トートバッグに進化した「フラメンコパース」
「フラメンコパース トート」はソフトなメローナパラムスキンでつくられた、「フラメンコ」の新作バッグ。「フラメンコ」にドーナツチェーンが付いた「フラメンコパース」を縦長にして、コントラストカラーが映えるトートバッグに。
シグネチャーである結び目が付いたドローストリングに加え、取り外しできるドーナツチェーンが付くことでマルチな持ち方が可能になった。ドーナツチェーンにはアナグラムの飾りが組み込まれ華を添える。カジュアルにもドレッシーなスタイルにもマッチする万能バッグだ。縦38×横29×マチ9cm。
05. JAMBO
アンシンメトリーなトゥシェイプの新型
「ジャンボ」は2025秋冬コレクションで誕生した新型スニーカー。アンシンメトリーなスクエア風のトゥシェイプがロエベらしい。ソフトグレインカーフスキンのアッパーに、薄底すぎないラバーソールが付いたモデル。
ナパレザーのインソールで足入れも心地よく、抜群に履きやすい。甲部分にバッシュを彷彿とさせるパンチングが施され、サイドにあしらわれたパッチワークラインがアクセントに。ブラックのほかホワイト、サンフラワー(イエロー系)の3色展開で、すべてソールまでのワントーン。
ロエベ ジャパン クライアントサービス TEL:03-6215-6116