
エルメスの2025年秋冬コレクションから、秋の装いに品格を添える小物を厳選。カシミアツイル素材のキャップやカシミアシルクのスカーフに加え、鮮やかなブルーが目を引く新型カードケースにも注目。
01. 《COINS DE MALLE》


トランクのコーナーに着想したデザイン
《コワン・ドゥ・マル》はエルメスの古いトランクのエッジからインスピレーションを得たカードケース。キャリーバッグ《R.M.S》を彷彿とさせるディテールでもあるコーナーが、構築的なアクセントに。ニュアンスのあるブルーにも心惹かれる。
角にフラップを差し込むレトロな構造が、今また新鮮だ。必要最小限のカードや名刺を入れるのにちょうどよく、ミニマルな美しさと実用性が共存する。縦6×横9cm。
02. 《MAILLON》


エルメスを象徴するマイヨンのリング
エルメスにとって重要なシンボルである《シェーヌ・ダンクル》のマイヨン(コマ)をモチーフにしたリング。センターにブラックを配したマイヨンが、静かな強さと新たな陰影を引き出す。
ステンレススティールのミニマルなフォルムは、ひとつでも確かな存在感を放ち、ブレスレットやほかのリングとのレイヤードも自在。秋冬のニットやウールのスタイリングに、シャープさを添えたいときはこのリングを。
03. 《LOYD OPTIQUE》


英国調のチェック柄をモダンにアレンジ
エルメスの新しい素材、カシミヤツイル マクロ・クラブチェックを使用したキャップ。通常のガンクラブチェックを拡大することで、オーセンティックなパターンの鮮度を上げた。サイドにはパラディウム仕上げの《クルー・ド・セル》が。
キャップの内側にはカレのデザイン「エルメス・オプティカル・パースペクティブ」モチーフのワッペンがあしらわれ、おしゃれ心をくすぐる。クラシックなカントリー調のコーディネートはもちろん、シンプルなシャツ&チノパンスタイルにかぶれば、それだけでブリティッシュなムードがまとえる。
04. 《CHEVALDE COEUR BANDANA》


大判で多様にまとえるカシミヤシルクのカレ
エミール・エルメス コレクションのカタログに収められた、19世紀の蹄鉄職人の看板の鍛鉄にインスパイアされた野村大輔による一枚。星の意匠に身を包んだ馬たちと、馬蹄モチーフをオーセンティックなバンダナ柄に昇華。カラーバリエーションの中でも、このネイビーがもっともバンダナらしい佇まいを見せる。
約140cmの大判だから、ふわっと肩から羽織るような使い方もスタイリッシュ。カシミヤシルクはかさばらず、襟元にきっちり巻いてスカーフ風に仕上げてもいい。136×135cm(手作業で縁かがりを施しているため、サイズに個体差あり)。
05. 《LEADER》


ハイブリッドな新型スニーカーが登場
《リーダー》はスポーティでエレガント、軽量で履き心地も快適なデイリーユースにぴったりの新モデル。シュータンに配されたテープが、アウトドアシューズのディテールを思わせる。メッシュとカーフ、シェーヴル・ヴェロアのコンビネーションアッパーは、どこかレトロな趣。
ラバーとレザーを融合したエルメス独自の新たな職人技が息づいており、デザインもエルメスのシグネチャーがひかえめにきいたクワイエットなルックス。カラー展開も豊富だが、ベージュ×オレンジのレトロアウトドアな配色がおすすめ。
エルメスジャポン TEL:03-3569-3300