ファッションの現場で働くおしゃれな大人たちが、私的愛用品をレビュー。今回は「BODHI(ボーディ)」デザイナーの水谷倫さんが愛用するPOLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフ ローレン)の「ビッグチノ」。長年買い続けてきた定番パンツに、待望のブラックを買い足した。ノータックのシルエットと後染めの風合いが、今の気分にしっくりきている。
「BODHI(ボーディ)」デザイナー。カシミヤを中心とした上質な天然素材にこだわり、素材本来の魅力を生かしたものづくりを手がける。服だけでなく、靴やアクセサリーにも独自の審美眼を持ち、ワークやアメカジをベースに、モードなアイテムを取り入れたスタイルを好む。
何本あっても買い足したくなる、僕の定番パンツ
「僕にとって、ラルフ ローレンのビッグチノは、昔からユニフォームみたいな存在なんです。古着屋で買ったり、復刻されたときに買ったりして、今では6〜7本くらい持っていると思います。ベージュやネイビー、白のコーデュロイなんかもありますけど、黒はこれまで見かけなかったんです。これは今季のモデル。ずっと欲しかった黒を見つけたので、すぐに買いました。
ビッグチノはリーバイスの501みたいな感覚ではいているパンツなんですよ。シーズンによって生地や細かなディテールは変わりますけど、基本のスタイルは変わらない。いつもの格好に自然と合うし、はくと安心感があるんです」
「90年代のアメリカ製のデッドストックも持っているんですけど、当時のものは生地が薄いんですよね。今季のものはかなり肉厚。そういう違いも含めて、長年愛用しているシリーズなんです」
ノータックと後染めの黒が、今の気分
「これまでの復刻モデルはタックが入っているものが多かったんですけど、今回はノータックなんです。腰まわりがすっきりしていて、裾までストンと落ちるストレートシルエット。今はこういうシンプルなパンツをさらっとはきたい気分なので、ちょうどよかったですね。
それと、今回は後染めのブラックなんです。ラルフ ローレンって、新品でも少しウォッシュがかかったような風合いがあって、最初から馴染みやすいものが多いじゃないですか。これもそういう一本ですね」
どこへ行っても、自分らしくいられるパンツ
「合わせるものは本当に何でもいいんです。Tシャツでもニットでもいいし、ジャケットを羽織ってもいい。デニムと同じ感覚で、普段から何にでも合わせています。
僕が服を選ぶときに大事にしているのは、どこに行っても同じ気分でいられることなんです。日本でも海外でも、仕事でも普段の生活でも、基本的にはいつもの自分の格好でいたい。
例えばパーティーやレセプションだからといって、服装を全部変えてしまうのは、なんだか違う気がするんですよ。ジャケットを羽織るくらいで成立するなら、それでいい。僕はどこへ行っても『自分でいたい』んですよね(笑)」

