ファッションの現場で働くおしゃれな大人たちが、私的愛用品をレビュー。スタイリストの豊島猛さんが推すニューバランス「550」の「Aimé Leon Dore(エメ・レオン・ドレ)」コラボは、真っ白すぎない絶妙なホワイトトーンが、大人の足元に自然な抜け感をもたらすという。
モードからストリートまで幅広いジャンルのメンズファッション誌をはじめ、ブランドのルックブックや広告などのスタイリングを手がける。定番品の影に隠れた知られざる名品やジャンルを超えたアイテムのリサーチ力は業界でも評判。
“白すぎない白”が、気負わず履ける
「この550を買ったのは3年くらい前。エメ・レオン・ドレとのコラボは定期的に出ていますが、この色はたまたま買えた一足でした。
最初に惹かれたのは、やっぱり白のトーンです。ぱっと見は白なんだけど、真っ白ではない。ソールはほんのりクリームがかっていて、スウェードの毛足も含めて全体がやわらかいニュアンスなんですよね」
「年齢を重ねるにつれて、“真っ白な新品スニーカー”が少し恥ずかしくなってきていて(笑)。汚れるのは嫌だけど、白すぎても照れる。
その点、この550はちょうどいい。多少汚れても古着っぽい味になるし、紐の汚れもそこまで気にならない。メンテナンスを神経質に考えなくていいところは、普段履きとしてかなりうれしいです」
スウェットにもセットアップにも馴染む立ち位置
足元でトーンを整える“大人の白”
「この550は、履いてみて初めて“コーディネートをまとめる白”だと気づきました。真っ白ではなく、アイボリーやグレーが自然に混ざっているから、服の色に寄り添ってくれるんです。
白スニーカーなのに足元だけ浮かず、全体のトーンを整えてくれる存在。だからこそ、気づくとつい手に取っているんですよね」
「いまは現行では手に入りませんが、メルカリなどで見かけることもあります。エメ・レオン・ドレのコラボは、毎回色の作り方が本当にうまい。気に入る一足があれば、そのときに買っておくのが正解だと思います。僕にとっては“ギリギリ買えた”一足で、その背景も含めて、いまも特別な存在です」


