2018.01.22

スタイリスト小林 新の“色柄を効かせる”着こなし七変化

モデルに服を着せるのも、自ら着て服のよしあしを見極めるのも、スタイリストの仕事。
いつだってファッションに全力な、40歳男子スタイリストの冬の着こなしに迫る!

「年を重ねて、色柄を 効かせることが増えてきた」 小林 新

これまでと変わらず、ワークやミリタリーをベースにした小林さんらしいトラディショナルなスタイル。ただ、大きくアップデートされていたのが、色柄を積極的に取り入れていたところ。果たして、今の気分なのか、それともほかの理由があるのか…。
「もうアラフォーですよ。華やかな色柄を差しても昔のように嫌みに見えなくなってきて、受け入れられるようになりました」。つまり年齢によって着こなしが変わってきたということ。基本は首元、足元に色柄を差す。そして時には鮮やかなパンツやニットにも挑戦。

スタイリスト小林 新の“色柄を効かせる”の画像_1

DAY1 今季は総柄スカーフで小技をきかせる

アトリエ&リペアーズのクレイジーパターンのスカーフをフィグベルのダッフルコートの味つけに。「首元には柄、足元やサングラスのレンズにパープルを効かせました。最近の変化を最も象徴するルックです」。リジッドジーンズは、色落ちしにくい加工が施されたカラーの便利アイテムだ。

スタイリスト小林 新の“色柄を効かせる”の画像_2

DAY2 シンプルな着こなしを色で フレッシュに見せる

主役は、今季ユニクロ ユーで見つけたカラーパンツ。スタジオ ニコルソンのジャケットのほか、ジェイエムウエストンのシューズやボルサリーノのキャスケットまで茶系で揃えたルックに、エンジが華を添えている。

スタイリスト小林 新の“色柄を効かせる”の画像_3

DAY3 タートルネック感覚のマフラー使い

「今季はレザーベストを駆使したレイヤードに注目しています」という着こなしのメインは、コートとベストともにフィグベル。暖かみのあるウェアの素材感に合わせて、足元はクロケット&ジョーンズのスエードブーツを。

スタイリスト小林 新の“色柄を効かせる”の画像_4

DAY4 どうも、今日は午後から雨模様…

毎シーズン重宝しているマーガレット・ハウエルのゴアテックスコート。ドリス ヴァン ノッテンのジャケットとフィグベルのジーンズでシックにまとめ、ブーツはパラブーツ。撥水性に優れたアイテムを積極的に採用。

スタイリスト小林 新の“色柄を効かせる”の画像_5

DAY5 休日の服選びは、抜け感を 大事にしている

オフの日は、抜け感のあるリーバイス®ビンテージ クロージングのブルージーンズを愛用。クラシックなウティのジャケットに合わせたのはグッチのローファー。シンプルな着こなしにオレンジのソックスが映える。

スタイリスト小林 新の“色柄を効かせる”の画像_6

DAY6 モスグリーンのスーツにパープルって 新鮮だ!

ファッション撮影以外の現場には、いつもよりきちんと感を意識したフランク リーダーのセットアップ。落ち着いた印象のポール ハーデンのコートでまとめつつ、地味になりすぎないようパープルをさして愛嬌をプラス。

スタイリスト小林 新の“色柄を効かせる”の画像_7

DAY7 誰にも会わない日のご近所スタイル

スウェット感覚で着られるジョン スメドレーのニットパンツに、トップスはフィグベルのニットとバブアーのオイルドジャケット。楽だけれど、40歳男子にふさわしい上質な素材選びがワンマイルウェアの決め手だ。


Photos:Shinichiro Shiraishi
Text:Keiichiro Miyata

RECOMMENDED