2022.01.05

検証・おしゃれな大人は友人もみんなおしゃれって本当ですか? 〜絵描き・依田直之さんの場合

おしゃれな人は、いったいどんな人たちとつながっているのだろう。気になる交友関係に迫ってみた。

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二人とも年の離れた後輩。でも驚くほど感性が合います

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依田直之さん(32歳/絵描き) 複数のセレクトショップブランドを経て独立。現在はファッションブランドとイラスト制作などを行う。2021年から生まれ故郷の埼玉県比企郡小川町を活動拠点に。同時に自身のアパレルレーベル「Sunglow fields」をスタート。

「自宅でのデスクワークや手作業が多いので、冬は上下ともラフで楽なスウェットを着ていることが多い」と話す依田さんは、チャンピオン(USA製)のスウェット上下にイズネスのCPOシャツジャケットを合わせ、明るいグレートーンでまとめた。アウター選びの基準は「肉厚なスウェットの上に着ても腕や胴まわりがキツくならないこと」。そのためにあえて2サイズ上を買うことも。ラフにひと巻きしたエンゾの青いストールと、茶色のクラークスのワラビーが程よいアクセント。手首に引っかけたヘッドフォンは必需品で「ステイタスのヘッドフォンは常に持ち歩いています。自宅でもずっと音楽を聴いていますし、外でも一人のときはずっと聴いていますね(笑)」。


音楽&仕事仲間

小島くんとは音楽の趣味仲間。センスがよく僕の作業用BGMを選んでくれることも。彼の選曲した音楽を僕の絵のアニメーションと合わせてYouTubeにあげたり、ともにアパレルもやっています。尊敬できる後輩です。(依田)

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小島 龍さん(25歳/ETS.MATERIAUX プレス) 「デニムのように着込むにつれ風合いの変化を楽しめる服や、土っぽい色味のものがワードローブを占めています。今日のコーディネートのテーマは、ヨーロッパから見たアメリカ」。その言葉どおり、リーバイスの3rdジャケットをリメイクしたブレスの一着に、柄が印象的なミッソーニのシャツ、そして流し染めされたエンゾのストールを合わせ、型にはまらないワークスタイルを意識。「依田さんとは2021年から『Sunglow fields』というアパレルレーベルを始めました。育った環境も音楽の趣味も近くて、いつも影響を受けています」。

遊び&仕事仲間

4年ほど前に彼が日本に来たときからの付き合いで、職場で一緒だったことも。互いに独立してからも遊んだり、写真を撮り合ったり、ブランドのコラボについて話し合うなど、公私ともにいつも刺激をもらう存在。(依田)

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Yuthanan(ユタナン)さん(26歳/デザイナー・フォトグラファー) 「マスタードカラーが目をひくモールスキンのセットアップから、ヴィンテージ生地を使ったベスト、ニットキャップまで、すべて自らディレクションしているブランド『シアージ』のもの。冬は重い色を選ぶのは靴だけで、明るい色や柄を取り入れるのがマイルール」と、パリで生まれ育ったユタナンさんらしく、異国情緒漂う装いに。「依田さんに動物のドローイング作品を依頼した際に、仕上がりがとても気に入って、その柄でシャツを作ったことも」。それから毎年コラボするようになり、盟友とも言える関係は現在も続いている。


Photos:Yuta Kono
Text:Masato Nachi

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