2018.01.26

阿部ジャパン祐二の突撃!BEAMS JAPAN#7

「阿部ジャパン祐二の突撃! BEAMS JAPAN」第7回は
「手仕事がすごいジャパン」

日本を代表するセレクトショップBEAMS。数あるレーベルの中でも、日本をテーマにモノ・ヒト・コトをキュレーションし発信しているBEAMS JAPANの魅力を紹介していくこのコーナー。朝の情報番組『スッキリ』のリポーターとしてお馴染みの阿部祐二さんが、新たに阿部“ジャパン”祐二と名乗り、BEAMS JAPANの魅力をアツく探っていきます。



日本が誇る素晴らしいアイデアや技術に触れると、「いいね!」の代わりに思わず「ジャパン!」と叫ぶ阿部リポーター。取材が終わり、最終的にいくつの「ジャパン!」を獲得したかもお楽しみです。第7回目は、素晴らしい手仕事から生まれた日本の伝統工芸品にフォーカスします!


阿部ジャパン祐二の突撃!BEAMS JAの画像_1

松本民芸家具×fennicaフェニカロッカー

美しくて快適なロッキングチェア

1948年に長野県松本市で創業して以来、一貫して国産材にこだわり、すべてを手作業で行いながら、良質な木製家具を作り続けている松本民芸家具。定番の508D型ウィンザーチェアは、柳宗悦らとともに民芸運動に参加した英国人陶芸家のバーナード・リーチが監修した椅子であり、これを新たにロッキングチェアとして再設計したのがこの「フェニカロッカー」だ。座面は通常のロッキングチェアより高く設定され、ロッカーをつけたことでさらなる心地よさを実現。まさに職人の手仕事とデザイン性が見事に調和した一脚である。¥142,000


濱田窯×fennica ボウル

※店頭までお問い合わせください。TEL:03-5368-7300

日々の食卓を彩ってくれるボウル

民芸運動の創始者のひとりである濱田庄司が栃木県益子に開窯した濱田窯。その濱田窯の長屋門と呼ばれる蔵から出てきたオールドヴィンテージをもとに、新たに別注したのがこのボウル。1960年代、濱田庄司が濱田門窯のものとしてデザインしたかたちを、現在の濱田窯の窯主である孫の濱田友緒さんが忠実に再現して製作した。オリジナルは黒釉のみであったが、今回はfennica別注カラーとして緑釉と柿釉を加えた計3色を用意。ひとまわり小さなサイズもあり、例えば大きいほうは煮物やサラダ用、小さいほうはお鍋の取り皿といった具合に、日々の食卓で大活躍すること間違いなし。¥3,500(大)・¥3,000(小)


阿部ジャパン祐二の突撃!BEAMS JAの画像_2

桂樹舎/fennica 文庫箱 うろこ柄

アイデア次第で使い方いろいろ

和紙の産地として知られる富山県八尾。この色鮮やかな文庫箱は、八尾和紙の製造所のひとつ、桂樹舎の定番アイテムである和紙製こいのぼりのうろこ柄をデザインした別注モデル。伝統的な手法を用いて、漉きから染め加工まで手作業で作られた和紙は、温かみのある独特の風合いを生み出し、使い込んでいくほどにやわらかくなり、艶が出てくる。書籍や手紙類を収納するのはもちろん、テーブル周りの小物を入れたり、デスクの上の文房具を入れたりと用途は幅広く、柄違いや色違いで揃える楽しみもある。ちょっと人と差をつけたいときのギフトとしても最適だ。¥7,200(大)・¥4,800(小)


仙台木地製作所×fennica こけし

※店頭までお問い合わせください。TEL:03-5368-7300

現代に甦った創作こけしの名作

東北地方に古くから伝わるこけし。こけしには「伝統こけし」と、新しいものを取り入れたフリースタイルの「創作こけし」があり、伝統こけしはエリア別に11系統に分かれ、それぞれがその土地ならではの特徴を持っている。佐藤正廣さんと康広さん親子が営む仙台木地製作所は、遠刈田系こけしをはじめとした木地挽物を製作するほか、fennicaとのコラボレーションで青色の絵付けを施したインディゴこけしを手がけるなど、柔軟な思考と発想でものづくりに取り組んでいる。この描彩のないユニークな形状のこけしは、仙台で創作こけしの第一人者として活躍した石原日出男さんの作品「槐(えんじゅ)の子」を、現代の名工である佐藤正廣さんの手によって復刻したもの。また、fennica別注として顔の意匠を省き、サイズダウンした「槐の子 fennicaモデル」もある。「槐の子」¥80,000(大)、¥35,000(中)、¥35,000(小)、¥50,000(人型大)、¥20,000(人型小)。「槐の子 fennicaモデル」¥11,000(大)、¥9,500(中)、¥9,500(小)



出演/阿部祐二
ヘアメイク/高村みこ
構成・テキスト/澤田真幸
撮影・編集/江木俊彦[リモコン]

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