2020.06.13

大人が憧れる大人、アートディレクター藤村雅史の休日アウトドアファッション

UOMO誌面で披露する着こなしや私服への反響の高さときたら!「いま大人が最も憧れる大人」、アートディレクター藤村雅史の意外とアウトドアな休日ライフとファッションを公開!

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JACKET : PATAGONIA LIFE JACKET : HELLY HANSEN PANTS : HELLY HANSEN SHOES : INOV-8

――そもそも釣りのために自分の船を持ってるって…何事ですか?
 人が運転できるものって順に考えたら、まずバイクに車、次に船、飛行機って流れがあるじゃない? もともとサーフィンをやっていて海が好きだったのもあるんだけど、きっかけは船舶免許を取得したこと。最初は小型船舶の5級を取って、4級取って次は…ってやって、気づいたら船を買っていた。シューティングスターって名前は、娘がつけてくれた。


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――実際に船を所有してみてどうですか?  東京湾は風が強くて潮は浴びまくるわ、ガソリン代はめっちゃかかるわ、それでいて釣れないなんてざら。実際は大変なことばかり。でも人と同じことはしたくない。それに船で沖を突っ走っていると、「ああ、いま俺はなんて自由なんだ」って実感できる。海との対話はかけがえのない時間。

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――計器やレーダーもかっこいいですね。  FURUNOのレーダーはちょっと自慢したい。これがあれば濃霧でも平気だし、鳥山(海鳥の群れ。大型魚に追われ浮いてきた小魚を狙って集まるので、その下の青物魚を狙う際の目印に)も教えてくれる。実際に使う機会はまずないんだけど、これがあるとないではテンション的にえらい違い!」
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T-SHIRT : PATAGONIA SWIM PANTS : PATAGONIA SUP BOARD : F-ONE

――休暇に西表島をよく訪ねるとか。
 西表島の海は世界でいちばんきれいだと思ってる。魚を釣ったり、船遊びしたり、SUPをやったり…すぐに海に入りたいから、最初から海パン。今日はTシャツも海パンもパタゴニアで。

――西表島の魅力とは?
 ここでしか出会えない光景を見せてくれる。釣れる魚も太平洋と東京湾じゃ当たり前だけど全然違う。バショウカジキを初めて釣り上げたときは感動したなあ。


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――何をして過ごす時間が好き?  フリーダイビング。身体一つで海深くに飛び込んで沈んでいくと、下には吸い込まれそうな青。深海のブルーがどこまでも続いている。一転、浮力で水面に上がるときには、水中に差す陽光がキラキラしていて、それが信じられないくらいきれい。好きな時間はたくさんあるけど、あの光景を見る瞬間がいちばんかなあ。「ああ帰ってきた…」って思える。 ――これから西表島でやりたい夢は?  島でゲストハウス兼カフェを開くこと。好きな友人や仲間を招いて、自分の淹れたコーヒーでもてなしたい。具体的に土地を探し始めているけど、これがなかなか難しい。どうせなら現地の資材を使ったり、サステナビリティも意識したいけど、材料一つ運ぶにもとても大変だし、今のところ現実味は50%くらい。いつかかなうといいけれど…どうでしょうねえ。

Photos:Yuhki Yamamoto

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