2020.01.12

【大人の1週間コーデ】スタイリスト西又潤一さん「グレー×アースカラーが気分」

さまざまな分野で活躍する男たちの1週間の着こなしに密着。「いつ、どこで会ってもおしゃれ」とウワサの彼らは、冬に何を考えワードローブを組み立てているのか。西又さんはグレーをべースにした色の組み合わせがスタイルの軸だった。

西又潤一さん JUNICHI NISHIMATA スタイリスト スタイリスト二村毅氏に師事後、独立。本誌ほか多くのファッション誌、広告、カタログなどで活躍中。私服も仕事もクリーンでミニマルなスタイリングが持ち味。

「夏に自分のベースカラーが黒からグレーに変わって、しばらくは差し色でネオンカラーなどを着ることが多かったのですが、冬はグレーベースはそのままに、より『馴染む色』を探すようになりました。黒が馴染むのは当たり前として、発見だったのはオリーブやベージュなどのいわゆるアースカラー。グレーの冷たいワンカラーコーディネートよりも、冬らしい温もりが出るというか優しげな雰囲気になるんです。着回しもラクですしね」。


MON今季のベストアウターはオリーブカラーのカルーゾ

【大人の1週間コーデ】スタイリスト西又潤の画像_1
「オリーブカラーのアウターはすごく久しぶり。以前は黒と合わせていましたが、グレーも仲間の色と気づきました。すっきりとまとまる気がします」。パンツはヴィンテージのアルマーニ。

TUE昔ながらの普通のワークパンツをブランドの新作で見つけるとうれしい

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スタプレ…に見えて実はマルニの新作。「ややフレアしたシルエットが新鮮で、グレーがかったベージュの色もマルニならでは」。ベストはアークテリクス、ニットはグラフペーパー。

WEDシルバーグレーにはブルーのネオンカラーがマッチ

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マルニの中綿入りコートは明るいシルバーグレーが魅力。「このくらい光沢があるなら、ジャージーズのネオンカラースウェットがいやらしくなく着られます。マフラーも同系色がポイント」。

THUたまにはグラフィックを入れてマンネリに陥るのを回避

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「無地ばかりで着回していると飽きるので、たまにシュプリームのリタ・アッカーマンのプリントパーカで鮮度を出します」。

FRIモノトーンな日にはやわらかな曲線を意識して

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プラダのブルゾン、ジョンストンズのマフラー、エイチ ビューティ&ユースのパンツ、クラークスのデザートブーツまで黒~グレーのきれいなグラデーション。「クラークスのグレースエードは足元が軽やかになるので、冬いちばんのお気に入りです」。

SAT逆に上下タイトシルエットも春に向けて注目している

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「スメドレーのニットはあえてジャストサイズで、スタビライザーのデニムはブーツカット。どちらも少し気になるシルエット」。

SUN旅先では色合わせのほかに効果的なレイヤードも意識

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「出張先の京都では、アークテリクスのベストが活躍」。

Photos:Mitsuo Kijima 

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