2019.08.18

熱波に負けないスーツ選び! 達人は素材と着こなしで夏を乗り切る

正統派のスーツで夏に挑むのは無謀というもの。「ビジカジ」に支持が集まるのも当然かと思っていたら、暑くてもビシッとスーツを着こなす大人たちがいました! 彼らはどのようにして押し寄せる熱波を乗り切っているのだろうか。

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ベージュのリネンスーツで 見た目も着心地も涼しく

新井慶太さん(34歳/バーニーズ ニューヨーク PR)
新井さんが着たバーニーズ ニューヨークのスーツは、リネン100%ゆえにかなり涼しげな佇まい。さらに重い印象のブラックやネイビーではなく、ベージュというのがなんとも爽快。「吸湿発散性が高く、肌離れがいいので涼しさは十分。リネン特有のシワが大人の余裕を演出します」。

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酷暑を乗り切るためには、 究極まで軽さを突き詰めた一着を

木村顕治さん(36歳/麻布テーラー 企画・セールス)
生地にこだわっても暑いものは暑い。ならばまるで「着ていない感覚」で着られるスーツはどうだ? 木村さんが着るのは、「超軽量」が魅力の麻布テーラーの“ゼログラヴィティ・スーツ”。「徹底した軽量化の過程で、抜群の通気性に。シルク混生地なので端正な趣はキープできます」。

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ブルーを基調にした爽やかな着こなし

関内健太郎さん(34歳/会社員)
サマーウールで仕立てられたトゥモローランドのスーツを着た関内さん。「営業の仕事をしていることもあり、暑苦しい見た目は絶対NG。ブルーにまとめることで涼しげな印象に仕上げました。淡白にならないようVゾーンは青のグラデーションにして、奥行きをつくったのもポイント」。

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天然素材にこだわり、涼しく上品にまとめる

小林順平さん(36歳/ビームス プレス)
「スーツ本来の美しいシルエットを実現してくれるから」と天然素材にこだわる小林さん。シックなビームスF のスーツはウールとモヘアの混紡素材。「実はウールって、糸の撚り方によってコットンよりも涼しい素材になるんです。さらにこれはモヘア混だから、いっそう涼しく着られます」。

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暑くても余裕なワケは体感温度−10度の生地

高津戸真吾さん(29歳/エディフィス プレス)
エディフィスのスーツに使われているのはイタリアの名門ファブリックメーカー、レダ社のものでその名も“アイスセンス”。「赤外線の吸収を抑え、反射を促進することで表面温度を8度も抑えられる驚きのスーツ。体感温度は驚異のマイナス10度といわれ、本当に涼しい着心地なんです」


Photos:Katsunori Suzuki Mitsuo Kijima Keiichi Ito
Composition&Text:Ryo Kikuchi

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