2017.11.20

これを買っておけば後悔しない!4人の“マイファースト”エルメス

エルメスを買うということは、それ自体がかけがえのない体験。4人のファッション好きが語る、
人生初のエルメスの物語を披露する。40歳男子は、「欲しい」を諦めない!

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受け継ぐブレスレットを、今日も

土井地 博さん(ビームス コミュニケーションディレクター)


「初めてのエルメスは、ブレスレットのシェーヌ・ダンクル。20年前、パリのアンティークショップで購入しました。確か20歳の記念だったかな? 当時は古着にマルジェラ、ジャン・コロナ、ヘルムート・ラングを交ぜたりするのが自分の中でのブームで、それに合わせていました。初めて手にしたときは“大人になったな”と率直に思いましたね。最近では娘が欲しいと言いだしたのでいつか渡してあげたいです。ただ、今もほぼ毎日身につけているのでもう少し先のことになるかな」


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今も昔も、手に抱えているのは

宇佐美陽平さん(スタイリスト)


「この手帳がエルメスとの出会いでした。購入したのは1999年。スタイリストを始めたばかりで、当時の自分にはかなり高額な買い物でした。修理をして長く使い続けるというエルメスの哲学に自分の仕事を勝手になぞらえて、“この手帳を持てば長くよい仕事ができるのでは”と思い購入。すごくうれしくて毎日大事に抱えて持ち歩いていました。今は中のレフィルをメモ帳に入れ替えて、打ち合わせ時やパッと浮かんだアイデアなどを書き留めるノートとして大切に使っています」


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国際線にはパスポートと、カレ

尾崎雄飛さん(サンカッケー デザイナー)


「最初に購入したのはカレ。7〜8年前にパリの第一号店でちょうどいい約50cmサイズのカレを見つけて“これならさりげなく普段着に取り入れられる”と思いました。身につけたとき、その贅沢で上質な素材に感激したのを鮮明に覚えています。今でも愛用していて、テーラードジャケットのインナーに襟がないときにさらりと巻いています。また国際線の飛行機に乗るときは欠かせません。とても大切にしていることもあり長持ちしますね。これは棺桶行きじゃないでしょうか(笑)」


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これとなら、どこにでも行ける

山崎貴之(UOMO編集長)


「2年前の冬、日本橋三越本店で初めて購入したエルメスのエトリヴィエールのバッグ。編集長という役職柄、コレクションの出張取材や食事会で使えるクラッチバッグを探していました。バッテリー類必携の現代の出張では適度にマチのあるものが必要ですが、これには5cm程度のしっかりしたマチがあり、実に便利。これ見よがしなロゴが主張するわけでもなく、見る人が見ないとわからないのも好き。ここぞというときに携えています」


Photos:Masanori Akao[white STOUT]
Stylist:Toshihiro Oku
Text:Aiko Futamata

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