ミラノ市内から車で西北西に向かうこと2時間。
開けた丘陵地帯に佇む集落が見えてくる。
トリヴェロという村だ。見渡す限り壮大な自然。

現地を訪れたのは1月上旬。雄々しくそびえ立つ冠雪のビエッラ アルプスを背景に。旅の服装は身軽で軽快であるのが必要条件。シルキーな光沢のコートは、強撚糸を用い、摩擦やシワに強い作りになっている。中のスーツとともにパッカブル仕様で、快適な旅を約束する。コート¥455,000・スーツ¥410,000・ニット¥92,000・スカーフ¥32,000/エルメネジルド ゼニア(ゼニア カスタマーサービス)

1910年に創設された服地工場の屋上から。
人間と自然の緊密な相互関係づくりに
重きを置いてきたブランドの歴史に触れる。

しなやかなラムナッパを用いたレザーブルゾンをシャツ感覚ではおって。上質な素材でありながら前面に立って強く主張しすぎることはない。あくまで着る人間のパーソナリティに馴染んで見えて自然体。それがブランドらしさだ。工場も同様に、自然の景観を損なわないインダストリアルな佇まい。ブルゾン¥830,000・ニット¥88,000・パンツ¥112,000・ベルト¥39,000/エルメネジルド ゼニア・スニーカー¥99,000/エルメネジルド ゼニア クチュール(すべてゼニア カスタマーサービス)

エルメネジルド ゼニアの生地はなぜ他と違うのか?
いったいどこが違うのか? 
その答えは、どうやらこの工場内にありそうだ。

作業工程は徹底した品質管理体制のもと行われている。またどんなに合理的でもオートメーションだけに頼ることはしない。例えば、最終的な生地の仕上がりのチェックは必ず人の目を通して行われている。なお糸の混紡には特に定評があり、リヒトが着用しているジャケットもリネン、アルパカ、シルク混の上質な一着。優しい風合いのピンクのニットはコットン、カシミヤ、シルク、リネンの混紡で、袖を通すと見た目以上の柔らかな肌触りを実感できるはず。スラックスはコットンシルク。裾の後ろ側がリブになったスポーティなデザインが今の気分だ。ジャケット¥327,000・ニット¥145,000・パンツ¥89,000・ソックス¥2,750/エルメネジルド ゼニア・スニーカー¥99,000/エルメネジルド ゼニア クチュール(すべてゼニア カスタマーサービス)

居心地のよい空間に極上の着心地のスーツと。
もう少しだけこの地にとどまってみたい。
ふとそんな思いがよぎる。

オアジ ゼニアの中心にある家族経営の小さなホテル、ブッカネーベにて一服。細い糸で織られたウール素材を用いた繊細なスーツは、程よくシェイプされたシルエットに深みのあるネイビーが映える。スーツ¥490,000・シャツ¥50,000・ベルト¥39,000・シューズ¥89,000/エルメネジルド ゼニア(ゼニア カスタマーサービス)


ゼニア カスタマーサービス
TEL:03-5114-5300


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Photos:Teppei Hoshida
Model:Rihito(UOMO Model)