安武俊宏  BEAMS プレスチーフ

安武俊宏 BEAMS プレスチーフ

実は視力はいいが、日本人的な顔立ちにアクセントを加えるメガネを常に探し求める。今かけているのは、ゲルノット・リンドナー。

志岐俊典  コンティニュエ 店長

志岐俊典 コンティニュエ 店長

アイウェアショップ「コンティニュエ」の店長。私物は50本所有し、メガネへの愛は人一倍強い。クセの強いメガネにも果敢に挑戦。

松岡 歩  ディレクター

松岡歩 ディレクター

モードなスタイルに定評があり、メガネはコーディネートとの相性を重視している。セル、メタルともに華奢なフレームが今の気分。


フレンチ系黒縁フレーム

細フレームで抜け感がありますね

BuddyOptical  Sorbonne 着用
BuddyOptical  Sorbonne

BuddyOptical

Sorbonne

’40~’50年代に流行したフレンチヴィンテージのクラウンパントをベースに、大ぶりなレンズかつ丸みあるフォルムにアップデート。細めのフレームがモダンな雰囲気。¥38,500/バディオプティカル(ハウス/バディオプティカル)

志岐 「クラシックなフレンチヴィンテージのディテールを踏襲しながら、細身のフレームと大ぶりなレンズで現代的に仕上げているのが非常にうまい! 顔馴染みがよく、ストリートスタイルにさらりとかけたら抜け感を出してくれそう」
松岡 「ほかの黒縁メガネと比較して厚みのないフレームでクセがなく、どんな服装にもマッチしそう。程よくフレンチなムードを感じます。厚手のカーディガンやモヘアのニットと合わせて優しげな冬のスタイルを楽しむのもアリですね」


フレンチヴィンテージを堪能できます

guépard noir 着用
guépard noir

guépard

noir

古きよきフレンチのデザインが支持されるギュパール。厚めのフレームかつ上部に角を出した形はヴィンテージの佇まいだが、ノーズまわりは日本人の顔にすっきりフィットする形状に。¥35,200/ギュパール(boutique guépard)

安武 「トップのエッジが立ったデザインと太めのフレームで一見主張が強そうでしたが、かけると意外としっくりくる。正面から見たときにサイドに張り出した蝶番や高めのノーズパッドのおかげで、日本人の顔にすっきり収まります」
志岐 「私物でも愛用しているブランド。この一本はフレンチヴィンテージを踏襲したフラットなレンズやティアドロップの傾きをつけたフレームが好み。キメてる雰囲気は出るので、上下スウェットくらいのラフなスタイルと好相性です」


角のあるフレームなのに馴染んで驚き!

MEGANE ROCK Vector012 着用
MEGANE ROCK Vector012

MEGANE ROCK

Vector012

鯖江市に工房を構えるメガネロック。フレームからノーズまわりまで随所に角を出しているのが新鮮だ。デザイナー兼職人が、アセテート素材を手作業で磨き上げることで、しっとりとした肌触りを実現。¥35,200/メガネロック

松岡 「フレンチらしい角ばったデザインが個性的なんですが、フレームが薄すぎず厚すぎずちょうどいいバランスに。どんなスタイリングにもハマりそうで、自分好みでした。鼻まわりのフィット感も抜群で、かけ心地がよかったです」
安武 「ノーズまわりを角ばらせたデザインが印象的ですね。小ぶりなレンズにサイドから見ると太めのテンプルというバランスが面白い。ポップなかわいげがありますが、細部に施されたゴールドのパーツで上品さもキープされています」


多角形メタルフレーム

ソリッドな佇まいにひと目惚れしました

KameManNen 901 着用
KameManNen 901

KameManNen

901

1917年創業のカメマンネン。このヘキサゴンフレームは正面からは細く見えるが、厚みのある「厚リム」というクラシックな仕様。鼻パッドが一体化したデザインがミニマル。¥48,400/カメマンネン(アイウェア メビウス)

松岡 「100年も続くブランドながら、シンプルな設計でモダンに映りました。昔ながらの仕様だという厚リムがむしろ新鮮で、締めつけのないかけ心地も最高。硬派なものづくりに惹かれますね。テック系のウェアにも合わせてみたいです」
志岐 「ヴィンテージを踏襲した鼻当てや張り出しのある蝶番など、こまやかな気配りが行き届いたデザイン。耐久性のある頑丈な作りも魅力です。丸みを帯びた六角形で、横長のフレームなので、誰もが挑戦しやすい形になっていますね!」


丸みのあるシェイプで優しい雰囲気

PETER AND MAY Sailor 着用
PETER AND MAY Sailor

PETER AND MAY

Sailor

パリで注目される人気ブランド、ピーター アンド メイ。大きくて角に丸みをつけたオクタゴンシェイプがかわいくて個性的。ツヤのあるゴールドが大人に似合う。¥56,100/ピーター アンド メイ(ブリンク ベース)

志岐 「多角形の角に丸みをつけることで、顔まわりが優しい雰囲気になります。八角形かつレンズの縦幅があるデザインは、ウィメンズで人気の形でもありアクセサリー感が強い。デザイナーズウェアとすごく合うと思います」
安武 「ほかのメガネと比較して、縦に長いデザインはキャラクター感があって新鮮でした。この愛嬌あるフレームを、クラシックなスタイルのハズシとして取り入れたい。深みのあるゴールドなので、暖色のニットとも相性がよさそうです」


マットなシルバーが知的ですね

kearny raymond 着用
kearny raymond

kearny

raymond

日本人の顔に馴染むデザインが人気のカーニー。ブランド史上最も細いフレームで仕上げたヘキサゴン型のモデル。耳に当たるパーツには稀少なセルロイドを使用しており、クラシックな雰囲気が増す。¥39,600 /カーニー(sost.)

安武 「個性的になりがちな六角形ですが、繊細なフレームのおかげで悪目立ちしない。しかもマットなシルバーがすんなり顔に馴染み、知的な印象です。とにかく軽くてフィットするかけ心地に日本のブランドらしい気遣いも感じました」
松岡 「六角形の横幅を広げてラウンドさせたシェイプは、ボストンの延長の感覚でかけやすい。レンズがコンパクトで顔馴染みもよかった。テンプルの繊細な作りがスタイリッシュで、耳に当たるセルロイド素材は柔らかくて快適です」


クラシックフレームが
かけやすく進化し続ける

安武 僕、メガネの印象が強いかもしれませんが実はすべて伊達。完全にファッションアイテムなんです(笑)。
松岡 なんと! ファッションの一部というのは僕も同じです。今はどんな形がトレンドなんですか?
志岐 メガネ業界はここ10年ほど、クラシックブーム。丸メガネから始まり、クラウンパントが人気になり、最近は多角形も増えた。オクタゴンなども100年以上前からあるオーセンティックな形なんです。そんなクラシックなフレームを、各ブランドが現代的にアレンジしています。クセを削ぎ落としてミニマルにしたものから、デザイナーズらしいエッジをきかせたものまで…さまざまなメガネが作られていますね。
松岡 確かにヴィンテージそのものを買うのではなく、モダンなエッセンスが加わったものが欲しい。
安武 今日試したフレンチヴィンテージベースの黒縁と多角形メタルはよかった。クラシックな雰囲気を楽しみつつ、今っぽいから断然顔馴染みもいいですね。
志岐 今回かけたギュパールは、フレンチヴィンテージをオマージュした黒縁ですが、カッティングがとてもきれいでノーズの当たりもいいんですよ。
松岡 なるほど。個人的には多角形メタルが気に入りまして、ぜひヘキサゴンに挑戦したい。
安武 ミリタリーモチーフのウェアに多角形メタルがきいてますね。ちなみに僕は日本人に多い平らな顔立ちですが、いちばん似合うのってどれです…?
志岐 でしたらカーニーはいかがでしょう! ハチのない日本人の骨格にきれいにハマりますね。
松岡 おっと、ショップみたいになってきました(笑)。



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Photos:Kyouhei Yamamoto
Stylist: Masashi Sho
Text:Takako Nagai