01:DIOR|プルオーバーシャツ


¥165,000/クリスチャン ディオール TEL:0120-02-194

「新しいドレスアップの“気づき”をくれた」

毎シーズン、ディオールの動向から目が離せない。最近ハマっているシャツについてもやっぱりすごかった。多くのブランドで目にするリボンタイのついたドレスシャツではなく、首の後ろでリボンを結ぶという新発想。


前から見たらシンプル(ボタンがついていないだけで極端にミニマル&モードだが)、後ろから見たら歩くたびにリボンがはためくという…。


ジャケットを羽織ってもリボンだけが外に出て、後ろ姿が最高にエレガント。ドレスアップの可能性をまたも広げられた気分だった。


中野健吾

ファッション担当。映画と韓流ドラマが好き。甘いものと炭水化物が大好きで、運動は嫌い。にも関わらず30歳半ばを過ぎても中学時代と体重が変わらない代謝の良さが自慢。ワードローブは、白、黒、ベージュ。



02:THOM BROWNE|半袖シャツ


¥145,200/トム ブラウン 青山 TEL:03-5774-4668

「半袖の白シャツをモードに…この手があったか!」

グレースーツにならぶトム ブラウンの代名詞といえば、白いBDシャツ。ラウンドカラー仕様や、前立てにトリコロールテープが付いたBD、半袖など派生形も多くありますが、リネンの微妙なトーンの差で表現するパターンシャツが出てくるとは…意表を突かれました。


丈は通常のシャツと比べて短く、ドローコードで裾まわりの形を調整できるところが面白い。贅沢にビーチサイドでショーツと合わせて着てもよさそうな感じです。イタリアンリネンは柔らかさが色気を生みますが、こちらはアイリッシュリネンのような硬さがあって着やすい。トム ブラウンらしいタフネスは、リネンを使っても健在でした。


西坂和浩

クルマと時計担当。幼少期からのクルマ好きで、大学時代は自動車部に所属。ウェブでは「文化系ネオクラシック車と30人の男たち」も手掛けた。愛車はアルファロメオの「ジュリア」。クルマはイタリア車好き、ワードローブはカジュアルなフレンチスタイルが好み。猫舌のため一年中、アイスコーヒー派。


03:VALENTINO|シャツジャケット


¥264,000/ヴァレンティノ インフォメーションデスク TEL:03-6384-3512

「白好きもうなる、まぶしい“スーパーホワイト”」

白シャツと黒ニットばかり着ている自分の服装の振り幅に難なく溶け込んでくれそうと感じたヴァレンティノの白シャツアウター。


ブランドが改めて推しているブラックタイと合わせたコレクション画像でのイメージを、実際に触れるといい意味で裏切られた。端正な印象なのに、触り心地はモチモチしていてボリューミー。タックインすると勝手にいい感じにブラウジングできてしまう。何よりパキッとした白色が潔い。視覚も触覚も新しいシャツアウターなのだ。


中野健吾

ファッション担当。映画と韓流ドラマが好き。甘いものと炭水化物が大好きで、運動は嫌い。にも関わらず30歳半ばを過ぎても中学時代と体重が変わらない代謝の良さが自慢。ワードローブは、白、黒、ベージュ。



04:NOAH|カラードT


¥18,700/ノア クラブハウス TEL:03-5413-5030

「ポロでもポケTでもない…がちょうどいい」

襟が付いたポケットTシャツ。こういう、ありそうでない気の利いた服を見つけたときの、かゆい所に手が届く感じ…わかりますよね? これがノアから出ていると知ったときは嬉しかった。


ボディは鹿の子ではなく、プロクラブなどを思わせるハリのあるヘビーオンスのコットン地。「なるほど、やっぱりアメリカのブランドっぽいな」と納得の安心感がある。襟はハリがあるうちは軽く立たせて動きをつけても嫌味じゃないし、洗いこんでくたびれてきてもいい表情が出そう。


たとえくたびれても、ポロシャツでいう第一ボタンまで留まった状態を常にキープできるので、だらしなさが出ないのもいい。


西坂和浩

クルマと時計担当。幼少期からのクルマ好きで、大学時代は自動車部に所属。ウェブでは「文化系ネオクラシック車と30人の男たち」も手掛けた。愛車はアルファロメオの「ジュリア」。クルマはイタリア車好き、ワードローブはカジュアルなフレンチスタイルが好み。猫舌のため一年中、アイスコーヒー派。



Lead text:Tetsu Takasuka