【週末は美術館へ】「モードの帝王」イヴ・サンローラン没後日本初の大回顧展が開催。絢爛豪華な262点を一挙大公開
「モードの帝王」イヴ・サンローランの没後日本初となる大回顧展「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」が国立新美術館で開催中だ。

【週末は美術館へ】「モードの帝王」イヴ・サンローラン没後日本初の大回顧展が開催。絢爛豪華な262点を一挙大公開
「モードの帝王」イヴ・サンローランの没後日本初となる大回顧展「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」が国立新美術館で開催中だ。

オフィスでのイヴ・サンローラン、パリのマルソー大通り5番地のスタジオにて、1986年 © Droits réservés
今秋最注目の大回顧展「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」が、ついに東京・六本木の国立新美術館にて開幕。現代ファッションのベースを築いた貴重なアーカイブの数々は洋服好きならずとも必見だ。

「品行方正」シャツ・ドレス イヴ・サンローランによるクリスチャン・ディオールの1958年春夏「トラペーズ・ライン」オートクチュールコレクション © Yves Saint Laurent © Alexandre Guirkinger
クリスチャン・ディオールの急死をうけ、1958年に21歳の若さでディオールのデザイナーとして鮮烈なデビューを飾ったイヴ・サンローラン。その後、1962年に自身の名前を冠したブランド「イヴ・サンローラン」を発表。以来、世界のファッションシーンをリードし、サファリ・ルックやパンツスーツ、ピーコート、トレンチコートといったアイテムを定着させるなど、女性たちのワードローブに変革をもたらした。

ファースト・サファリ・ジャケット 1968年春夏オートクチュールコレクション © Yves Saint Laurent © Sophie Carre

ボーティング・アンサンブル ファースト・ピーコート 1962年春夏オートクチュールコレクション © Yves Saint Laurent © Alexandre Guirkinger
本展では、イヴ・サンローラン美術館パリの全面協力を得て、ディオールでの衝撃的なデビューから2002年の引退まで40年にわたる歴史を、ルック110体のほか、アクセサリー、ドローイング、写真など、日本初公開のドレスを含む262点によって、12章構成で一挙公開。「モードの帝王」と言わしめたイヴ・サンローランのデザイナーとしての人生とその創造の全貌に迫る。

アンサンブル 1989年春夏オートクチュールコレクション © Yves Saint Laurent © Alexandre Guirkinger

イヴニング・ガウン 1995年秋冬オートクチュールコレクション © Yves Saint Laurent © Alexandre Guirkinger
没後日本で初めて開催される大回顧展「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」の開催は12月11日(月)まで。20世紀後半における偉大な才能から生み出された、絢爛豪華な美の世界を間近に堪能したい。
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イヴニング・アンサンブル 1984年秋冬オートクチュールコレクション © Yves Saint Laurent © Nicolas Mathéus

ジャンプスーツ 1968年秋冬オートクチュールコレクション © Yves Saint Laurent © Sophie Carre

セヴリーヌ・セリジーのドレス 1967年に公開されたルイス・ブニュエル監督の映画『昼顔』のカトリーヌ・ドヌーヴのためのデザイン © Yves Saint Laurent © Sophie Carre

女王のドレス(第1幕) 1978年に行われた演劇『双頭の鷲』のジュヌヴィエーヴ・パージュのためのデザイン © Yves Saint Laurent © Sophie Carre

ジャケット 1977年に行われたジジ・ジャンメールのショー『ローラン・プティのショーに登場するジジ』のためのデザイン © Yves Saint Laurent © Sophie Carre

「バブーシュカ」ウエディング・ガウン 1965年秋冬オートクチュールコレクション © Yves Saint Laurent © Alexandre Guirkinger

初来日時のイヴ・サンローラン、1963年4月 © Droits réservés

イヴ・サンローラン、アンヌ=マリー・ムニョス、ピエール・ベルジェ、パリのマルソー大通り5番地のスタジオにて、1977年 © Guy Marineau

イヴ・サンローラン美術館パリ © Sophie Carre
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Yves Saint Laurent, Across the style
会期:9月20日(水)〜12月11日(月) 毎週火曜日休館
会場:国立新美術館 企画展示室1E 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
開館時間:10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
観覧料:一般¥2,300、大学生¥1,500、高校生¥900 事前予約不要。
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
https://ysl2023.jp
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