原色・柄・レザー・光る素材。
どれも自分には欠かせない

「人には“突き抜けた服”に見えるのかもしれませんが、僕的にはプロダクトとして魅力的なものを買っているだけ。雑食だからメゾンから古着まで、何でもありです。ただベースはリアルクローズで、アートピースのような服は買いません。ワードローブで目立つのは、パキッとした原色や迷彩、チェックなどの柄物、それから洋服をしっかり着ているという感覚が味わえるレザー、あとはシルバーや玉虫などの光る素材も大好き。強気でいたいときや浮かれたいときは、強いモノを掛け合わせて着たりもします。実はシンプルな服も派手な服以上に持っているので、着こなしで悩むことはないですね」。


UNITED ARROWS & SONSのブレザー VINTAGEのポンチョ CHROME HEARTSのオーバーオール DRIES VAN NOTENのブルゾン

1UNITED ARROWS & SONSの
ブレザー

今はカエルみたいなグリーンに夢中

「色は周期的にブームが来ます。今シーズンのブレザーはボタンまでグリーンなのが出色。ブルゾン感覚でカジュアルに着ています」。


2VINTAGEのポンチョ

世界地図柄のポンチョに軍パンで通勤します

「カート・コバーンが着たことで有名なタイベックの地図柄は、コロナ禍の最中、テンション的に面白いと思って衝動的に買いました」。


3CHROME HEARTSのオーバーオール

気合を入れたいときはレザー

「ラクな服へのアンチテーゼとしてレザー熱が再燃。このオーバーオールは10年以上前に購入。今年の冬はライダースと合わせたい」。


4DRIES VAN NOTENのブルゾン

シャイニーでパリパリした素材に
スウェットを合わせるのが気分

「シャイニーな素材の中でも好きなシルバー。ジップブルゾンも大好きで、2021年に買って赤いパーカや極太デニムに合わせています」。


ユナイテッドアローズ吉田淳志さん

Profile

幼少期をパナマで過ごし、ラテン文化の影響を受ける。色・柄やアクセサリーを自在に操る独特の着こなしは、業界でも有名。



Photo:Kanta Matsubayashi
Composition&Text:Hisami Kotakemori