2023.03.16

【2023年大人の財布】ポーター、土屋鞄… 素材にこだわって選ぶ人気ブランドの「黒財布」7選

財布を新調する前に、今年のトレンドをキャッチしておきたい! そんな要望に応えて、阪急メンズ東京のバイヤー、田中大士さんにカテゴリーごとの流行や注目すべきポイントを教えてもらった。財布の定番色、ブラックにも実はトレンドがあるとか! 高級素材のコードバンや、やわらかい表情のシボ革など、こだわり素材の黒財布が増えて人気を集めているそうだ。

【2023年大人の財布】ポーター、土屋鞄の画像_1
阪急メンズ東京 バッグ・革小物 アシスタントバイヤー
田中大士さん
プロフィール画像
阪急メンズ東京 バッグ・革小物 アシスタントバイヤー 田中大士さん
2016年に入社。阪急メンズ大阪の販売などを経て、2021年から現職。ときには販売として店頭にも立ち、開運日に向けた財布のイベントを企画するなどマルチに活躍。趣味はサウナ通い。

黒財布はシボ革やコードバンなど素材にこだわる

「財布の売り上げとしては、やはり黒財布がダントツです。どのブランドも展開している色で、ロングセラーも多いのですが、素材を変えてトレンド感を出した新作も登場しています。


阪急メンズ東京では最近、黒財布を選ぶお客様は、牛革なら手ざわりがやわからかいシボ革、コードバンやアリゲーターなど牛革以外のレザーも注目されています。黒財布はどこか物足りないという方には、異素材を組み合わせた黒財布もこなれた感じが出るのでおすすめです」(田中)


阪急メンズ東京 おすすめ The Warmthcrafts-Manufacture|CORDOVAN ZIP COMPACT WALLET

ジ・ウォームスクラフツ-マニュファクチャー_ミニ財布_正面
ジ・ウォームスクラフツ-マニュファクチャー_ミニ財布_小銭入れ
ジ・ウォームスクラフツ-マニュファクチャー_ミニ財布_内側
財布¥55,000/ジ・ウォームスクラフツ-マニュファクチャー(阪急メンズ東京B1ジ・ウォームスクラフツ-マニュファクチャー)

コードバン&収納性も抜群な大人のミニ財布

「手のひらに収まるコンパクトなサイズながら、長財布に肉薄する収納量を誇る人気モデルです。愛くるしいフォルムと高級素材であるコードバンの深い輝きが絶妙なバランスを生み出しております。ミニ財布=カジュアルという印象を払拭してくれる、洒脱な大人のコンパクトウォレットといえると思います」(田中)


ジ・ウォームスクラフツ-マニュファクチャーは、希少な馬革のみを使用して日本国内生産にこだわって革製品を展開する日本のブランド。内装がホースハイドのブラウンレザーの配色と大人っぽい仕上がり。縦8.5×横10.6×マチ2.2cm。コイン2カ所、札入れ1カ所、カードポケット5カ所、フリーポケット2カ所。


SMYTHSON|Panama Leather Continental Purse(S)

スマイソン_二つ折り財布_パナマ_コンチネンタルパース_正面
スマイソン_二つ折り財布_パナマ_コンチネンタルパース_カード入れ
二つ折り財布¥58,300/スマイソン(ヴァルカナイズ・ロンドン)

定番の三つ折りをブラッシュアップした新型

1887年にロンドンで創業し、英国王室御用達ブランドとして有名。クロスグレインレザーを使用したクラス感のある「パナマ」は、スマイソンを代表するコレクションだ。中でもコンパクトで使いやすい財布は、男女を問わず大人気。三つ折り財布を二つ折り仕様にして収納量を増やし、ブラッシュアップした「コンチネンタルパース」は2023年春登場の新作。


コインポケットがL字ファスナーになって開けやすくなり、カード収納も6枚に。背面にはゴールドの箔押しロゴもあしらわれ、スマイソンの新定番としてブレイクの予感。縦8×横12×マチ2cm。コイン1カ所、札入れ1カ所、カードポケット6カ所、フリーポケット4カ所。


PORTER|PORTER DUKE MULTI WALLET

ポーター_ミニ財布_ブライドルレザー_正面
ポーター_ミニ財布_ブライドルレザー_内側
財布¥30,800/ポーター(𠮷田)

育てるのが楽しいブライドルレザーのミニ財布

「ポーター デューク」は、蜜蝋をたっぷり塗りこんだブライドルレザーと、アルミパーツの組み合わせが新鮮なポーターの新シリーズ。長財布からコインケースまでバリエーションも豊富で、どの財布もフロントにICカードが入るポケットを備えているのが特徴だ。熟練の職人がコバを切り目で仕立てているのが、黒財布のアクセントとして映える。


中央に仕切りポケットを設けたL字ファスナーウォレットだが、内装にカードポケットを配すことで仕分けがしやすく、紙幣や小銭、カードをコンパクトに収納できる。「かなや刷子」に製作を依頼したオリジナルのミニブラシも付属。縦10×横12cm。コイン1カ所、カードポケット5カ所、フリーポケット2カ所。


ANYA HINDMARCH|Bespoke Filing Cabinet Wallet

アニヤ・ハインドマーチ_二つ折り財布_刻印サービス_正面
アニヤ・ハインドマーチ_二つ折り財布_刻印サービス_カード入れ
二つ折り財布[刻印を除く、本体のみの価格]¥36,300/アニヤ・ハインドマーチ(アニヤ・ハインドマーチ ジャパン)

刻印サービスで差がつけられるシボ革の黒財布

遊び心のあるバッグでセレブを筆頭に、女性のハートを射止めたアニヤ・ハインドマーチ。実はメンズコレクションにも10年以上のロングセラーを誇る財布がある。線状の型押しが印象的なロンドングレインレザーの二つ折り財布「ビスポーク フィリング キャビネット ウォレット」は、イニシャルやメッセージなどが刻印できることでブレイク。


コイン入れを省いたカードに特化した収納で、カーブを描くポケットは出し入れもしやすい。刻印はタイプ文字 1カ所¥3,850〜、手書き文字 1カ所¥11,000〜。縦11×横9×マチ1cm。札入れ2カ所、カードポケット6カ所、フリーポケット2カ所。


土屋鞄製造所|CORDOVAN L FASTENER

土屋鞄製造所_財布_水染めコードバン_正面
土屋鞄製造所_財布_水染めコードバン_L字ファスナー
財布¥33,000/土屋鞄製造所

「水染めコードバン」の透明感にひと目惚れ

革の上質さとモダンな表情を引き出す「水染めコードバン」を使用した、定番のL字ファスナー財布。毎シーズン、シックな新色が加わるが一番人気を誇るのはやはりブラック。“革のダイヤモンド”との異名を持つコードバンは、使い込むほどに光沢が生まれ、味わいを増す。内装にはヌメ革を採用し、大人が持つのにふさわしい財布に。


中は中央の仕切りのほか、ICカードなどを入れるのに便利なカードポケットを配したデザイン。中央にコイン、両サイドに紙幣を折り畳んで入れたり、レシートやカードを入れたりと使い方はアイデア次第。縦10×横12.7×マチ2cm。コイン1カ所、カードポケット2カ所、フリーポケット2カ所。


Hender Scheme|wallet(cordovan)

エンダースキーマ_二つ折り財布_コードバン_正面
エンダースキーマ_二つ折り財布_コードバン_内側ヌメ革
二つ折り財布¥39,600/エンダースキーマ(スキマ 合羽橋)

アイコン財布をコードバンでアップグレード

細かいところにまで気を配ったデザインに、ファンも多いエンダースキーマの財布。アシンメトリーなフラップが象徴的な定番の二つ折り財布も、そんなロングセラーのひとつだ。今作は外装を米国老舗、ホーウィン社の染料仕上げのシェルコードバン、内装はお得意のナチュラルなヌメ革のコントラストで、エレガントに仕上げたアップグレードバージョン。


コインポケットのフラップはコインを取り出すときの受け皿となる設計。またカードスリット部分も振らしのオープンポケットになっていて、裏面に紙幣、ポケットにはカード類を入れるなど、マルチに使える。縦10×横9×マチ2.5cm。コイン1カ所、札入れ1カ所、カードポケット1カ所、フリーポケット1カ所。


L/UNIFORM|Medium Wallet

リュニフォーム_財布_カドリーユキャンバス_正面
リュニフォーム_財布_カドリーユキャンバス_内側
財布¥55,000/リュニフォーム(リュニフォーム トウキョウ)

キャンバスとのコンビでひと味違う黒財布に

フランスのブランドらしい、カジュアルな中にシックな要素を盛り込んだデザインでブレイク中のリュニフォーム。グレインレザーと「カドリーユキャンバス」をコンビにした財布も、ブランドを代表する人気定番だ。「カドリーユキャンバス」はベージュのコットン糸とネイビーのリネン糸を組み合わせたリュニフォームのアイコン。ひと味違った黒財布を探している人にはうってつけだ。


ファスナーを開けると、中にファスナー付きのコインポケットがあり両サイドに紙幣とレシート類を分けて入れられる。側面にはカードポケットも備え、収納力は抜群だ。縦10×横13×マチ2cm。コインカ1所、カードポケットカ8所、フリーポケット2カ所。



アニヤ・ハインドマーチ ジャパン TEL:0800-800-9120
ヴァルカナイズ・ロンドン TEL:03-5464-5255
スキマ 合羽橋 TEL:03-6231-7579
土屋鞄製造所 TEL:0120-907-647
阪急メンズ東京B1ジ・ウォームスクラフツ-マニュファクチャー TEL:03-6252-5369(売場直通)
𠮷田 TEL:03-3862-1021
リュニフォーム トウキョウ TEL:03-6812-2930

Photos:Naoki Seo
Stylist:Eriko Asakura
Composition & Text:Hisami Kotakemori

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