2023.03.04

【春も使える】ユニクロ、モンベル…おしゃれな大人の愛用「ダウンベスト」と着こなし4選

春先の少し肌寒さを感じる時期に活躍してくれるのがダウンベスト。インナーとしてチラ見せしたり、パーカやシャツにレイヤードして奥行きを見せたり、保温性だけでなく、ファッション性にも優れるアイテムだ。おしゃれな大人たちも積極的に着こなしに取り入れている。

【春も使える】ユニクロ、モンベル…おしゃの画像_1

01:ユニクロのウルトラライトダウンベスト

【春も使える】ユニクロ、モンベル…おしゃの画像_2
【春も使える】ユニクロ、モンベル…おしゃの画像_3
【春も使える】ユニクロ、モンベル…おしゃの画像_4
薬師神和彦/UOMO副編集長 オーバーサイズ&プレッピー好きのネイビー男子。猛暑で有名な岐阜県多治見市の高校出身だが、暑さにも寒さにもめっぽう弱い。

「ダウンアウターは袖付きのジャケットよりもベストを選びます。と言うのも、個人的には冬のスタイリングの大きな楽しみのひとつがニットキャップやマフラー、手袋といった冬小物にあると思っていて。ダウン一着で防寒性が事足りてしまうより、小物と組み合わせてちょうど良くなるベストがいい。今日はエルメスのニット帽やジョンストンズのマフラーを合わせてみました。今季購入したのはUNIQLOのウルトラライトダウンベスト。毎シーズン、チェックしてきましたが去年までは細かったダウンパックの幅が今年からワイドになり、僕の好きなカジュアルなスタイルに合わせやすくなりました。アームホールにゆとりがあるのでボリュームのあるニットの上からでもレイヤードしやすく、もちろん軽くて暖かい。優秀な一着です」


「カラバリは単色のもの、2トーンのものを含めいくつかありますが、僕のワードローブのベースカラーはネイビーなので、ブルーとネイビーの同系2トーンの配色を選びました。コントラストがつき過ぎず、かつネイビーだらけのスタイリングでも奥行きが出るところが気に入っています」


「内ポケットに袋が付いたパッカブル仕様。毎朝犬の散歩をしているのですが、30分もすると暑くなってくるので脱ぎ着して収納できるのが嬉しい。散歩用のトートバッグにもスポッと入る小ささです」



02:モンベルのダウンベスト

【春も使える】ユニクロ、モンベル…おしゃの画像_5
【春も使える】ユニクロ、モンベル…おしゃの画像_6
【春も使える】ユニクロ、モンベル…おしゃの画像_7
猪野健太さん/フォレストサンズ長瀞・チーフ 豊かな自然に囲まれた秩父にあるキャンプ場「フォレストサンズ長瀞」勤務。JBS認定ブッシュクラフト・インストラクターであり、スクールも開催する。

「キャンプ場で働いているのでダウン必須。でも、袖があると作業の邪魔になってしまうので、基本はベストです。このモンベルのダウンベストはフォレストサンズ長瀞で働くことが決まって、『アウトドアの仕事をするんだから着た方がいい』って兄がプレゼントしてくれました。それからずっと愛用してます。普段はジーンズばかりなんですが、今日は登山帰りなのでストレッチの効いたパンツを。汚れも目立たない黒のワントーンでまとめました」


「800フィルパワーでとても暖かいんですけど、薄手で着ていることを忘れるくらい軽い。パッカブル仕様で小さく収納できるのもポイント。ちょっと暑くなったら脱いでバッグにしまえちゃうところも気に入っています」


「アームホールはしっかりフィット。どんなスタイリングにもハマるシンプルなデザインも魅力のひとつです」



03:サンディニスタのダウンベスト

【春も使える】ユニクロ、モンベル…おしゃの画像_8
【春も使える】ユニクロ、モンベル…おしゃの画像_9
【春も使える】ユニクロ、モンベル…おしゃの画像_10
名村恒毅さん/ITONAM Inc.代表取締役 アパレル会社に勤務後、独立してITONAM Inc.を設立。A_UNN PRとKIT PRを運営し、ファッションとライフスタイルに関わる多くのブランドPRや、イベントなどの制作・ディレクションを手がけている。

「車の移動が多いので冬はダウンベストを着用する頻度が増えますね。袖があると街ではオーバースペックな気がしちゃって、ダウンジャケットはもっぱら休日用ですね。キャンプや冬場のサーフィンに行く時に愛用しています。平日の仕事に行く時はダウンベストがちょうどいい。温度調整もしやすいのがいいですよね。春夏は黒のアイテムばかりを着ていたので、この冬はちょっと変えてスモーキーっぽい色合いがいいなと、今季購入しました」


「生地にはイタリアのリモンタ社製の防水、透湿性を持ち合わせた高機能素材が使われています。マットな質感もいい。また、手ぶら派の僕にとって、ポケットが多いのも嬉しいポイント。両サイドにある内ポケットにはiPadも楽々入ってしまいますね」


「そのまま着ることが多いんですが、裾のドローコードで丈を調整して、短めのシルエットを楽しんだりもしています」



04:シエラデザインズ × ビームス プラスのダウンベスト

【春も使える】ユニクロ、モンベル…おしゃの画像_11
【春も使える】ユニクロ、モンベル…おしゃの画像_12
【春も使える】ユニクロ、モンベル…おしゃの画像_13
中田慎介さん/ビームス メンズカジュアルディレクター 2000年「ビームス プラス 原宿」のオープニングスタッフとして入社。2012年に〈ビームス プラス〉のディレクターに就任後、〈ビームス〉のチーフバイヤーを兼任し、2015年より現職に。ビームスのメンズカジュアル全体を束ねる。

「もともと冬はダウン派なので、寒くなってきたらダウンベストから始まりダウンジャケットに移行するのが毎年のスタイルです。アウトドアアイテムが好きなので、毎年ビームス プラスのアウトドアブランド別注アイテムは楽しみにしています。特にシエラデザインズは大好きなブランドでもあるので、今回は新作を選びました」


「ダウンベストは単体で着るだけでなく、極寒時にはアウターの下にも使えますし、万能ですね。冬はアウターの下がシャツ1枚などシンプルになりがちで、室内に入った時にオシャレを楽しめない点が個人的に悩みどころでした。そういったモヤモヤを解決するためにも、ダウンベストは有効。ちなみに、ダウンベストに合わせたジャケット(こちらは中綿)もシエラデザインズの新作です。僕は普段から色合わせを楽しみたいので、ベストのグリーンとジャケットの内側のパープルのコンビも気に入っています」


「スタイリングのベースはいつもアメカジです。その日の気分で何年代っぽいかを決めていて、今日は70年代のサンフランシスコをイメージしています。ダウンベストで厚みを加えることで、上半身を丸いフォルムに仕上げました。やっぱり冬はボリューミーなシルエットが好きなので。ダウンベストも羽織っているジャケットも、いつもより少し大きめなLサイズにしています」




Lead text:Tetsu Takasuka

RECOMMENDED