バーバリーのトレンチ+ひとクセある一着、が大人のコート選びの極意
年月というふるいにかけられて残ったものには意味がある。それでもまだ欲しいものには理由がある。
UOMOモデル リヒトの、コート選びの極意を聞いた。
バーバリーのトレンチ+ひとクセある一着、が大人のコート選びの極意
年月というふるいにかけられて残ったものには意味がある。それでもまだ欲しいものには理由がある。
UOMOモデル リヒトの、コート選びの極意を聞いた。

リヒト UOMOモデル
「憧れだったコートだけどそれだけに固執したくない」

ずっと着続けているコート
「BURBERRYのトレンチコート」
僕がトレンチコートを着続けているのは、若い頃の“憧れ”が強いからなんだと思います。映画『クレイマー、クレイマー』で、ダスティン・ホフマンが“手が震えるぜ”って言いながらバーバリーのトレンチコートを買うのを見て、自分もいつか大人になったら! と思ったのを今でも覚えています。実際大人になって、念願のバーバリーのトレンチを手に入れたけれど、まだまだ彼のようには着こなせていない。もっと自分のものにしたくて着続けているのかもしれませんね。ちなみに僕はトレンチコートはエポーレットを外して着ています。そのほうが抜け感が出るし、他の服と合わせやすくなる気がするから。もともと長く着るつもりだったので、見返し部分にはRのイニシャルも入れました。

この冬探していたコート
「STUDIO NICHOLSONのバルマカーンコート」
そして今季注目しているのは、スタジオ ニコルソンのコート。かなりビッグシルエットで生地感もカジュアルなんだけど、着てみるとこれが結構大人っぽくていい感じ。袖はプリーツ入りでかなりゆったりとしていて、ミニマルな中にちょっとした面白みが隠れているのもいいんです。どうしても経験を重ねてくると選ぶものがシンプルになりがちだけど、やっぱりそれだけじゃつまらない。こういう絶妙なひとクセがあるアイテムを見ると欲しくなるんですよね。この冬はこれで、ちょっとチャーミングなおじさんを目指したいと思います(笑)。 ¥140、000/スタジオ ニコルソン(キーロ)
Stylist:Yoshiki Araki[The VOICE]
Composition&Text:Jun Namekata[The VOICE]
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