東 京
新井伸吾さん
 BEAMS バイヤー

アメカジ熱が再び高まっています

 好きなジャンルはさほど変わらない中、着たいブランドの間口が広がり、新しいアイテムへの興味も増し、特にアメカジ熱が再燃しているという新井さん。「よく知ってはいても着てこなかったマウンテンハードウェアを取り入れたり、リーバイス®501®のよさを見直したり、少しのいなたさが新鮮に感じます。新しいアイテム同士を引き立ててくれるコンビを考えるのが、また面白い。アメカジ縛りでどう組み合わせて自分らしくするかが楽しみどころです」。


新井伸吾さん/BEAMS バイヤー

POLO RALPH LAUREN×BEAMSの
半袖シャツ
POLO RALPH LAUREN×BEAMSの
ビッグチノ

POLO RALPH LAUREN×BEAMSの半袖シャツとビッグチノ

「毎日着たいくらいポロ ラルフ ローレンが好きで、レトロなアメカジをひとひねりアップデートして楽しんでいます。このパンツに合わせるのに最適なベルトをビームス プラスで買って、それを見せたくてタックインデビューしました。インすることで胸のポロポニーの存在感も強くなって大人っぽく見えるんですよね」


DAIWA PIER39の
アノラックパーカ
DAIWA PIER39のウエストバッグ

DAIWA PIER39のアノラックパーカとウエストバッグ

「僕には『共地の美学』があって、違うアイテムでも同じ生地で揃えるのが好き。遊びのギミックが詰まったアノラックに、同じ生地のウエストバッグを首から下げています。だまし絵みたいに服の一部にも見えて面白い。アクセサリー感覚です」



LEVI’S®501®×BEAMSのジーンズ
NEW BALANCEのスニーカー「990V1」

LEVI’S®501®×BEAMSのジーンズとNEW BALANCEのスニーカー「990V1」

「コテコテのアメカジはやっぱり最高。ただし定番をベースにひねってみせるのが今っぽい。ディテール含めて全体をワイドに引き伸ばしたかのような別注の501に合わせて、スエードが起毛したボテッとしたアメリカ製のV1をセレクト。人気のV2やV3だとスマートすぎるし、992もスポーティでしっくりこなくて。インディゴがスエードに色移りしてもお構いなし」


MOUNTAIN HARDWEAR×BEAMSの
ナイロンセットアップ
MBTのウォーキングシューズ

MOUNTAIN HARDWEAR×BEAMSのナイロンセットアップとMBTのウォーキングシューズ

「日課のウォーキングではマウンテンハードウェアを大きなシルエットに変更してロゴも大きく誇張したセットアップを着用。スポーティなアイテムのブランド感としてマスすぎずちょうどいい。しかもパッカブル仕様で便利。’90年代に流行したMBTのウォーキングシューズも、いまあえてこのボリュームを履くのが気分」



POLO RALPH LAUREN×BEAMSの
チノショーツ
POLO RALPH LAUREN×BEAMSの
ソックス

POLO RALPH LAUREN×BEAMSのチノショーツとソックス

「裾にポロポニーを刺繡したショーツもビッグ。その相棒はダブルポロポニーのソックスです。下半身だけで側面に合わせて3頭…多ければ多いほどいい(笑)。オーソドックスな場所の刺繡だから不思議と散らかった印象になりませんし、もう1頭には戻れません」


CHAMPION×MIN-NANO×BEAMSの
Tシャツ
NEEDLES×BEAMSのショーツ

CHAMPION×MIN-NANO×BEAMSのTシャツとNEEDLES×BEAMSのショーツ

「オリジナルにはない特大フィットが楽しめるチャンピオンのトリプルコラボT。ショーツはニードルズ別注のクセのある色でコーディネートの主役にするのが自分流。この深いグリーンの色出しはニードルズの特徴で、シンプルだけどアクセントがきいた僕の真夏の鉄板コンビです」


Shingo Arai

ビームスの名物バイヤーで数々の人気コラボレーションの仕掛け人。10代の頃に触れたアメカジが今でも服選びのベースにある。



Photos:Mitsuo Kijima 
Text:Takako Nagai