パリに移住してから目覚めて、
ついには職人と一緒に製作も。

1 アノニマスのブレスレット
2 ガーデン オブ エデンのウォッチバンド
3 アノニマスのキーチェーン

関 隼平さん/ファッションインプルーバー

長らくアクセサリーとは疎遠だった関さんだが、5年前に移住したパリで見たとある光景をきっかけに、今では服を凌ぐ関心事に。「初老のパリジェンヌが、細い腕にゴツめのシルバーブレスをつけていたんです。年を重ねた飾らない姿に、アクセが色気を添えていたのが印象的でした」。今では自身の“身につけたい”を形にすべく、課金を惜しまないという。「アップルウォッチのバンドは、ハイブランドのヴィンテージに見られるデザインをもとにパリの職人が製作したもので、バックルの一部だけ18Kで特注。IDブレスやキーチェーンは、アノニマスというプロジェクトの一環で、蚤の市で手に入れたチェーンの切れ端からコマのデザインをおこしたものです。自分も40代に入ったので、これからは服よりもアクセサリーに頼ることで、さりげなく色気を加えたいですね」。


アクセサリーも服も雑食派。
少し背伸びして買うのがいい。

1 ラルフ ローレンのバングル
2 クロムハーツのバングル
3 ティファニーのパフスターブレスレット

三浦由貴さん/GMT プレス

アメカジ、ストリート、トラッドなどあまたのジャンルにどっぷり浸かってきた三浦さんは、自他ともに認める“雑食系”。その過程で増えていったのはアクセサリーも同じ。「僕の中では、アクセは着こなしを構成する一部です。ただ高価なものも多いので、時には背伸びをして買ってきました。特に周囲が持っていないものにお金をかけてきたつもりです」。ラルフ ローレンやクロムハーツ、ティファニーなど、身につけてきたアイテムは実に多様で、自身のファッション史を表しているかのようだ。「当時は無理して買ったアイテムも、やっと身の丈に合ってきたかなと(笑)。アクセサリーへの課金欲はとどまることがないので、最近も今のスタイルに合うものを日々探しています」。


機能美に長けた名作時計には、
高くても惜しまずお金をかけます。

1955年製 パテック フィリップ・カラトラバ

江口大介さん/江口時計店 オーナー

数多くのヴィンテージウォッチや古着のバイヤー経験をもつ江口さんは「古いモノは背後に潜む逸話やブランドのお国柄が好奇心を誘う」と語る。「自動車修理工場を営んでいた父の影響で、幼い頃からドイツ車がもつ機能美に憧れていました。腕時計も自分でつけるなら、装飾的なものより機能美に長けたものにお金をかけたくなる」。そんな江口さんが愛用するのが稀少なステンレスケースのカラトラバ(自動巻き)だ。「カラトラバはバウハウスの哲学に影響を受けたといわれています。一般的にはゴールドが人気ですが、機能と控えめな美しさのバランスが絶妙なこの一本は、自分のモノ選びの基準にピッタリ。シンプルながら非常に高価ですが、こうした機能美あふれる稀少な個体がまた出てきたら、お金を出してしまうんでしょうね(笑)」。



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Photos:Keiichi Ito Kanta Matsubayashi Chuck Reyes 
Text:Ryo Kikuchi