定番

UNIQLO|ユニクロ


編み目の細かいハイゲージニットで、自然につややかな光沢感、なめらかな肌触り…。上質なメリノウール100%で、ほとんどチクチクしない着心地を感じられる。さらには袖と裾のリブの編み地のテンションを変えていたり、肩まわりも窮屈に感じないよう工夫したりと、シンプルに見えてひと手間加えている。この高クオリティでこの価格、さすがユニクロと脱帽するしかない。ニット¥2,990/ユニクロ



定番

JOHN SMEDLEY|ジョン スメドレー


ハイゲージニットといえば必ず名前が挙がる、英国王室御用達ブランドのジョン スメドレー。代表作の30ゲージで編み立てられたニットは、厳選されたメリノウールを使って繊細に編み上げられている。ボディと袖を手作業でつなぎ合わせて美しく仕上げられているのも特徴で、最上級ニットと呼ばれているのもうなずける。シャープな首元のリブと絶妙なネックの開き具合は上品ですっきりとした印象で、仕事着のジャケットのインナーにも好適。¥31,000/ジョン スメドレー(ビームス 六本木ヒルズ)


定番

ANDERSEN-ANDERSEN|アンデルセン アンデルセン


素朴な雰囲気のローゲージニットはデンマークブランドのアンデルセン アンデルセンから。こちらは“フィッシャーマンセーター”と呼ばれているニット。文字通り漁師用に作られたものがイメージソースで、前後どちらでも着られる仕様になっている。袖は指を通すことができるデザインで、肌寒い日はアームウォーマーとしても活躍してくれそうだ。型崩れもしにくく、毛玉ができにくいのもメリット。大人が求める質の高さを備えている。¥43,000/アンデルセン アンデルセン(メイデン・カンパニー)



新定番

CABaN|キャバン


ニットメーカーとしての歴史が背景にあるトゥモローランドが肝いりで発表したブランドだけに、ニット製品の出来の良さは折り紙付き。このクルーネックニットは、コットンとカシミヤを混紡させた糸をスムース編みした一品で、ふっくらとしたタッチと温もりにあふれている。身頃と裾で生地を切り替えず、編み目のゲージで調整している箇所にも注目。クリーンな見た目で合わせるボトムスを選ばず、エフォートレスシックな冬の装いが叶う。¥32,000/キャバン 代官山店


新定番

URU|ウル


地厚ながっしりとした温かいニットもいいけれど、ウルのニットくらい薄手のものだとアウターの下に着てももたつかないし、重ね着にも重宝する。アクリル、レーヨン、ウールをブレンドした素材で程よいウォーム感があって、薄手の生地と相まって、着たときにきれいなドレープが生まれる。肩山のないラグランスリーブ仕様のゆったりシルエットで、気どりのないリラックス感を演出。ゆるすぎず、かたすぎず、今どきなバランス感が巧み! ¥24,000/ウル(エンケル)



新定番

HERILL|ヘリル


昨年デビューしたヘリルのカシミヤニットは、素材にとことんこだわるここの渾身作。あえてソフトな風合いではなく、目が詰まった肉厚な生地に仕上がっている。カシミヤの中でも最上級といわれるゴールデンキャッシュを使い、染色も加工も施すことなく、カシミヤ本来の自然な色合いが楽しめるのもうれしい。高級素材のカシミヤ使いなのに、デザインはいたってベーシック。余裕のある大人の贅沢って、こういうことかも。¥65,000/ヘリル(アンシングス)



アンシングス TEL:03-6447-0135
エンケル TEL:03-6438-9575
キャバン 代官山店 TEL:03-5489-5101
ビームス 六本木ヒルズ TEL:03-5775-1623
メイデン・カンパニー TEL:03-5410-9777
ユニクロ TEL:0120-170-296

Photos:Mitsuo Kijima
Stylist:Shun Katakai
Composition & Text:Masato Nachi