2025.08.09
最終更新日:2025.08.09

俳優・髙橋一生と子どもたちの共作! “想像のアート”が国立新美術館で展示公開中

「想像力」を紡ぐ、四日間のアートドキュメンタリー

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1950年に安井曾太郎、猪熊弦一郎ら著名な画家8名によって設立された、日本初の学生油絵コンクール「学展」。第75回を迎えた今年、新たな試みとして実施されたのが、俳優・髙橋一生と小中学生による映像制作プロジェクト《他者を想像する四日間》だ。

本企画は、身体表現と対話を通じて「他者を想像する力」を育むことを目的とし、学展出展者である小中学生7名と髙橋一生が、4日間にわたり共同でワークショップを実施。その過程を丁寧に記録した映像作品が完成した。

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監督を務めたのは、映画『チワワちゃん』や『真夜中乙女戦争』などで知られる映像作家・二宮健。彼のカメラは、子どもたちの表情や筆の動き、言葉にならない想像のプロセスを、繊細かつ力強く捉えている。

完成した映像作品は、2025年8月9日(金)に国立新美術館講堂で開催される学展受賞者表彰式にて、受賞者および関係者限定で特別上映された。また8月17日(日)まで、髙橋と子どもたちが手がけた2枚のキャンバス作品は、同館の展示会場にて一般公開中。

創造と対話が育む、見えない誰かへのまなざし

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現代において希薄になりがちな「他者を想像する力」。本プロジェクトは、演技や絵画を通じて“目の前にいる誰か”や“まだ出会っていない誰か”を思い描く経験の積み重ねを記録したものだ。髙橋一生は、演出家としてではなく、子どもたちの内面に寄り添う伴走者としてその場に立ち会い、自由で豊かな創造の時間を支えた。

映像を通して浮かび上がるのは、創造することの喜びと、想像することの静かな力。本作は、観る者の想像力にそっと火を灯すような、そんな静かな余韻を残すドキュメンタリーとなっている。

学展特別映像企画《他者を想像する四日間》

参加者:小中学生7 名(学展出展者より選出)
企画・監督・伴走者:髙橋一生
企画・監督:二宮健
企画・エグゼクティブプロデューサー:西田剛
プロデューサー:中谷太
撮影:山本翔太 生和良大
展示期間:2025年8月7日(木)~ 8月17日(日)国立新美術館2D 学展展示室

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