田中 望さん/Revolution PR プレス

手軽に買える浮世絵

浮世絵を通して当時の人々の生活を知る

 もともと浮世絵を見るのが好きで、休日になると、美術館や専門の古書店によく出かけるという田中さん。 「浮世絵には当時の流行や世相が描かれているので、それを見ていると昔の人はこうやって暮らしていたんだなってことがわかって面白いんですよ。絵師によって作風が違うから、お気に入りの絵師を探す楽しさもあります」
 見ているだけでは飽き足らず、ついつい手に入れたくなってしまうのが人の常。調べてみると、実は手頃な金額で買えることがわかり、気づけば着実にそのコレクションを増やしている。
「高いものは何十万円もしますが、安いものだと数千円から買えます。今は30点ほど持っていて、季節やそのときの気分で掛け替えて楽しんでいます」

戯画堂芦幸『男作五雁金』(1821〜’28年)。「大阪で発売された一枚。江戸の浮世絵に比べ目鼻立ちがくっきりと描かれています」。

歌川芳虎『江戸の花子供遊び あ組三番組』(1858年)。「め組で有名な町火消の全体像が描かれたシリーズものの一枚です」。

歌川豊国(三代)&歌川広重『當盛十花撰 百合花』(1854年)。「手前の人物は国貞こと歌川豊国が、奥の花は広重が担当したコラボもの」。

歌川芳虎『鎮西八郎御曽源為朝』(江戸後期~明治初期)。「疫病除けの神として信仰された源為朝。わが家の玄関に置いています!」。


水澗 航さん/STUDIO FABWORK 主宰

いろいろな石

どれを選ぶかでその人のセンスが表れる

 家具や照明や器などのコレクションは本誌でもたびたび披露。そんな水澗さんは、石のコレクターでもあった。 「海の近くで育ったので、小さい頃は気に入った石をよく拾ったりしていました。5年ぐらい前に『シンプルなかたち展』という展覧会で、ル・コルビュジエが石を拾って集めていたことを知って、石集めを再開したんです」  旅先や近所の公園で拾ってくることもあれば、稀少な天然石や作家ものはショップなどで買うことが多いという。 「自然の造形の美しさってありますよね。同じ石でもよく見ると微妙な模様の違いがあったり、色味も変わったりして、どれを選ぶかでその人のセンスが表れる。楽しいですけど、自分でもマニアックだなって思います(笑)」
「高いものは何十万円もしますが、安いものだと数千円から買えます。今は30点ほど持っていて、季節やそのときの気分で掛け替えて楽しんでいます」

石の間にガラスを挟んでいます
松原幸子の作品。石の間にガラスを溶着して作られ、光にかざすときれい。

北海道で採れた石。「形が好きです」。

インドの聖地ナルマダ川で1年に一度だけ採石されるシバリンガムという石。

カリフォルニア州バークレーで活動するシズ・デザインの作品。「石に籐を巻きつけて、飾り結びを施しています」。

妖精の形をしていることから、フェアリーストーンと呼ばれる天然石。


Photos:Tohru Yuasa 
Composition&Text:Masayuki Sawada