クリエイティブディレクター南貴之さんと、雑誌ウオモに音楽コラム「40歳からの日本語ポップス」を連載中のクニモンド瀧⼝さんによる、シティポップとファッションの融合イベント「FASCINATION(ファシネイション)」。なぜ今「シティポップ」なのか? ふたりに聞いた!

シティポップブームの立役者でもある音楽プロデューサーのクニモンド瀧⼝さん(右)と、グラフペーパー・ディレクターとしてもおなじみの南貴之さん(左)。ふたりがイベントを手がけるに至ったきっかけは何だったのだろうか?

「僕は単純に山下達郎さんなど元祖シティポップが好きで。四谷のレトロ クロス フューチャーあたりで音楽を聴いていると、最近の音楽をやっているコたちの中にもそういう音や感覚があるなと。瀧口さんの音楽ユニット、流線形もそのひとつでした」(南)

「それがきっかけで紹介されて、初めて会ったのはヒビヤ セントラル マーケットのオープニングのときだから、まだ1年半前くらい。南さんにシティポップって結局何なんですか?と訊かれたのを覚えています(笑)」(瀧口)

瀧口さんによれば、世界的に盛り上がるシティポップの流行は音楽にとどまらない、社会のサブカルチャーとしての現象だとか。「Suchmos、never young beachのように若い世代が、親が聴いていた当時のシティポップに触発されて、今そういう音を発信し始めています。もうひとつの流れはイラストレーションやファッション。江口寿史さんや永井博さん、山口はるみさんといった当時一世を風靡したイラストレーターを彷彿とさせる作風の、平成生まれの作家が育っています。tofubeatsのジャケットを手がけた山根慶丈さんなどがその筆頭」(瀧口)

「ファッションとしてはちょっと大きめのシルエット。サカナクションも『忘れられないの』のMVでやっていますが、’80~’90年代のように音楽とファッションがもっと結びついたらいいなと、南さんと盛り上がったんです」(瀧口)

「当時はお洒落して出かける西麻布イエローのようなクラブやイベントがたくさんあった。そこには当然、出会いもあって。クラブの衰退がファッションの後退にもつながっている気がしたから、月イチか半年に1回かわからないけれど、このFACINATIONを定期的に開催して、みんながお洒落して来てくれる場になったらうれしい」(南)

「僕もシティポップをオジさんがただ郷愁にひたるだけの音楽から脱却させたい(笑)。UOMO世代や若い人に楽しんでもらえるよう、FACINATIONでアピールできれば」(瀧口)

今回、ドレスコードはないが、「次回からはそんな提案もいいね!」とふたり。「Tシャツやステッカーなど、アイコンとなるグッズももっとできるといいなと思っています」(瀧口)

ちなみにイベントでライブを行うシティポップ・レゲエの歌姫、ナツ・サマーの新曲『時のシルエット』のレコードジャケットのアートワークは南さんによるもの。ライブもDJも今のシティポップ・ブームを牽引する面々が集まる。夏の終わりのひとときを、銀座PLUSTOKYOの屋上で、シティポップに身をゆだね、ビール片手に過ごしてみては?


FASCINATION(ファシネイション)
日時:2019年9⽉8⽇(⽇) 17:00 OPEN/23:00 CLOSE
会場:PLUSTOKYO 東京都中央区銀座1-8-19 キラリト銀座12F
TEL:03-3563-3776
料⾦:DOOR ¥1,500(ドリンク別)/BBQ ¥3,800〜(4名様〜)

LIVE:ナツ・サマー(steelpan set with 宮本まいこ)、シンリズム
DJ:CHINTAM(BLOW UP / DAYJAM)、カネコヒデシ(TYO MAG / JAPANESE SOUL)、NOTOYA(WA B・O・O・G・I・E)、YouyAmi、CALPIS(LOCAS)、クニモンド瀧口(流線形 / CITY MUSIC TOKYO)

写真:高木康行

Facebookイベントページ:
https://www.facebook.com/events/377438682920485/

Photos:Yuumi Hosoya
Composition&Text:Hisami Kotakemori

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