できてますか!? 適切な目標設定! われわれは日々、社会人として成し遂げるべきゴールに向けて、「何を」「いつまでに」「どうするか」を具体的に考えた目標設定と、その達成を迫られています。


 とはいえ野球に「ホームランを打て」というサインが存在しないように、100%の結果を出せる行動を事前に考えることは不可能。そんなことができれば誰も苦労しないって…と思っている皆さん、あるんですよ。その悩みに完璧な答えをくれるマンガと、そのキャラクターが。


 ということで今回は「ビッグコミックスペリオール」連載の『アタックシンドローム類』より、愛され自己啓発家・馬喰横山一さんの「(市議会議員になりたければ)アメリカ合衆国大統領になりなさい。さすれば県知事国会議員なんて秒です。」をご紹介!

アタックシンドローム類_吉沢潤一_ビッグコミックスペリオール

 馬喰横山さん曰く「理想が遠ければ遠いほど強く引っ張られる。そこに大きなギャップが生まれて現状に反発する。」から、夢に現実が勝手に追いついてくるとのこと。


 今できることからコツコツ始めるのも素晴らしい生き方だけど、確かに市議会議員を目指して頑張ってる人が、そのままの勢いでアメリカ合衆国大統領になれちゃうことはないもんな。そう考えるとこれは、日本プロ野球を経験せずにいきなりメジャーリーガーになったマック鈴木理論ともいえる。マックももしかしたら「最終的にオリックスの選手になりたいから、まずはメジャーリーガーになろう。そうすればオリックスは秒だ」と考えたのかもしれない。ゴールをはるかに凌駕した場所にスタートラインを設定するとか、百点満点の生き方だもんな。できることからコツコツやるだけではけっして見えない景色が、きっとそこにある。


 世の中、こうして夢と現実の距離を異常な方法で詰めた人間が新しいものを生み出していく。馬喰横山さんが敏腕ビジネスマンでもこの作品の主人公でもなく、半グレ集団のボスで、この発言が人をだまして金をむしり取ってる詐欺セミナーでの発言であるということにさえ目をつぶれば、明日からのわれわれの生き方は決まったようなものだ!


 鶏が先とか卵が先とか、そういう考え方は飛び越えろ!
 アメリカ大統領になるの、無理!


アタックシンドローム類_吉沢潤一_1巻表紙

『アタックシンドローム類』
吉沢潤一 第1集発売中/小学館
「ビッグコミックスペリオール」連載中

温厚な青年・類我次郎は、己の内に秘める破壊衝動を抑えきれずに変身! 音響兵器・VR拷問、圧倒的スピード感で描かれる新時代の必殺仕事人!



劇画狼
特殊出版レーベル・おおかみ書房代表。プロの漫画家が商業誌に掲載したが単行本化されなかった未収録作品の書籍化や書評、大阪の画廊モモモグラでの原画展企画、イベント司会など。



©吉沢潤一/小学館 ビッグコミックスペリオール