家族への愛に勝るものはなし!
一人の父親が挑む世界一の救出劇に勇気をもらう

香港にそびえ立つ高さ1km超えの超高層・超豪華・超ハイテクビル「ザ・パール」。ビルの安全性を証明するため、高層ビルのセキュリティ監査を行っているウィル・ソーヤーとその家族が試験的に住み始める。ウィルは、元FBI人質救出チーム隊長という経歴を持ち、当時起きた事件によって片足を失い義足で暮らしていた。そんな彼の身に人生最大のピンチが訪れる。ある日、突如何者かによって「ザ・パール」は爆破され、炎上。高層階に愛する家族が取り残され、ウィルは爆破テロリストの容疑者として警察に追われる身になってしまう。しかし、ビルに閉じ込められた家族のため、ウィルはビルに決死のハイジャンプを決めて、家族の救出へと乗り出すのだが……。

世界一の超高層ビルで起きることはすべて世界一の出来事になる。それは不幸なことでさえ…。ウィルは、テロリストによって戦場と化し、炎に包まれた上層階に残された家族を助けるために、さまざまな無理難題に立ち向かう。炎によって封鎖されたビルへ舞い戻る。犯人を探して食い止める。テロの容疑者という自身の汚名をそそぐ。そして、最後にビルから脱出する──。日々多くの仕事をスマートにさばく40歳男子も驚愕する究極のマルチタスク! 「パパ飛びまぁぁぁぁす!」と超高層ビルに飛び移るCMの1シーンを見ただけでもゾッとするのだが、映画館のスクリーンではその緊張感は比じゃない。全編満載の迫力あるアクションとともに、最後まで手に汗握る展開が繰り広げられる。

主人公のウィルは元FBI人質救出部隊のリーダーであり、度胸も筋力も人並み以上であるが、我々と共通していることがある。それは、過去や未来について悩み、愛する家族を支えに生きていることだ。それはきっと、ウィルを演じたドウェイン・ジョンソン(かつて全米最大のプロレス団体WWEの大スター、ザ・ロックとして活躍し、現在は超人気俳優)もそうだっただろう。ウィル自身はその実、弱さを持ち、愛情に溢れ、父親として感情移入ができる。また、彼がこれまで演じてきた心身ともに強靭な戦闘のプロとは異なり、家族や家族との絆に引き出されたスーパーパワーを手にした一人の男の姿に、大きな感動と勇気をもらえるのだ。

そして最後まで謎のまま残る、テロリストが「ザ・パール」を襲った理由、目的とは。ぜひウィルと同じ目線でラストまで戦い抜いてほしい!


『スカイスクレイパー』

監督:ローソン・マーシャル・サーバー
出演:ドウェイン・ジョンソン、ネーヴ・キャンベル、パブロ・シュレイバー、チン・ハンほか
2018年9月21日より全国公開
©Universal Pictures
配給:東宝東和

『スカイスクレイパー』公式サイト

Text:Hisamoto Chikaraishi