2021年4月、日本に上陸したディフェンダー90。既存の110と比べて、車幅1995mm・車高1970mmは変わらないものの、全長は4510mmに。110の4945mmからマイナス435mmとかなり短くなった。その結果、街乗りでの取り回しの良さは飛躍的に向上。街だけではなく、ショートホイールベース化は段差の乗り越えなど悪路走破性にも威力を発揮する。

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90を買うとなったら気になるのは後部座席。110は広々とした室内空間がウリだが、ショートボディになり窮屈になってしまったのでは…? しかし実際はご覧の通り。全長が短くなったにもかかわらず、なお成人男性が足を伸ばせる空間は残している。

後部座席はスペースだけでなく装備の面でも快適性に配慮。ディフェンダーは、USB充電ポートを後部座席にも設置。センターコンソール背部のポートも含めると合計で4つのポートがあり、複数のデバイスの充電に対応する。

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後部座席の空調は、前席同様に左右で独立して温度調整可能なのが嬉しい。特筆すべきは、空調にナノイーを搭載している点。ナノイーのテクノロジーにより車内の菌やウイルス、花粉、アレル物質を抑制。空気がこもりがちな車内の空気をクリーンに保ってくれる。これ、昨今もっとも求められている機能では? さらに、未来の車内空気清浄技術として検討されている「ナノイーX」では、新型コロナウイルスへの抑制効果も検証されている。今後の進化にも期待したい。

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後部座席は広く採られた一方、荷室は犠牲になったのだろうか。さすがに972リットルの荷室を誇る「110」に比べると、ぐっとコンパクトで397リットル。だが後部座席を倒せば最大1563リットルまで拡大。その気になれば自転車を積み込めるほどの広さが確保されている。デイリーユースだけでなく、キャンプなどのアウトドアにも本領を発揮する。

※ドライとウェットで数値は異なります。本記事はウェットで比較。

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全長が短くなったとはいえまだまだ存在感のあるサイズ。駐車に際しては大きな車体を操る必要がある。360°パーキングエイドは車外でカメラマンが撮影したような画像をモニタで確認でき、幅の狭い道や窮屈な駐車場で抜群の効果を発揮。この機能のおかげもあり、パーキングについては110と比べても遥かに扱いやすい。



タフな見た目と先進技術はそのままに、実用に十分なスペースと扱いやすさを確保。ある意味「いいとこ取り」なディフェンダーがこの90だ。ディーゼルモデルが追加された110同様、ディフェンダー90の動向からも今後は目が離せない。


ジャガー・ランドローバー/ランドローバーコール
TEL: 0120-18-5568

Photos:Kosuke Ichikawa