日々のせわしなさを忘れられる場所に出かける週末こそ、クルマがいい。効率が問われる時代に、運転するだけの時間はもったいないと思うかもしれない。けれど、次第に景色が風光明媚な自然に変わり、空気が澄んでくるとおのずと心も整ってくる。パーソナルな空間に身を置きながら、贅沢な時間を過ごす5組の大人たちを訪ねた。
VOLVO XC40 / 真船勝博さん(ベーシスト)・純子さん
別荘を所有することは自分だけの贅沢だけれど、近年ではシェア別荘もスマートな二拠点の選択肢の一つ。真船勝博さん、純子さん夫妻は、3年前からSANU 2nd Homeを利用し、複数の拠点にあるSANUの施設で愛犬と週末を過ごしている。SANUにはいくつかのプランがあるが、真船さん夫妻は月額5.5万円〜で、各地の施設に月に最大8泊できるプランに加入している。
「はじめは野尻湖畔に別荘を持つことを考えたこともありましたが、雪も降るし手入れが大変だなと。そんな折にSANUができて、申し込んだところ、抽選で当たったんです。最初は白樺湖 1stに行きました。道がすいていれば都心から2時間半、3時間ほどで行けるところが多いからいいんですよね」(純子さん)
勝博さんは、EGO-WRAPPIN’のベースとして活躍するほか、藤井風や美波、ハナレグミなど人気アーティストのバックも務める。多忙なツアーやレコーディングの合間に、夫婦で時間をつくって愛犬のレインちゃんとSANUに泊まることがつかの間の休息。この日は、紅葉が美しい八ヶ岳連峰のふもとにある「八ヶ岳 2nd」に向かった。
XC40に魅せられ3台目。走りも積載も音響も全部いい
そんな二人が乗っているのは、2024年式のボルボのXC40。コンパクトながら、まとまりのある上品なデザインと、環境や安全性能への配慮が高い評価を得ているベストセラーだ。なんと真船さん夫妻は、XC40を2019年から3台も乗り継いできた。
「最初はガソリン、2代目がPHEV、そして今がマイルドHVです。仕事用にもエレキベースとウッドベース、さらにアンプとエフェクトボードが載って、走りは踏んだぶんリニアに加速してくれて快適。移動中はエンジン音を聴くのが好きですが、ハーマンカードンのオーディオはベースラインもしっかり聞こえるし、嫌な低音がなくて本当にいい。ミュージシャンには新旧を問わずボルボユーザーが多い気がしますね」(勝博さん)
4WDゆえ、冬もスタッドレスを履いてSANUに行ける。替えがきかない、二人のライフスタイルに合った家族のような一台だ。