日々のせわしなさを忘れられる場所に出かける週末こそ、クルマがいい。効率が問われる時代に、運転するだけの時間はもったいないと思うかもしれない。けれど、次第に景色が風光明媚な自然に変わり、空気が澄んでくるとおのずと心も整ってくる。パーソナルな空間に身を置きながら、贅沢な時間を過ごす5組の大人たちを訪ねた。
SUBARU Legacy Outback / 江部寿貴さん(編集者)
パタゴニア創業者も愛用した、ボードも本も積める「仕事道具」
都内からアクアラインを抜けて走ることおおよそ1時間半。週末の千葉県一宮町の海岸には、多くのサーファーの姿がある。
海を愛する編集者の江部寿貴さんは、2025年8月に、一宮海岸から徒歩数分の所にある街のランドマークの一つ、アトランティック コーヒー スタンドの敷地内に、書店「We Want BOOKS」を開いた。
「一宮には、20年以上前からサーフィンをしに来ています。アトランティックさんは2015年のオープン当初から通っていて、そのご縁もあって書店を営むことに。書店は自分だけで編集できるハコという点でも楽しいし、今は一宮に書店がないため、地元の人が本に触れられる場所にもなってほしいなと。週末に不定期で開くから“ゆる本屋”という感じですね」
そんな江部さんの週末生活の傍らには、レガシィ アウトバックが欠かせない。
「パタゴニアの本社を訪ねたときに、創業者のイヴォン・シュイナードが2代目アウトバックに乗っていると知って、そこからスバル好きに。僕のは3代目ですが、やや丸っこい感じがいい。丈夫なボクサーエンジンのフィールもいいですね。洗車はほぼしたことがないけど(笑)、この道具っぽさが好きです」
海の男が千葉・一宮に開いた六畳の週末書店
狭さを感じさせない開放的な空間。椅子に腰掛けて、ゆったりと本を選べる。「基本的には週末の朝8時から14時頃まで営業しています」。詳細はInstagram(@wewantbooks_official)にて。