2026.01.12
最終更新日:2026.01.12

【おしゃれな大人が乗る「Y2Kグルマ」】03|アウディが「A2」で描いたミニマリズムにやっと時代が追いついてきた

デザインを評する言葉に「一周回っていい」というのがある。今、20年前のクルマはまさしくそう見えて、再び評価を得ている。実用性もあって価格もこなれているから、狙わない理由はない。

Audi A2 / 中野嵩大さん(デザイナー)

Audi A2 / 中野嵩大さん(デザイナー)

時を経た今だからこそ光る
A2のミニマルな美しさ

 1999年デビューのアウディ A2は、アルミボディを採用した一代限りの実験的なモデルだ。日本では正規販売がなく、市場に出回る台数もごくわずか。中野さんが所有する5MT仕様のA2は、その最終年となる2005年式にあたる。

「父の知人が手放すと聞いて譲っていただきました。無機質で、機械的で、無駄がない。“バウハウス的”と評されてきた時代のアウディらしさがすごくよくわかるんです。大きさも空間の使い方も、すべてが合理的で気持ちいい」

 時代が一周してきた感覚もあるという。

「最近、’90〜’00年代のデザインが見直されていますよね。海外のルノー・トゥインゴの復活もそうですけど、振り返るとA2もあの頃の空気をまとっていて、今になってより魅力的に見えるんです」

無機質で整ったキャビン

独自のワンモーションシルエットは、見た目以上に空間効率が高く、日常使いでも人も荷物も無理なく収まる。また、無機質で整ったキャビンもA2らしさを象徴する要素。

アウディならではの機能的な美しさが内装の細部にも息づく

エクステリアのアルミの質感と響き合うように、2000年代のアウディならではの機能的な美しさが内装の細部にも息づく。

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