2026.01.11
最終更新日:2026.01.11

【おしゃれな大人が乗る「Y2Kグルマ」】02|流麗かつ、気高い。日本人がデザインしたマセラティ クアトロポルテ

デザインを評する言葉に「一周回っていい」というのがある。今、20年前のクルマはまさしくそう見えて、再び評価を得ている。実用性もあって価格もこなれているから、狙わない理由はない。

Maserati Quattroporte / 中川 司さん(フォトグラファー)

Maserati Quattroporte / 中川 司さん(フォトグラファー)

いい個体を見極められれば
それほど手はかからない

5代目クアトロポルテのデザインは、ピニンファリーナ在籍時代の奥山清行氏によるもの。マルチェロ・ガンディーニが手がけた先代の角張った形から一変、のびやかなスタイリングが話題を呼んだ。中川さんの個体は2005年式で走行2万キロ台、クラッチ交換ずみの好条件。

「マセラティには維持が大変なイメージがありますが、この年代は比較的まとも。内装のタンレザーがいいんです」

Maserati Quattroporte / 中川 司さん(フォトグラファー) 2

走りについて尋ねると、400馬力もあるのに構えずに乗れると即答する。

「アクセルを踏み込んだときののび方が心地よく、特にフェラーリ譲りの4・2L V8エンジンサウンドは格別。手がかからないと言ったら噓ですが、完璧じゃない部分を補って余りある魅力が、このクルマにはあると思いますね」

タンレザーの内装

タンレザーの内装は上質で落ち着きがあり、時を経た今も芳醇な香りに包まれる。「スイッチのベタつきは皆さん悩みますが、補修すれば気になりません」。ダッシュボード中央の時計はマセラティの伝統だ。

4.2LのV8

4.2LのV8は、踏み込んだ瞬間にだけ本性をのぞかせる。そのメリハリこそが、このクルマの魅力だ。

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