2025.05.14
最終更新日:2025.05.14

TESLA Model Y|もう、これでいいのかもしれない【文化系男子は電気自動車の夢を見るか?Vol.36】

TESLA Model Y

TESLA Model Y
航続距離はゆうに600㎞以上に達し、スーパーチャージャーの急速充電なら15分で最大275㎞も走行できる計算に。もう日常使いで困ることはないんじゃないか。スマホのオーナーアプリと連動して使えばさらにノンストレス。東京都の補助金を使えば300万円台前半から手にすることも。¥5,587,000〜/テスラジャパン

アメリカ大統領の側近として、ホワイトハウスで強烈な存在感を放ってきたイーロン・マスク。一方でアレルギー反応を示す人が少なくないのも事実です。果たして“トランプ劇場”がどこまで本気だったのかは不明ですが、ここまで話題が尽きない自動車メーカーはテスラのほかにないでしょう。

肝心のEVはというと、他社の追従を許さず着実な進化を遂げていることを、UOMO読者の皆さんにはお伝えしておかなくてはなりません。

世界で最も売れている「モデルY」がニューモデルになって登場。サイバートラック譲りの未来的なデザインを踏襲して、旧モデルより車重や空力も徹底した別次元の一台に。直線基調のミニマムなデザインにさらに磨きがかかり、フロントにはブランドのロゴさえ排除するほどの徹底ぶり。インテリアは、ついにシフトレバーがモニター操作と一体化してシンプルの境地へ。全体を見て特に印象的だったのは、テールランプがぼんやりと独特な光を放ち、路面を赤く照らすこと。初の拡散反射技術を採⽤して、視認性とデザインを両立しています。

TESLA Model Y 2

そして、日本ではまだ法規制によって制限されていますが、アメリカや中国では、自動運転のベータ版であるFSD(フルセルフドライビング)が始まり話題に。自動運転には今も賛否両論ありますが、事故にはヒューマンエラーによるものが多く含まれているため、法改正を目先に据えて、FSD機能を備えたモデルYをスタンバイさせておきたいものです。テスラはいつも何かしら気になってしまう存在ですね。

基本的な操作は15.4インチディスプレイを介して行う
ウィンカーレバーだけが残るインテリア。シフト操作なども含めて、基本的な操作は15.4インチディスプレイを介して行う。
リアシートには、エアコン操作などが可能な8インチディスプレイを装備
リアシートには、エアコン操作などが可能な8インチディスプレイを装備。
グラスルーフ
今となってはすっかり一般的なグラスルーフだが、テスラは空間の簡素さも相まって、より車内が明るく広々として感じられる。 
神保匠吾

オンラインモーターマガジン「DRIVETHRU®」ディレクター。初代BMW3シリーズのEV化や、移動式充電機《モバイル SS》を考案し、オリジナルキャラ・おあしす教授に扮して普及に奮闘中。「2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー」選考委員。

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