2019.12.27

【藤村岳の美ーシック】あえてレトロにヘアトニック復古の大号令

男性美容研究家の藤村さんが、愛され続ける定番コスメの魅力を徹底解説。月イチで男性美容の真のベーシックを見つけていきます。

【藤村岳の美ーシック】あえてレトロにヘアの画像_1

VITALISM スカルプトニック [ヘアトニック]

2019年5月にリニューアルし、ピロミジロールの配合が20%アップ。スカルプトニック 150㎖ ¥2,600/バイタリズム(バイタリズム TEL:0120-620-680)


ゴルフ場やスーパー銭湯のアメニティによく置いてあるヘアトニックはわれわれの父親世代が愛用していたアイテム。「スキンケアなんてめんどくさい」と言う古風な男たちでさえ、つい風呂上がりに反射的に頭にふりかけてしまう。

カーッとくるある種、暴力的なまでの清涼感はまるでサウナにおける水風呂のようなシビレる体験。ほてった頭を瞬時に冷やしてくれる。

元来、ヘアトニックの役割は清潔にした頭皮に栄養を行き渡らせることだが、ヤミツキになる快感ゆえ男心をつかんで放さない。

どうせ使うなら、爽快感に加えて機能性の高いものを選びたい。このバイタリズムのスカルプトニックは薄毛に悩む人たちからも評判の「ピロミジロール」をキー成分に8種のアミノ酸、アルガンips、18種の植物エキスを贅沢に配合。

また、天然成分「ヒドロキシプロピルキトサン」はヘタり気味な40歳男子の髪にハリコシを与える。保湿もできるのでフケやかゆみにもいい。

毎日、頭皮にスプレーして丁寧に頭皮をもみ込むことで血行がよくなり、毛髪と地肌が健やかに育まれる。実は女性も使えるのでシェアするのもおすすめだ。

なんとも昭和レトロなヘアトニックだが、令和の世に復活させるべき男の美習慣だと思う。


GAKU FUJIMURA
男性美容研究家。All Aboutでメンズコスメガイドを務め、テレビ出演や講演、コンサルタントとして活躍。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』がある。


Photo:Yoshio Kato

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