NG1
普段のはさみで鼻毛カット

朝はなくても、気づくとひょっこり出てくる鼻毛。外出先でふと鏡を見た瞬間、ギョッとすることはないだろうか。そんなときに手元にあるはさみを使って無理やりカットは言語道断。毛先が鋭角になり鼻の中を傷つけてしまうことも。


NG2
奥の耳毛を無理やり抜く

20代の頃はまったく気にしなかったであろう耳毛。しかし年齢を重ねるごとに他人事ではなくなってくるもの。耳の周りや内側から生えてきてしまう耳毛は、数本であっても毛抜きは使わないほうがいい。毛穴が傷つき炎症の原因にもなる。



解説

「ムダ毛は年齢とともに特に気にしてケアしたい部分。鼻毛のケアには、鼻毛カッターを使いましょう。これなら毛先が丸く切れるように設定されているため鼻の中を傷つける心配もなく安心。また、気になるからといって奥までカットするのはNG。そもそも鼻毛は外気の汚れなどの防衛のために必要なものなので、鏡でチェックして出ている部分だけで十分です。朝出る前には必ず確認しましょう。さらにエチケットとして頻繁にチェックしたいのは、耳毛! 特に40歳を超えるとよく出てくるようになります。外側に数本ある場合は抜いてしまうのも許容範囲ですが、耳の中から生えている場合は、耳毛カッターでカットするようにしましょう。」(藤村)

(UOMO11月号掲載)


藤村 岳 GAKU FUJIMURA

1973年東京都生まれ。男性美容研究家。All Aboutにてメンズコスメのガイドも務めるなど、男性美容のパイオニアとして知られ、メンズコスメのコンサルティングにもかかわる。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』(宝島社)など。


Photos:Yoshio Kato
Hair&Make-up:Shutaro[vitamins]
Model:Massimo
Text:Aiko Futamata