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化粧水をたたき込む

一般的に化粧水などの水分はパッティングしてたたき込むというイメージがあるが、実はこれが大きな間違い。たたいてしまうことで、肌には大きな刺激となり、シミやたるみの原因にまでなることもあるのだ。とにかく強い刺激は肌には大敵だと覚えておこう。


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夏も冬も化粧水が同量

夏も冬も化粧水の量が同じというのも間違ったケアの一つ。ついつい毎日の習慣から、一度つけたらそれで終わりという読者も多いのではないだろうか。季節によって外気や肌のコンディションは大きく変わっている。それに合わせて適切な量を見極めたい。



解説

「化粧水は、肌にたたき込むのではなく、包み込むようにハンドプレスして入れ込むのが正解。手の熱で浸透させるようにしましょう。約40%が手に浸透してしまうので化粧品メーカーはコットンの使用を推奨していますが、手で塗布してもOK。もしコットンを使うなら男性用メッシュ地コットンがおすすめです。まずは乾燥しやすいUゾーンから、さらに脂分が多いTゾーンに塗っていくと、バランスよい量で塗れます。また、夏と冬では化粧水の量も変えてください。冬は夏の2倍にしてもいいくらい。季節によって肌のコンディションに大きく差が出ますので、乾燥する時期はたっぷり使いましょう。」(藤村)

(UOMO11月号掲載)


藤村 岳 GAKU FUJIMURA

1973年東京都生まれ。男性美容研究家。All Aboutにてメンズコスメのガイドも務めるなど、男性美容のパイオニアとして知られ、メンズコスメのコンサルティングにもかかわる。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』(宝島社)など。


Photos:Yoshio Kato
Hair&Make-up:Shutaro[vitamins]
Model:Massimo
Text:Aiko Futamata