2023.02.07

【40歳からの男の脱毛】ヒゲ脱毛、その前にやっておくべき「ベロ筋トレーニング」

ヒゲで巧妙に隠されていた老いのサイン。ヒゲ脱毛する場合、今はまだしも、これから先の俺の顔って大丈夫? たるまない? 顔の下半分を支えるベロ筋のトレーニングを今すぐ開始せよ!

【40歳からの男の脱毛】ヒゲ脱毛、その前の画像_1

教えてくれたのは…

石井さとこ先生
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石井さとこ先生
歯科医師、ホワイトホワイト院長、口もと美容スペシャリスト。歯と身体の健康をマルチな視点で提案。『マスクしたまま30秒!! マスク老け撃退顔トレ』(集英社)など著書も多数。

二つの筋肉をマークせよ!

舌骨筋は舌骨のハンモック状の深層筋。
舌骨筋は舌骨のハンモック状の深層筋。日常生活ではあまり使わないインナーマッスルなので、意識して鍛える必要あり。
唇のまわりをぐるりと囲む口輪筋は、動かさなければどんどん衰える。
唇のまわりをぐるりと囲む口輪筋は、動かさなければどんどん衰える。今はマスクで口元の動きが悪いので、特に緩みがち。


顔のたるみを引き起こす“落ちベロ”状態を顔トレで回避

「表情筋の約7割は口まわり、ここでいう“ヒゲゾーン”に集中しています。これらは日常生活において全体の3割程度しか動かせておらず、特に今はマスク生活で口まわりの筋肉がうまく使えず口呼吸になりがち。それによってベロがだらんと下がった“落ちベロ”状態に陥っている人が増えています。そうなると、元ヒゲゾーンの筋肉はさらに緩み、フェイスラインのたるみ、ほうれい線の目立ち、鼻の下の間延びがますます加速! 脱毛によって半永久的にヒゲをなくした場合、これら下半顔に現れる老化現象と一生向き合っていかなければなりません。であれば、ヒゲ脱毛前からベロ筋トレを始めるべき。筋トレといってもごく簡単な習慣です。覚えておきたいのは、舌を支える舌骨筋と、口のまわりを囲む口輪筋。この二つを意識しながらベロ筋トレすると、顔の下半分が鍛えられるだけでなく、顔全体の血行もよくなり、唾液の量も増えて口内環境も整います」


ベロ筋トレ #01

10秒舌回し

10秒舌回し 左回し
10秒舌回し 右回し
ベロ筋を感じてゆっくり大きく 舌の筋肉を根元からしっかり動かすことで、舌骨筋がストレッチされて、かなりきく。口角の裏側を起点に、上の歯茎、反対側の口角、下の前歯を、舌先で触れながらぐるりと10秒くらい時間をかけて回す。左右それぞれ行う。唾液が分泌されるので口臭予防にも。


ベロ筋トレ #02

レロレロエクサ

レロレロエクサ レ
レロレロエクサ ロ
ベロ筋に足りない「R」の刺激 日本語は舌をほとんど動かさなくても発音できる言語なので、どうしてもベロ筋が弱りがち。英語の「R」の発音を意識して、声を出して「Re(レー)」、舌を巻くように引っ込めて「Ro(ロー)」と発声。「Ro」のときは、舌先が上アゴにタッチするように。10回繰り返す。


ベロ筋トレ #03

ぴよぴよぷー体操

ぴよぴよぷー体操 ぴよぴよ
ぴよぴよぷー体操 ぷ〜
よどんだ顔色が一瞬で改善!? 口輪筋をストレッチする体操。頰の内側を吸って、唇を小鳥のくちばしのような形にしてから、「ぴよぴよ」と開け閉め。これがかなり難しい! 10回ほどやったら、今度は大きく深呼吸してから「ぷー」と両頰をふくらませよう。血流がアップして顔色がよくなる!


Photos:Nae. 
Hair&Make-up:Kosuke Hirose 
Model:Takumi Nishimura 
Composition&Text:Sachico Maeno 
Illustration:Ichiraku Studio

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