未来の美容医療に迫る。「再生医療」が注目されている理由【40歳からの男の「美容医療」】 > 40歳からの男の「美容医療」

気づいたら顔に大きなシミが！　写真撮ったら、俺ってこんなに老けてたっけ？　迫りくる老いのサインに怯えるくらいなら、いっそ美容医療に投資したほうがいいんじゃないか！　とは言え、右も左もわからないクリニック事情。信頼のドクターとともに一つ一つ不安を解消して、目指せ、美容医療デビュー！

答えてくれたのは

国立滋賀医科大学医学部卒業後、冨士森形成外科を経て、2005年に自身のクリニックを開院（’20年より現在の名称に）。再生医療の第一人者の一人。眉下切開のパイオニアとしても有名。

ジョイアクリニック京都
京都府京都市中京区烏丸通三条上ル場之町599
CUBEOIKE3階
TEL：075-229-6388
診療時間：10時〜18時
休診日：日・月曜
https://joia-clinic.com/

Q幹細胞治療とは？

薬では不可能だった治療を可能にする新時代の医療

「再生医療とは、身体の細胞を加工・培養し、遺伝子を操作したものを用いる医療です。現在日本における再生医療は1種、2種、3種に分類されています。山中伸弥先生で有名になったiPS細胞のように細胞を人工的に加工したものは1種、培養して増やす場合は2種で、幹細胞の治療は2種に入ります。対して3種は濃縮のみで、当院のPRPF療法は3種です。また培養液から幹細胞を取り出すと上清液（上澄み液）が残るのですが、ここにも美容の可能性があると言われており、エクソソーム治療として注目されています」

Qなぜ美容医療で注目されている？

幹細胞調達のハードルが下がった！

「近年、美容の分野で幹細胞治療が身近になったことの一つに、幹細胞の調達が手軽になったことが挙げられます。以前は、胎盤や臍帯血、骨髄から採取していましたが、皮下組織の下の脂肪細胞にも、間葉性幹細胞という何にでも形を変えられる幹細胞があることが発見され、より簡易に脂肪吸引でも採取できるようになりました。当院のPRPF治療のように血小板から応用する場合もあります」

Qクマ治療の最先端、PRPF治療とは？

傷を治す、人間本来の力を利用。注入すると、そのぶんだけ再生！

「PRPF療法とは、血小板を採取して人間が本来もっている傷を治す免疫反応、創傷治癒を利用する再生医療です。安全に行うには十分な免疫学の理解が必要ですが、注入量と再生される組織の量がほぼ等しく、組織が膨らみ続けたりしこりになることもないため、低リスクです。ダウンタイムも1週間と短く、効果の持続も半永久的。ほうれい線やおでこ、首のシワにも効果がありますが、目の下のクマ・凹みには特によく適応します」

どうなの？

レベル：

メニュー：

きんがく：

いたさ：

ダウンタイム：

目の下が凹んできた

Dr.Joia式PRPF注入法

￥220,000

少し

一週間腫れる

Qエクソソーム治療ってなに？

細胞同士のコミュ力を使って、老化を修復！

「細胞同士はあらゆる“言語”を用いてコミュニケーションをとっており、幹細胞から出るエクソソームもその一つです。そこには細胞修復の情報が入っていて、それが幹細胞培養上清液に豊富に含まれています。美容医療ではエクソソームが肌老化の修復にアプローチすると注目されていますが、他人のエクソソームを使う場合、そこに遺伝子情報が封入されていること、まだ歴史の浅い治療である点などから私自身は全身投与（点滴療法）にはまだ慎重な立場です。ただし、PRPとエクソソームを含んだ幹細胞培養上清のカクテルを直接頭皮に注入する薄毛治療には、手応えを感じています」